第7話 T-1(1日前)
Polar Vortex 「極渦」の大寒波 1日前
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Porlar Vortexが明日来るらしい
朝起きて コーヒーを飲みながら窓から外を眺めるが凄く肌寒い
ヒーターを強める
それでも窓の近くが冷たい
ブラインドの上からカーテンを閉め、電気ストーブをだして 窓際でOnにする
これマジでヤバいかも
そう思っていても心のどこかでは まー大丈夫であろうと盲信していた
庭を歩いて畑を見てみるが
これはトマトとトウモロコシとジャガイモ 死んだか――
井戸を見てみると水の上の方が凍っているが問題ない
井戸の下にはパイプが入っており それが家に伝わっている
家の水は出しっぱなしにしている
それは水が凍ってパイプにダメージが行かないようにする為だ
余りの寒さに家の中に戻りゆっくりコーヒーを飲む
まー大丈夫だろう
1日中パズルの続きをして酒を飲んでからベッドへ
***4時間後***
男 :「ゴフゴフゴフッ」
夜 喉が痛くて目が覚める
急激な温度低下でヒーターが間に合わず喉がやられるパターンだ
キッチンに行って軽く うがいをしてから
ペーパータオルに痰を吐き出す
黄色に緑色の粒がでている
黄色は肺炎やインフルで遣られた場合
そしてそれがひどくなると緑のぽつぽつが痰にでてくる
これ 喉がやられたなー
紅茶を作ってうがいをする
そして薬棚に行き、Flu用の薬、ビタミン剤、あと咳用のシロップを取り出す
缶ジュースで薬とビタミン剤を飲み、シロップを水で薄めてから口に含み、それを缶ジュースで流し込む
そしてヒーターを強めてからベッドへ戻ったのだが
余りの寒さになかなか眠れない
靴下を履いて、フトンの上にシーツをやる
たった1枚の薄い布、でもこれだけで熱が逃げなくなる
***2時間後***
寝不足だがいつものように起きる
そしてコーヒーを飲んでドアを開けたのだが
肌が急に急縮したかのように痛い
寒いとかを通り越して痛い
即ドアを閉めるが
本の数秒の温度差で窓のブラインドの端がパラパラ落ちる
急いでポータブルヒーターをドアと窓の近くに持ってきて着ける
これで良しと思ったら
”パチン”
ブレーカーが落ちる
急いでブレーカーボックスへ行って
”ガチャン”
電気の延長ケーブルをガレージから持ってくる
窓とドアのポータブルヒーターは電源元を別に変える
これでブレーカーは問題ないはず
そして家の中のヒーターと窓とドアのポータブルヒーターで対応
3つ目のガレージにあるポータブルヒーターは
ブレーカーが落ちるのかもなので今は使わないように
まー 3日間だけ耐えればいいのであろう
家の外に出ない
こういう日もあってもいいだろう
午前中 コーヒーを飲み
ゆっくりと昼食を作ってそれをネットラジオを聞きながらゆっくりと食べ
パズルをやっていたのだが
***5時間後***
午後5時ちょいすぎ
”ごとごとごとごと”
なんか音がする
***数分後***
”ガガガガガガ ガコガコガコガコガコガコガコガコ”
窓から外を見てみると
ゴルフボールぐらいの大きさの氷が幾つも
これ大丈夫か?
そう思っていたら急にネットラジオが止まる
モデムを見ると本来なら 白青青白のはずが 緑無無無で点滅している
ケーブルどっかで切れたのか?
と思っていたら
”プツン”
家の電気全てが消える
停電だ!
。。。。。。マジか!!
急いでランタン型の階中電灯をつけて地下室へ
ブレーカーボックスの横のスイッチを電気屋から
ジェネレーターにガチャンと切り替える
そしてガソリンを入れてジェネレーターをオンに
”グゥオングゥオングゥオン グ
ごーーーーーーーー”
それと同時に家の電気がついた
電気屋と違いジェネレーターの電気は限りがある
少しでも長く使うようにする為
必要ない部屋の電気を消して代わりに停電用の蝋燭をともす
兎に角 電気はヒーターとポータブルヒーター あと水道用に必要
水道は蛇口のある部屋で あえて出しっぱなしにしている
これは途中で凍ってパイプにダメージがいったら困るから
ボイラーもガスではなく電気使用の為
シャワーを浴びる時はドアの近くのポータブルヒーターを落とさないといけない
雹の降る音、ジェネレーターの音、セントラルヒーターの音 まーうるさい煩い
でもこの煩さがマイナス60度の寒波の中で
ゆったりできる生活を支えてくれているので仕方がない
スマホのホットスポットで暫くネットを見てたがスマホの電池の減りが速い
地下室から普通のラジオを持ってくる
えーと電池あったかなーー 数日前 買ったはずだ
電池を入れてラジオを聞いている
音楽が流れてくるが
途中で
”ぴーーー ぴーーーー ぴーーーー ぽーーーーーーーー”
ラジオ :「現在テネシー州全域で
危険ですので外に出ないでください
現在テネシー州全域で
危険ですので外に出ないでください」
”ぴーーー ぴーーーー ぴーーーー ぽーーーーーーーー”
そして再び♪がなりだす
出ないで下さい っていったって出れるわけねーだろ!!
これ本当に死人が出るレベルだ!!
そしれラジオを聞いてからお酒を飲んでシャワーを浴びてベッドへ
***翌朝***
雹は止んでいるがラジオによるとテネシー州のみでなく
全米のほとんどが停電
またネットも大半の場所で落ちているらしい
スマホをポータブル電源につなげて
ネットラジオと天気、停電情報、ネットが落ちている情報などを見るが
これは寒波が終わるまで直らないだろうなーー
まーでも後2日のみだし その後 電気とネットの復旧作業であろう
ゆっくりコーヒーを飲んで お昼ごはん前にアイスでも食べるかってことで
ガレージの大型冷凍庫からアイスでも持ってきて食べようかと思ったら
それはそこにいた
あの白い蛇だ
まー 屋根裏寒いし 外は出た瞬間 死んでしまうし
男 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
ドアの所のポータブルヒーターをガレージに持ってきてONにする
これで こいつは大丈夫かな
ついでに拳銃の弾の作成の作業
意外と集中 出来んな――
***3時間後***
少し早めの夕飯
まー 後1日耐えればいいだけだろうし
そしてお酒をチビチビやりながらナッツを食べ
ゆっくりとラジオを聞いていたら いつの間にか寝落ちしていた
***6時間後***
夜中に起きて 背中が痛くなっているのでベッドでちゃんと寝るか?
その前に水を 一杯
そして水を飲んでからベッドへ向かうのだったが
この時 男は気づいていなかった
ラジオの♪が止まっていて ざーーーーーという音しかしていない事に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます