第08話 夢の記憶
■手がかりの始め
夢の内容が徐々に鮮明になるハジメ。
彼の夢は現実世界とリンクしている。
ナビ:ハジメは少しづつ、手がかりを見つけ始める
・朝の目覚め
ハジメは昨夜見た夢の内容が鮮明に記憶に残っていることに驚く。
夢の中で、彼は古代の教会のような場所を歩き、見知らぬ人々と会話していた。
ハジメ:人々が集まっている…
ハジメ:ここは…教会か?
ハジメ:何かを話しているな…
ハジメ:ここが神の地?
ハジメ:この前の夢で、神の地で罪を償うって…
ハジメ:デルニが言っていたな…
ハジメ:この人達は連れてこられた人々なのか?
ハジメ:いや…何か雰囲気が違うぞ…
ハジメ:この人達は身分が高い人達だ…
ハジメ:連行…奴隷…労働??
ハジメ:なんだ…一体何の話をしているんだ?
目を覚ますと、その夢の風景や会話の断片が頭に浮かんでくる。
・学校での気付き
学校に向かう途中、ハジメは夢の中で見た風景の一部が現実の景色と一致することに気づく。
ハジメ:こ…ここは…
ハジメ:神社だよね…
ハジメ:ん?まてよ…
ハジメ:何かがおかしいぞ…
ハジメ:この場所…何か見覚えが…
道端の古い木や、学校の近くにある神社が、夢の中で見たものとそっくりだった。
ハジメ:この雰囲気はどこかで見たことがあるぞ…
ハジメ:どこだ…夢なのか?
ハジメ:これは…偶然なのか?
彼はその場所をじっくり観察し、夢と現実の奇妙な繋がりについて考え始める。
姿、形は異なるが、確かにここに実在したであろう痕跡が残っていた。
ハジメ:間違いない…
ハジメ:ここは…昨日見た夢と同じ場所だ!!
ハジメ:神の地…教会…
ハジメ:学校も昔は、教会だったのか…
ハジメ:だから人が集まるのか…
ハジメ:ってことは…ここは神の地なのか?
ハジメ:神の地って何だ?
ハジメ:奴隷…労働…
ハジメ:一体…この場所で何があったんだ?
まるで過去の記憶がハジメに訴えかけているようだ。
■手がかり
ナビ:ハジメは手がかりを探る
・友人との会話
昼休み、遠藤とサエコに昨夜の夢の話をする。
ハジメ:遠藤…サエコ…
ハジメ:ちょっと話があるんだ…
遠藤:どした?ハジメ
サエコ:どうしたの?ハジメ君…
ハジメ:また変な話をするんだけど…
ハジメ:最近、夢が妙にリアルで…
ハジメ:現実とリンクしている気がするんだ…
神妙な面持ち(おももち)で話すハジメ。
遠藤:おい…ハジメ…
遠藤:それってただの夢じゃないのか?
サエコ:…夢とリンク?
サエコ:それって…
遠藤が笑いながら言う。
ハジメ:いや、本当に不思議なんだ…
ハジメ:夢で見たことが現実に現れるなんて…
彼は真剣に答えた。
サエコは興味深そうに聞いていた。
サエコ:もしかして…
サエコ:何か意味があるんじゃない?
ハジメ:うん…何かの意味があるとは思うんだ…
ハジメ:何かの記憶が…僕に問いかけている気がするんだ
遠藤:…記憶?
サエコ:…記憶がハジメ君に?
ハジメ:おそらく…あったことだから…
ハジメ:過去の記憶だと思うんだけど…
遠藤:…過去の記憶?
遠藤:…なんじゃそりゃ?
サエコ:…デジャヴと過去の記憶…
サエコ:…何か関係がありそうね…
ハジメ:そうなんだ…サエコ…
ハジメ:何かが僕に伝えようとしているんじゃないかと思って…
サエコ:…最近、何かあったとか…
サエコ:…何か心当たりはないの?
ハジメ:う~ん…
サエコも神妙な面持ちで彼に問いかけた。
友人たちとの取り留めのない会話が続く。
つづく。
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