あとがき

 この作品は私が高校の頃の話をフィクションを交え書いたものです。


 私は現時点で、高校を卒業してからかなりの年が経ちました。中学では運動部に所属し、一方高校では文化部に入りました。もしもまた一から高校生になるとしたら、新しく部活を作っているかもしれません。なぜなら、高校三年生の卒業時に「けいおん!」とい軽音部を題材としたアニメを見ており、こういう学生時代も悪くないなと憧れを抱いたからです。


 作品中にもある通り、私はどのような部活に入るのも自由だと思いますし、理由や目標は必ずしも必要ではないと思います。入りたい部に入った後、やりがいが見つかるはずです。もしどの部活に入りたいか迷ったときは素直に自分の心に聞いてみるのもありです。それでも分からなければ、若いときにしかできない方を選んでください。ちなみに、将棋は大人になっていくらでもやれます。


 ここで将棋部に入るメリットについて紹介します。まず活動日数が運動部よりも少なく、基本的にゆるいです。私が聞いたことある話ですが、「お腹が痛くなる予定なので今日は休みます」と言って部活を休んだ方がいたそうです。また、将棋ばかりして飽きるので雑談をしたり、時にはゲームをして時間を潰すところもあるらしいです。もちろん学校にもよりますが。そしてなんと言っても大会の際に持ち物が少ないことです。暇な時間があるため勉強道具や小説を持っていく方も多々います。私の知り合いで弓道部に入部した方がおりましたが、遠征の際に弓を背負い、弓道着や袴を着て地下鉄に乗る方がおり、大変そうでした。しかし将棋部は制服を着て普段学校に行くのと変わりありません。


 そして小ネタになりますが、大会では段位を持つ方も出場します。対戦するとかなりの強敵となり、強者達が集まるA級のみの出場となります。また引退後にアマチュアの方たちが参加する大会もあり、そこで高校のOBの方が出場していたりもします。参加賞がもらえる場合もあり、引退後も楽しめます。


 部活動は自分の年齢の二歳前後以内の方たちと共に活動します。社会人になるとこのような機会はほぼないです。まだ学生の方や既に社会人の方もそれぞれ貴重な時間であることには変わりありません。


 最後になりますが、学生時代には様々な経験があるものです。しかし、それは人生のほんの一部に過ぎません。私もまだ昔話を語るほど年を食ってはいません。ですから、学生時代の話はこれで終わりにしたいと思います。皆さんも過去の栄光に縋るのではなく、目の前のことに集中し、今を大切に生きてください。

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将棋部、最後の一手に賭ける! にゃーQ @inkyasennin

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