第25話 報告
国王様の執務室につくと、扉をノックして、
「アイロースです。報告のため戻りました。入りますね?」
と言うと、国王様は、
「ああ、アイロース君か。分かった。入ってくれ。ちょうどアイクも来ているから。」
と言ってくださったので、
「失礼します。」
と言って扉を開け、みんなで一緒に中に入った。そして、
「キリアキアの艦艇が核ミサイルを積んで襲撃に来たみたいだったので迎撃に行ってきました。危なかったですね。」
と言うと、
「ありがとう。おかげで助かったよ。」
と言われて、
「いえ。それよりも今後こういうことが増えそうな気がするのでこの惑星を守る守備艦隊を作っておいてもらえるとありがたいのですが。」
と言うと、
「あ~、確かにその通りだね。と言っても結構大規模にしないとならないから、人間がやってたんじゃ足りないね。どうするべきかな?」
と訊かれ、う~んと唸って考え、あ、そうだ!と思い至って、
「じゃぁ、こういうのはどうでしょう?ドワーフのいるゴンドワ星系に行って、防衛艦隊用のAI制御艦を必要な分発注して、それぞれの星系と惑星に送ってもらうっていうのは。」
と言うと、国王様が、
「ああ、それでいいな。だけど、一つ問題はゴンドワ星系ってここ、天の川銀河の隣のアンドロメダ銀河にあったよね?時間がかかりすぎない?」
と訊かれて、
「ああ、それなら大丈夫ですよ。クリロン号はゴンドワ星系の第3惑星、ドワンゴに直接つながるワープ機能がついてるので。それと一応ここもそのワープ機能を登録しておいたので。」
と言うと、
「じゃぁ、大丈夫か。アイクを送った後でいいから行ってきてくれないか?」
と言われ、
「わかりました。じゃぁ、行きましょう。アイクさん。」
と言ってソファに座っていたアイクさんの方を見ると、
「ええ、お願いします。アイロースさん。」
と言いつつこちらに向かって歩いてき、一緒に宇宙港に向かって行った。
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