第09話 手がかり
■夢の手がかり
ハジメは夢の手がかりを求めて調査を始める。
・帰宅後の調査
家に帰ると、ハジメは夢で見た教会や古代の人々について調べることにした。
インターネットで情報を探し、古代文明や教会の画像を比較する。
ハジメ:やっぱり!
ハジメ:思った通りだ!
ハジメ:あの夢の中で見た場所とそっくりだ!!
ハジメ:ってことはあの夢は実際にあったことなのか?
タマ:みゃうみゃ…
ハジメ:夢が…過去の記憶が…
ハジメ:僕に何かを訴えているのか!?
タマ:みゃう!
ハジメ:この夢が事実だったとして…
ハジメ:これはいつの時代なんだ?
ハジメ:神の地…奴隷…労働…
ハジメ:この場所で…過去に何があったんだ?
タマ:…みゃうみゃ…
ハジメはノートに夢の内容をメモし、現実の情報とリンクさせることで新たな手がかりを見つけようとする。
■手がかりの終わり
ナビ:手がかりは核心に迫る
・夜の再訪
その夜、ハジメは再び夢の中で教会に訪れる。
前回の夢とは異なり、今回の夢ではさらに具体的な情報や人物が登場する。
古代の言葉を話すデルニが、彼に何かを伝えようとしている。
ハジメ:あ…あなたは!?
ハジメ:で…デルニ!
デルニ:またお会いしましたね…
デルニ:ようこそ…神の地へ
ハジメ:やっぱり…ここは神の地…
デルニ:とうとう…ここまで来たか…
デルニ:目覚めの日は…近いわね…
ハジメ:皆さん集まっていますが…
ハジメ:あなたたちは…ここで何をしているのですか?
デルニ:……
デルニ:…話せば…長くなる
デルニ:勇者よ…今は知るときではない…
デルニ:時がくれば…あなたにも分かることです…
ハジメ:ゆ…勇者!?
ハジメ:ぼ…僕がですか?
デルニは静かにうなずく。
デルニ:…左様
デルニ:…勇者よ…
デルニ:…どうしても知りたいのであれば…
デルニ:…私についてこい…
デルニ:…ここは人目に付く
ハジメ:は…はい…
デルニの後をついていくハジメ。
デルニ:巡り廻って着いた場所…
デルニ:私がきっかけを与える役なのか…
デルニ:…ウォーカー…
・伝言
デルニはハジメに何かを伝える。
ハジメ:あ…あの…
ハジメ:ここはいつの時代ですか?
ハジメ:僕がいる時代よりも…ずっと昔なことはわかるんですが…
デルニ:そうよね…
デルニ:あなたのいた時代よりもずっと昔な事は確かよ…
デルニ:何年前になるのかしら…
デルニ:紀元前…約一万年前ぐらいかしら
ハジメ:い…一万年前!?
ハジメ:そんな昔なんですか?ここ…
デルニ:あなたたちの世界…現世とは…
デルニ:少しだけ時の流れが違うわ…
ハジメ:…現世?
ハジメ:…現実の世界か…
デルニ:左様…ここは夢の世界…
デルニ:意識の集合体である
デルニ:ここでは、誰も年を取らないわ…
デルニ:一部の人間を除いてね…
ハジメ:…意識の集合体?
ハジメ:…年を取らない?
デルニ:簡単なことよ…
デルニ:ここはあなたたちとは住む世界が異なる異世界
デルニ:夢の世界…
デルニ:みんなのための楽園…
ハジメ:僕たちとは異なる…異世界
ハジメ:みんなのための楽園…
デルニ:昔はね…
ハジメ:…昔?
デルニ:この夢の世界は変わってしまった…
デルニ:…私はこの世界を変えたいんだ!!
デルニ:…ハァハァ…
デルニ:…時間切れか…
ハジメ:…?
ハジメ:どうしたんだ?急に…
デルニ:すまない…取り乱してしまったな…
デルニ:勇者よ…お前に伝えよう…
デルニ:お前は…選ばれし者…
ハジメ:僕が…選ばれし者?
その言葉がハジメの頭の中に響く。
目が覚めると、その言葉が強烈に記憶に残っていた。
選ばれし者とは何なのか?
つづく。
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