第21話 潜水艦戦を終えて… 一時帰還・刀の発注・受取
潜水艦戦を終えて宇宙港へと戻るとすぐに僕は部屋で水中用セーフティーウェアを脱ぎ、きちんと畳んで部屋の隅に置き、アイリーンさんたちのいる部屋に艦内通話をかけ、水中用セーフティーウェアを畳んだら部屋の隅に置いて艦の外へ出て来るように言って、部屋をで出て、艦の外に出た。全員が外に出たところで王城に向かって歩いて行った。王城、国王の執務室に着くと、ノックして、
「エルステスさん‼︎アイロースです‼︎潜水艦、撃破してきたので報告に来ました‼︎」
と言うと、
「ああ、アイロース君か。入ってくれ。」
と言われて、入ると、
「また護衛のためにヘルシャフトに向かってくれないか?アイクの帰りの護衛なんだが?」
「もちろんいいですよ。ついでに他の基地も探して来ます。」
「そう言ってもらえるとありがたい。明日の10時だからよろしく。」
「分かりました。じゃぁ、一旦艦に戻ります。ほかのみんなはちょっと王城で待ってて。」
と言って、
「わかったわ。」
という返事を聞いてから、宇宙港に向かって歩き出したのだった。宇宙港について艦に帰ると、水中戦用から空中・宇宙戦用に換装を始めた。とりあえず、セルフチェックプログラムを走らせて、機体の損傷具合を確認、流石に無損傷とはいかなかったようで、機体の側面に急旋回の圧力によるへこみが見つかったので、メンテナンスボットに修理を指示しつつ、プログラムの組み換えを行っていると、メンテナンスボットから、修理完了の知らせが届いたので、ひきあげるよう指示して、空中・宇宙戦仕様に換装を指示した。そして、換装が終わると、そのまま宇宙港を出て、みんなに今から行く、とメールを打つと、みんなの待つ王城に急いで走っていった。
王城、国王様の執務室に向かうと、扉をノックした。そして、
「アイロースです。入ってもいいですかね?」
と訊くと、
「ああ、アイロース君か。入ってくれ。みんなお待ちかねのようだぞ?」
と言われたので、扉を開けて中に入り、
「みんなごめん、お待たせ。じゃぁ、外に出よう。」
と言って、みんなの、
「はい!」
「うん!」
「ええ。」
という回答を聞いて、みんなで連れ立って外に出て、まずはがんショップに向かってエネルギーパックの補充をしてからアイリーンさんに刀剣類を売っている店に案内してもらって、単分子の片刃の刀と付属の鞘を買っていると、みんなから、
「「「アイロース(君)って刀も使えるの?」」」
と訊かれ、
「ああ、うん。アイリーンさんは知っていると思うけど、エンピステーヴェさんもつかえたし、教えてもらったんだ。とは言っても模造刀で、だけど。昔から目がいいみたいである程度動けるようになったら模擬戦をやっても掠りすらしないぐらいになってしまって師匠もあきれてたけど。この前もレーザーを見てからよけてたし。」
と言うと、みんなして、
「「「ええっ!?」」」
といい、続けて、アイリーンさんが、
「あの、エンピステーヴェの剣が掠りもしなぃ!?それにレーザーを見てから避けるぅ!?化け物ね。ていうことは刀を持ったら倒すの不可能に近いんじゃない?見てる限り刀の扱いもうまそうだし。弾幕張られても対処できそうね。」
と言われ、
「さすがに宇宙船相手は無理ですよ。ビームとか、レーザーの出力が違いすぎて弾きすらできずに押しつぶされてしまいますから。」
と言うと、
「え?それじゃぁ、生身、あるいはパワーアーマーくらいなら何とかなるって言っているようなもんじゃないの。パワーアーマーはどうするのよ。」
と訊かれ、
「パワーアーマーは相手のレーザーを打ち返してシールドを減衰させていってシールドが敗れた瞬間を狙って切り捨てるか、撃ってこなければレーザーガンの出力を最大にしてシールドを減衰させて、それでシールド破壊と同時に切り捨てるか、ですね。まっ、どっちも同時にするときもありますけど。」
と言うと、
「すごいわね。格の違いを思い知る感じだわ。」
と言われたが、同時に調整も終わったようなので受け取って帯剣し、宇宙港に向かって歩き出した。
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