第28話 Day14 Brunch(ブランチ)

Day14 朝8時半 ちょいすぎ 

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まず 朝 コーヒーを作る

コーヒー入りのカップを片手に ポータブル電源をガレージからだして充電開始

風呂場に行く

生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う

シロ蛇とコヨーテにエサ

コヨーテもシロ蛇と同じく角ウサギの肉をハムハムし始める

育ってんなー 毎日一回り大きくなっている

そしてScarにまかれていた包帯を取り、残りの糸を取り始める

そしてキャラマインローションを塗ってから再び包帯。。。は必要ないな


男   :「Hey, you heal all! Good boy(完治したぞ いい子だ)」


”ぎょうぎょうぎょいん”


喜びを鳴声で表現


さてと ここからが本番だ!

ボウルに昨日の普通の卵を3つ

そして地下室から小麦粉

水を混ぜ合わせる

そのバッター液に鶏肉と角ウサギの肉をくぐらせ

フライパンにオイルを入れ

フライパンがまで待つ

おもむろに揚げ焼きをし始める


”じゅーーー ぐつぐつぐつ ばちばち”


いい音だ!

心が洗われる!

いい朝だ。。。少し雲が多いな?

一度揚げた物を少し休ませてから二度揚げ焼き

そして残ったバッター液に

今は使っていない冷蔵庫の中からベーキングソーダを少し入れ

粉ミルクと水を足して混ぜ混ぜ

それをフライパンに入れていく

パンケーキを作る

メープルシロップはまだ残っている

ハチミツも残っている

今日はメープルだ!!

バターはあまり使ってなかったので残っている

コーヒーをもう1杯作ってから

食事として食べたいためリビングのテーブルに並べる


バターを乗せたメープルシロップがフンダンにかけられたパンケーキ

粉ミルク入りのコーヒー

そして鳥と角ウサギのフライ

フライは塩コショウを少しかけてある


男   :「Thank you for this meal(この食事に感謝します)

      In the name of Jesus, Able, Samson

      (イエス アベル サムソンの名において)」


まずアツアツの鳥のフライにかぶり付く

異世界に来てからの初めてのフライドチキン

油分がにじみ出て そこに鳥の肉汁が加わったものが

男の口の中を充満させる

凄く美味しい訳ではない

が 凄く感動して にこやかな男がいる


次に口の中が塩味で充満している所に

メープルシロップをフンダンに吸ったパンケーキ 少量のバター

甘さが凄くいい 心地いい

充分にんで味わってから甘さをコーヒーでリセットする


野菜やフルーツが全くないのが難点だが

それでも 素晴らしいブランチだ!!!

ドライフルーツはまだ残ってるが


いや いい

無理して足す必要はない


身体が、心が、魂が、このブランチを喜んで受け入れている

普段より倍の時間をかけて

コーヒーもすする様に飲みながら

ゆっくり ゆっくり 一口一口を噛みしめながら味わっていく

そして鳥の皮の部分


ああーーー  これだこれ  あーーー


それは鳥のフライのハイライト

ビールが飲みたい 

飲んでしまうか?

その衝動を甘いパンケーキを口に入れ抑える


パンケーキは全てたいらげた

コーヒーも全て飲み終わった

フライは少し残っている

脂身の少ないウサギのフライ これは後で食べよう


そしてガレージに行くとコヨーテ3匹が庭から帰ってくる

ん? なんかあるのかな?

そしたら ”ぽつっ ぽつっ” と少し大粒の雨が数滴


男   :「。。。。。。。。。。。。。」


急いで庭のスモークした場所のラックとソーラーパネルを

ガレージの中へ


***数分後***

”ぽつっ ぽつっ” が

”ぽつぽつ” に


***数分後***

”ぽつぽつ” が

”ざーーー” へ


***数分後***

男   :「Wow It's raining cats and dogs(うわ 土砂降りだ)」


この世界で最初の雨

それは凄い土砂降りだ


コヨーテ達はガレージで走り回っている


***午後***

この様子だと明日も降り続けているだろう

コヨーテ達は明日もガレージにいるのか。。。。。

だとしたら ちょっと匂いきついかもな

男は乾いたタオル、濡れたタオル、そしてブラシを用意する


男   :「Scar! You First(スカー お前からだ)」


最初にこいつを選んだのは抱え慣れている為

傷口を持ったコヨーテを抱え ブラシをしていく

そして濡れたタオル


”ごそごそ うーー ごそごそ”


抱えから逃げようとするが押さえつける

あと1回りか2回り大きかったら逃げられたであろうが まだ大丈夫

そして乾いたタオル、ブラシ、濡れたタオル ブラシ

最後に足を濡れたタオル、乾いたタオルで丁寧に拭いていく

頭をわしゃわしゃ撫でて 濡れたタオルを洗いに行く


男   :「OK Your turn next(次は お前だ)」


次に指名されたコヨーテ

仲間が何をされたかを見て 少し警戒するが パックリーダーの命令

最終的には男に抱えられる事に


濡れたタオルの時は嫌そうにブラシと乾いたタオルの時は嬉しそうに

そのころころ変わる表情を見ながら男は丁寧にタオルで拭いていく

終わって顔をわしゃわしゃされた後

コヨーテは ぶるぶるっ と震え 体の水滴を振り払う


再びタオルを洗いながら水で濡らし ガレージに積んである乾いたタオルをとって


男   :「You Know the Drill(何かは分かってるだろ)」


3匹目を洗い始める

こいつも相変わらずコロコロ表情変わるな

濡れたタオルで拭かれ 始めは抱えから抜けようとしていたが 

いざブラシが始まると凄く気持ちよさそうにしてる


男   :「OK You guys done(はい 終了)

      I got you a treat(お菓子をあげよう)」


そう言って電気の通っていない冷蔵庫に入れてあった当たりの卵をとりだす


男   :「Snake! Yo Snake(蛇!おーい 蛇)」


男の声を理解したかどうかは分からないがシロ蛇がガレージにニュルっと顔を出す

まずはシロ蛇に卵を渡す

美味しそうに飲み込んでいく

それをじっとコヨーテ3匹が眺めている


男 シロ蛇 コヨーテ

この序列は必ず守らなければならない!

さもないとコヨーテがシロ蛇を殺しかねないからだ!!


シロ蛇が卵を飲み込み終わってスルスルどっかへいってから

卵3つを取り出しコヨーテの前へ

そして


男   :「WAIT! (待て!)」


男の掛け声にビクッとする

そしてすぐ前にあるご褒美を食べたい衝動を無理矢理コヨーテが止める

パックリーダーの命令は絶対である


***数秒後***

男が両手で齧り付く動作をしながら 


男   :「Go ahead (いいぞ)」


そして美味しそうにに 


”バリバリ ぐちゃぐちゃ わちゃわちゃ”

”ざーーーーーーー” という大雨の音の中

コヨーテ達は美味しそうに卵を頬張るのであった

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