第6話 T-2(2日前)
Polor Votex 「極渦」の大寒波 2日前
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朝起きて コーヒーを飲みながら窓から外を眺めるが凄く肌寒い
洗濯をして 畑を見ているが 土と根っこ あれ 全滅だろうな――
インターネットテレビで天気予報を見ているが
明後日からとてつもなく寒くなる。。。らしい
相変わらずその実感はないが 外はとてつもなく寒い
食べ物と燃料は充分
ボトルの水と あと電池買っておくか
ネット注文しようとしたが届くのが来週
<<寒波の為 送付が送れています>>
とポップアップが出ている
男 :「。。。。。。。。。。。。」
凄く必要な訳ではないが 念のため買いに行くか
て事で ハードウェアストアへ
スーパーより少し物が高いが それ以外の物も見たかった
グリル用のチャーコール
ブータンガスとそれを使うガスコンロ
電池、ライター、 あとボータブル電源用の太陽パネル
ポータブル電源と太陽パネルは なんだかんだで数個 家にある
ハンティングに行くときの為 ちょくちょく新型が出た場合とか買っていた
また停電が起きた時
ジェネレーターを使わないでも いくつかの電気製品が使えるからだ
ポータブル電源の最新型は1200$でお高い
ただ ソーラーパネルはセールになっている
それでも少し高いがそれを購入
ソーラーパネルはつなぎ合わせて充電につかえるし
電気スモーカーが200$でセールになっているが これ場所をとる
あとは電球と蛍光灯がセールになっている
直ぐ必要になる訳ではないが 買っておく
こんなものかな
男 :「。。。。。。。。。。。。」
そのまま家に帰らずスーパーへ
ベイビーバックリブがうまかったので今日も購入
二日連続の贅沢だ! 偶にはいいだろう
***午後***
少しパズルをやってから 気が付いたら夕方
買ってきたベイビーバックリブをビールで流し込みながら
スポーツをインターネットTVでみる
そしてシャワーを浴びてから
寝ようとしたのだが
”ダダダダダダダダダダ”
またか。。。
ガレージから懐中電灯を取ってきて
仕方がないので屋根裏用の階段を引きずり下ろし
屋根裏がどうなってるか見ようとしたら
”ダダダダダダダダダダ”
”ぎょあ”
男 :「?????」
階段を上り 音がした方をみたら
それはそこにいた
白い大きな蛇 目は赤い
それがイタチがなにかの動物の首を噛んでいる
蛇
それは西洋に信仰では忌み嫌われるもの
蛇を信用してはならない
それは子供の頃から教わっている事である
ただ東洋では信仰の対象となっているのも事実である
それはネズミを追い払い 米を守ってくれる聖なる動物としてだ
東洋の知識はあるが それでも西洋の考え方に比重がある為
本来なら追い出したいのだが
何故なら その白い体を見て美しいと思ってしまったからだ
そしてそれは危険だと判断する
しかし
数日間 男を悩ませていた問題を解決してくれた
それは事実である
そしてこっちがじっと見ているのを普通に目を切らないで見つめ返してくる
ハンターの経験から目を切らないっていうのは凄く大きい
蛇を受け入れる訳にはいかない
でも追い出すのも違うと思う
言葉は通じないだろうが男はシロ蛇に話しかける
男 :「ポーラーボーテックスがやってくるらしい
今よりも遥かに外は寒くなる
もし外に出たら死んでしまうであろう
だからそれが終わるまではこの家に居てもいいが
それが終わったら自然に帰るんだな」
これが男の取った妥協案であった
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