何を間違って戦乙女は僕を好きになったの?。

猫野 尻尾

第1話:そこは大草原のど真ん中。

異世界ファンタジーですけど、転生ものあまり得意じゃないんですけどバトル表現

も下手だし・・・どうなるんだろ?

とりあえず第1話お試し投稿してみました。

この続きがあるかどうかはその日の僕のモチベーションにかかってるんだろうな。



僕は某、高校に通ってる男子。


高原 圭太たかはら けいた」17歳。


勉強も運動もそこそこ・・・性格はポジティブなのだけが取り柄か。

恋愛に関しては、運がない僕。

好きな子ができて、付き合ってもうまくいかない・・・原因は僕にあるのかな。

僕には彼女をつなぎとめるだけの魅力がないのかな。

女の子はみんな僕の前から去っていくって僕はそんな運命なのかも。

まあ、ビジュアルは悪くはないって思うんだけど、なにがいけないんだろ・・・。


そんな訳だからたぶん、そのまま人間界にいたら惨めな青春時代を終えていた

かもしれない。


そんなある日のこと・・・。

僕は学校の帰り歩道を歩いていていきなり突っ込んできた車に跳ねられた。

事故なんてあっと言う間。

跳ねられた勢いで記憶が飛んで、ふと気がつくと見たことのないような場所に

来ていた。


周りを見ると、そこは緑一面どこまでも続く大草原。

で、僕の頭の上を光の玉が一度に何個も飛リ過ぎていった。


なにが起きてるんだろう?・・・ここはどこだ?

草原の向こうが見たくて僕は頭をひっこり上げたら、僕の後ろから僕の頭をグイッ

と押さえた誰がいた。


「頭を吹っ飛ばされたくなかったら頭を下げてたほうがいいわよ」


そう言われて後ろを見たら、メタリックな鎧を纏っためちゃカッコいいお姉様。

背中に剣なんか背負っていて金髪の長い髪が風になびいてそれはもうたまらなく

美しくて颯爽さっそうとしていた。


「あ、ありがとうございます」

「すいません・・・ここどこでしょう?」


「あなた、この大草原がどこかも知らないでここにいるの?・・・信じられない」


「僕はここの人間じゃありません、だから何も分からないんです」


「ここの人間じゃないって?そんなことある?」

「しょうがないわね・・・話はあと・・・ここにいたら消えて無くなっちゃうから」

「あなたの命がね・・・そんな無防備な格好で、ほんと信じられない」


その時だった。

僕とカッコ綺麗なお姉様めがけてさっきの光の玉が飛んできた。


僕は思わず、お姉様をかばって条件反射的に手を広げた。

ほんとなら僕はその光の玉が当たってまじであの世に行ってたんだろう。

ところが光の玉は僕の前で弾け飛んで別の方向へ飛んで行って砕け散った。


「あなた・・・バリアが貼れるの?・・・魔法が使えるの?」


「知りません・・・危ないって一瞬思って、あなたをかばおうとしただけです」


「なに言ってるの、あなた自らバリアを張って敵が放ったデスボールを防いだ

のよ」


「ですぼーる??」


なにがあって、どうなったんだろう・・・僕は魔法なんかつかえないはずなのに。

なにかが変わったんだ・・・僕の身になにかが起こったんだ。


ここは?・・・なんだ僕はこの見たこともない世界に生まれ変わったのか?

そうか・・・僕は事故に遭って死ぬと同時にこの世界に転生したんだ。


「とにかく一旦引くわよ」

「私についてきて・・・離れないようにね」


「あなたは?あなたは誰ですか?」


「私はノルンのワルキューレ・・・名前は「リンデベルグ・ファウナ」


「ワルキューレだって?・・・・知ってる・・・ワルキューレが出てくるゲーム

やったことがあるから・・・」

「なに?僕はゲームの中にいるのか?」


僕は現実に・・・いやこの世界で、実際にワルキューレに会えるなんて思っても

みなかった。

戦乙女になんて・・・・


つづく。



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何を間違って戦乙女は僕を好きになったの?。 猫野 尻尾 @amanotenshi

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