第27話 Day13 Eggs?(卵?)

Day13 朝8時半 ちょいすぎ 

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まず 朝 コーヒーを作る

コーヒー入りのカップを片手に ポータブル電源をガレージからだして充電開始

風呂場に行く

生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う

シロ蛇と子コヨーテにエサ

子コヨーテもシロ蛇と同じく角ウサギの肉をハムハムし始める

育ってんなー 毎日一回り大きくなっている

傷をおったコヨーテScarを呼ぶ

そしてScarに巻かれていた包帯を取り 数本の糸を取り始める

そしてキャラマインローションを塗ってから再び包帯


男   :「Hey you heal good(良く治ってるぞ)」


”ぎょうぎょうぎょいん”


喜びを鳴声で表現

後ろ足に結んだベルトも取る


男   :「No Scratching K?(掻いちゃだめだぞ)」


すこしコヨーテ3匹と交流してから

いざ草原へ

コヨーテ3匹も付いてくる


そしてソリを引いて草原にへ

ひたすら南に行き 無残な角ウサギの巣を通り過ぎ

途中で幾つかのタンポポを採取

そして赤い崖に着く

まず シャベルで崖を切り崩し バケツ 一杯に赤い土を入れる

その作業を終わらしてから

ライフルのスコープで崖を見てみるが やはり巣は無い

昨日 鳥を仕留めた場所へ

スコープを見るが相変わらず巣は無い

ただ ここで新兵器!

ドローンを飛ばしてみる


”ぶーーーーん”


タブレットで操作及び ドローンから送られてくる映像を見る


***数分後*** 

高さ100フィート30メートルの所に鳥の巣を発見

そして 卵もある


よし!  よーーーし!!


丁寧に卵をすくっていく

ドローンを傾けて卵が籠へ

それを4回程繰り返す

少し上にもう1つの巣を発見

巣にはひな鳥が2匹と卵3つ

卵を丁寧に掬い

ドローンを自分の場所へ


”わんわんわん”

”ぎょあ”


Scarが角ウサギの首を噛んでいる

数日前より更に 一回り大きくなっているコヨーテ達

動きもその分 早くなっている

喜々としてScarが角ウサギを加えてくる


男   :「Good Job(良くやった)」


そういって頭を撫でてから


男   :「In the name of Samson(サムソンの名において)」


まだ動いている角ウサギに止めを刺す

角ウサギの目から光が消える


腕と足の爪を折り

ナイフを首に入れ慣れた手つきで毛皮をはぎ取る

そして腹からナイフを入れ内臓を取り出す

色的には大丈夫だが。。。真ん中と毒袋だけその場に足で穴を掘り埋める

そしてまずScarに残りの内臓と肉を

残りの二匹に少し小さ目の肉をあげる

残りの肉は血抜き用に健をきってからソリへ


タブレット操作でドローンを手元に戻す


そして卵

ドローンの網から取り出すと


”ワンワンワンワンワン”


猛烈にコヨーテ達が欲しそうにしている


男   :「No! These are Mine(これは俺のだ)」


しばらくねだるが卵をくれないハンター


***数分後***

コヨーテ達は 少し不貞腐れたように

でも また ドローンを飛ばすパックリーダーである男を眺めている

暫くして意外と巣がある事が分かる

一度に全部取りつくして次が取れなくなっても仕方がない

かといって取れる時に取らないで後悔しても仕方がない

なんだかんだで20個の卵をとる

ただ なぜか コヨーテ達が卵を欲しがっているのが分からないのだが


帰り道

タンポポをいくつか採って 夕飯を楽しみにするハンター

ソリを引きづって家へ


まず 角ウサギの肉を冷凍庫へ

そしたら にゅる っとシロ蛇が来る

自分から堂々と男の前に姿をだすのは珍しい

ただシロ蛇は男ではなく じっと網を見ている


男   :「You wanna eat some eggs?(卵 食べたいのか?)」


そう言って男が卵を取り出す

そしたらシロ蛇がチロっと舌を出す


”わんわんわんわん”


コヨーテ達も欲しがっている

2つ程 あげようと思い もう1つを取り出すと


シロ蛇は舌を出さない

コヨーテ達も反応しない


何だ? 欲しがる卵と欲しがらない卵がある

腐っている卵か? いや 変な匂いはしない

とりあえず 欲しがっている卵をシロ蛇へ

そしたらその場であんぐり顎を外し大きく飲み込んでいく

ただ奇妙なのは卵を飲み込んでも卵が潰れていない

いや 殻は割れているんだろうが。。。

コヨーテ達の叫び声から

コヨーテ達が鳴くのが蛇にあげたのをいれ15個

鳴かないのが5個

シロ蛇にもう1個あげてから

残りの13個の内2個づつをコヨーテにあげる

そして卵をもらったコヨーテ達が嬉しそうにその場で卵を頬張る


男   :「Wadda? (おいおい)」


それは男が想像していた光景と違った

コヨーテの口から黒い物

違うコヨーテの口からは白い物が見える

そしてバリバリそれを嬉しそうに美味しそうに噛んでいる


男   :「。。。。。。。。。。。。」


試しに鳴かなかった方と鳴いた方の卵を1つづつ取って

鍋にお湯を入れ 電気ストーブを使い 茹で卵にしてみる


***15分後***

ゆで卵が2つ出来あがる

鳴いてなかった方 普通のゆで卵で塩をふって美味しく食べる

久しぶりの卵 美味しい!

ただ問題はコヨーテ達が鳴いていた方

割ってみると


男   :「You gotta be kiddng me (冗談だろ?)」


それは小さいエイリアンみたいな物


テレビから得た知識があった為それが何かすぐに理解する

バロット、ホビロン、マオタン(毛蛋)スータイタン(死胎蛋)

国や地方により呼び方が変わるが 美味しく滋養強壮として食べられている

鶏ではなくアヒルの卵でも頂いている

それは孵化寸前の卵

匂いは別に問題ない

煮ているから多分たべられるはずだ。。。

ビジュアルが問題だ!


そして色々突っついてみると

首の部分が カクッと動いて顔が見え

茹でられた孵化前のひな鳥の目と男の目が合ってしまう


男   :「。。。。。。。。。。。。。。」


無理して食べる必要はない

コヨーテにあげれば問題ない


ただ 以前 テレビで

孵化前でも卵よりと雛よりで別れており

卵よりの場合はスプーンで掬って食べる

雛よりの場合は毛や羽は吐き出すもののかぶり付いて食べる

というもの


男   :「。。。。。。。。。。。。。。」


祈りの言葉は無し

ただ手で十字を切ってから齧り付く


男   :「。。。。。。。。。。。。。。」

男   :「!!!!!!!!!!!」


これチキンスープだ!

天然のチキンスープだ!

肉もちゃんとある あと 骨と嘴の部分はクラッカーだ

普通に美味しい

ただ レモンかライムをかければ更に美味しくなりそうだ

あと6個残っている

折角だしもう1個食べたい。。。。できれば今度は白い方

自分 蛇 コヨーテ3匹

2:1:1:1:1で分けるか

そんな事を考えながら夕飯の準備もする

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