第24話 アイロースの本当の種族

 宇宙港に帰投すると、宇宙港には対放射能用シールドが展開していたので、宇宙港に着艦申請を送ると、

『《英雄》アイロース・リベラル公ですか。着艦を許可します。』

と言われたので、あれ?いつ僕の爵位と名字が知れ渡ったんだろう?と思って、アイシス達の方を見ると、アイリーンさんが、

「ああ、爵位と苗字の件?それはキリアキアの本拠地の地球に行ってる間に公表されたわ。ちょうどあなたが帰途に就いたその日にクリロン号のウルトラハイパードライブの起動を確認したときね。」

と言われて、

「なるほど。ありがとう。」

と言って、宇宙港に入り、着艦して艦を降り、王城に向かった。王城に向かう途中、アイリーンさんが、

「そういえば、エンピステーヴェがあなたのところに行く前に行ってたんだけど、カイル君って私たちとは種族が違ったわよね?なんて言ったかしら?・・・う~ん思い出せないわ。」

と言われて、

「ヒントは僕の出身惑星の名前ですね。」

と言うと、

「えっとぉ~確かエルフセリアよね。あ、エルフか!」

と言われて、

「厳密には違うんですけどね。ハイエルフですね。」

と言うと、

「あれ、確かエルフとかハイエルフって耳が長かったよね?どうして普通の耳に見えてるんだ?」

とアイリーンさんが言ったので、

「ああ、それは魔法を使ってるからですね。」

と言いつつ、隠蔽魔法を解くと、

「「「ああ~なるほど。」」」

と言って、耳をじろじろ見られて居心地が悪くなったから、また魔法をかけなおしておいた。そして、王城、国王様の執務室についたので、報告のため、頭を切り替えたのだった。

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