第11話 輪廻転生の謎

■調査の成果


ハジメは「輪廻転生の謎」という書物を見つけ、大きな一歩を踏み出す。


・友人とのシェア


放課後、ハジメは遠藤とサエコに図書館での発見を話す。


ハジメ:大発見だ!!


ハジメ:遠藤、サエコ聞いてくれ!


ハジメ:夢とデジャヴは輪廻転生の一部なんだって!


ハジメは興奮気味に話す。


遠藤:何言ってんだ?お前…


遠藤:そんなことが本当にあるのか?


ハジメ:あったから言ってんだよ!遠藤


ハジメ:輪廻転生はこの世に存在するんだ!


サエコ:なるほどね…でも…


サエコ:それがハジメ君の体験にぴったり合っているなら…


サエコ:無視できないわね!


サエコが真剣に応じる。


ハジメ:そうなんだよ、さすがサエコ!


ハジメ:やっぱり輪廻転生はあるんだよ!きっと


嬉しそうに話すハジメ。


遠藤:はぁ…あっほらし…


遠藤:俺はついていけねーぞ…サエコ


サエコ:でも…


サエコ:ハジメ君は嘘は言ってないと思うわ…


ハジメ:輪廻転生の謎を解明すれば…


ハジメ:きっと僕に起こっている事象の謎が解けるはず!!


遠藤:ハァ…


ハジメの言動に呆れる遠藤であった。


・帰宅後の研究


家に急いで戻ると、ハジメは再び本を開き、輪廻転生についての章を詳しく読み進める。


そこには、前世の記憶が現世に影響を与えるという考えが書かれていた。


ハジメ:この本によると…


ハジメ:前世の記憶が、今の僕に何かを訴えかけているのか…


ハジメ:もしかして…


ハジメ:僕は前世の記憶を夢で見ているのか…


タマ:そうみゃ!


ハジメ:そう考えると…辻褄が合うぞ!


ハジメ:夢の中で僕は前世の記憶を見ている…


ハジメ:あの古代の光景やデルニは…


ハジメ:前世の僕が実際に体験したことなのか?


タマ:みゃうみゃ!


ハジメ:だとすると、デルニは僕と話しているのではなく…


ハジメ:昔の僕「前世の僕」と話をしているのか?


タマ:みゃうみゃ!


ハジメ:となると…前世の僕って誰だ??


ハジメ:これは面白くなってきたぞ!


彼はその考えに興奮しつつ、さらに深く調べることを決意する。


ハジメの調査はあっという間に時間が過ぎていった。


■調査の終わり


ナビ:ハジメは自分の夢とデジャヴを解明する鍵に気づく


・タマとのひととき


疲れたハジメは、部屋にいるタマと一緒にくつろぐ。


ハジメ:そういえば…


ハジメ:さっきタマの声が理解できたような…


ハジメ:タマも何か知っているのか?


タマ:みゃう!


ハジメ:輪廻転生か~


ハジメ:タマも昔は人間だったりして…


タマ:みゃぅ…


ハジメ:タマの前世は人間か…


ハジメ:そう考えると夢があるね!


タマ:みゃう!


ハジメ:タマの前世はどんな人だったんだろうか?


ハジメ:ねぇ…教えてよ…タマ!


タマ:みゃぅ…


ハジメ:やっぱ気のせいか…


タマは彼の話を理解しているかのように静かに寄り添っていた。


タマとの時間がゆっくりと過ぎていく。


・夜の考察


その夜、ハジメはベッドに横たわりながら考えを巡らせる。


ハジメ:タマ…あれ?


タマ:スピー…zzz…


ハジメ:もう寝ちゃったか…


ハジメ:タマも疲れているんだな


ハジメ:いい夢を…タマ…


ベッドの上でひとり考えるハジメ。


ハジメ:輪廻転生の理論が本当なら…


ハジメ:僕は何か大きな使命を持っているのかもしれない…


タマ:クピー…zzz…


ハジメ:夢と前世の記憶…


ハジメ:前世の記憶は過去の記憶だ


ハジメ:僕の過去に何かあったのか?


ハジメ:もっと情報がほしい…


ハジメ:今日のところは寝るか…おやすみ…


数時間後…三度ハジメの寝顔を覗くタマ…


ハジメ:ぐか~zzz


タマ:……


タマ:目覚めの時は近いみゃ…


タマも疲れたのか、ぐっすりと寝ている。


ハジメも次第に眠りに落ち、再び夢の世界へと誘われる。


意味深なタマの行動の謎とは…。


つづく。

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