第3話 サキュバス
次はサキュバス夢風俗を始めることにした。
サキュバスはコウモリのような魔物。
攻撃相手に幻覚を見せ、誘惑してから攻撃するのだ。
その特性を利用したサービスを思いついた。
顧客に適した、理想のプレイを幻覚で見せるのだ。
俺は例のごとく、1万グラナで勧誘した。
サキュバスが答える。
「いいわね。
私たちの幻覚はきっと役に立つわ。
私はリリス。」
サキュバスと言えば、エロ。
これは了承されて当然だろう。
サキュバスにできる仕事なんてこれくらいしかないだろうし・・・。
さて、俺はリリスを連れて実技面接を始めた。
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まずは、どんなプレイをご所望かアンケート調査をしなければならない。
俺は簡単なアンケートを作成した。
プレイ:SM
嬢の性別:女
嬢の服装:ポリス
道具:ムチ
場所:拷問室
まあ、アンケートはこんな感じだろう。
ちなみに、嬢の見た目はよくあるエロいサキュバスの見た目だ。
露出度高めで暗い印象の服に、巨乳、頭に2本のツノ。
この見た目は幻覚では変えられず、固定である。
さて、いざプレイ開始だ。
俺はリリスの幻惑にかかり、まわりが拷問場に変わって見える。
リリスはドエロ警官コスチュームだ。
リリスが口を開く。
「誰だよ、こんな変態なアンケート出したやつは!
そこのジジイか!ああ!?」
ドSなサキュバス警官だ。たまらない。
「は、はい。それがしでございますぅ。
警官どの。」
思わず、俺はドMのオタクみたいな口調になる。
「なんだ、そのきっしょいしゃべり方はよお!
そんなにこのムチで叩かれたいのかい?」
「は、はいいいい、叩かれたいです!」
「は? お前豚だろ?
豚は豚らしく、ぶひぶひ言ってろ!」
バシッバシッ!!!
「ぶ、ぶひいいい!
嬉しいでぶひいいいいい!」
俺はムチでたたかれ、喜びを叫んだ。
「おらあ!自分で服脱げやあああ!」
「ぶ、ぶひいいいいい!」
俺は急いで素っ裸になる。
「なんてみすぼらしい身体してんだよ、みっともねえ!
豚ならもう少し肥えろ!」
「すいません、ぶひいいいい!」
たしかに、腹筋はないし、ちょっとみすぼらしい。
SMプレイとはいえ、ちょっと傷ついた・・・。
「なにおったててんだよ!立てていいって私が許可出したか!?
出してねえよなあ!?」
「はい、すみませんぶひいい!
リリス様があまりにも魅力的で、つい///」
立つのも無理はない。
だってどちゃくそにエロいんだもん。
すると。
バシッバシッ!!!
「い、いってーーー!」
俺の股間にムチが飛んできた。
「ちょ、ちょっとリリス!
お客さんの股間にムチはさすがにダメだぞ!」
俺はあまりの激痛に幻惑が解け、真面目に注意する。
しかし、リリスはSMプレイに夢中。
「はあ!? お前豚だろ?
豚は豚らしく私の言うことを聞け!」
バシッ!!!
「リリス!せめて幻惑をもう一回かけて!
でなきゃ、ただ痛いだけだよう・・・。」
すると、リリスはもう一度俺に幻惑をかけた。
「まあ、ムチばっかでもあれだしな。
そろそろアメでもやるよ。」
リリスがアメをくれるらしい。
「じゃ、じゃあ、俺の棒をしごいてください!」
すると、リリスはスライムローションを手に取り、俺の棒に塗りたくる。
ちなみに、スライムローションはスライムマウスピースのついでに発売を開始したもので、これも爆売れしている。
そして、高速でしごく!
幻惑による快楽と、スライムローションによるヌルヌルの感触。
さらに、あんなドSの警官が俺にご奉仕してくれているという背徳感。
なんだか、あまりの快楽に、頭がボーっとしてくる。
俺は複数の快楽により、一瞬でフィニッシュ。
ビクビクっ!!!
痙攣が止まらない。
「こ、これはすごいぞ、リリス。
君は間違いなく、合格だ!」
俺はリリスに合格を出した。
ああ、風俗店経営者って、ほんと最高の天職だ・・・。
あのとき死んで転生してよかったあ。
こうして、サキュバスの夢風俗は経営を開始した。
あまりの大盛況に、サキュバスたちは大忙し。
そして、あまりにも世の男性をトリコにしすぎて、少子化の原因になるのでは!?と取りざたされている。
そのうち法規制によって夢風俗が廃止。なんてことがないか不安ではあるが、今のところは問題ないだろう。
さて、それからしばらく経営を続けると、俺はいつのまにか借金を返済し終わっていた。
これからは借金を考えずに経営を進められる。
つまり、今後の利益を次なる投資に回すことができる。
次は何か大きなことをしてみよう。
そうだ、アダルトビデオの制作なんてどうだろう。
うちの嬢たちが女優として出演するんだ。
で、売り上げの一部をその女優に還元する。
よし、次回はこれをやってみようじゃないか。
そうして、次回の計画を立てるのであった。
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