秘めの章
画心
えっ。それってつまり……俺って安上がりと思われてる。
何だよそれ、すっごいむかつく。愉しいひとときがぜんぶ台無し。
一応
「プププ、お二方。何をなさっていますの。ちょっと自慢話になっちゃうのですが、聞いてくださいませんか」
なんだ
「フフン。姐さまと違って、あたくしの養蚕機織りなど、ほぼほぼ道楽でしたのに。近頃は
それってどういう事だろう。謹慎中に暇過ぎて上達したのかな。
「いっけない。これからまた呼ばれていますのに。それではお二方、ごめん遊ばせ~」
行き先は分かるし、勝手について行ってみよう。
「
はいはい、とっても嬉しそう。この前は怒られるのが分かりきってたから俺を誘ったんでしょ。一人で会いに行くのが怖くて。いざとなったら俺を盾にする気満々で。
でもね、俺だって。
「ありがとう
よっしゃ来たな。俺はその場に乱入し、
「画なら私に任せてください。なるべく要望どおり描いて見せます」
「出来るなら任せても構わないが、誰が
「いいえ、断じて違います。ヨヨヨ」
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