第20話 王城 そして・・・/V.S.潜水艦
宇宙港への着艦が終わると、僕らは船室へと行き、準備をして王城へと向かった。王城の正門へ着くと、そこには国王、ブレイブ・エルステスその人がいた。そして、
「お、アイロース君、やっと戻ってきたか。私のメールに返信してくれてありがとう。しかし、合計6個も基地があったなんて。よく全部見つけてくれたな。ありがとう。ところで君の乗っている艦、水中潜航もできるって本当かい?」
「ええ、そうですよ。水中用の音響反応魚雷も搭載しているぐらいですし。」
「ほんとかい!?⁉じゃぁ、この惑星の海にキリアキアの潜水艦がいて、倒すのにてこずっているんだけど、それを倒してもらうことってできるか?」
「できますけど、準備に時間をもらってもいいですか?」
「もちろんだ!!よろしく頼んだぞ。」
「了解です。じゃぁ、準備してきますね。」
と言って、宇宙港に向かって戻っていったのだった。
艦へ着くと、僕はすぐに武器の砲門の水中用への換装、およびプログラムの組み換えをし始めた。まず初めに、艦自体に水中潜航形態への移行を指示し、それが行われている間に抵抗値の書き換えなど、水中用へプログラムを組みなおし、それが終わると外に出て砲門を水中用に防水加工を施したのだった。それを行っている間、他のみんなは暇だろうから適当に散策してもらっていた。そして、次の日に出発することをメールで伝えてその日は休憩としたのだった。すべての作業が終わると、僕は部屋に行って寝たのだった。
次の日、朝起きるとすぐに水中用セーフティウェアに着替えた。そして、ほかのメンバー用の水中用セーフティウェアも用意して部屋に届ける準備をして部屋の前に行き、ノックして、
「水中戦だからセーフティウェア持ってきたよ。渡したいんだけど誰か出てきてくれる?」
と言うと、アイリーンさんが、
「わかった。今行くわ。」
と言って、扉を開けて出てきて受け取ってくれた。そして、朝食を食べると、すぐにヘルメット機能をオンにしてコックピットに行き、宇宙港を水中に向かって出発した。そして、海中に出ると、ソナーで何処にいるか探した。すると、意外にも宇宙港から1km北に行ったところにいたので最高速で接近して中性子砲を撃つと、反応して避けられたので、5射、タイミングをずらして撃った。すると、最後の一射を避け切れずに船頭に当たり、衝撃で動けなくなったところをすぐに機関部に向けて中性子砲を撃った。しかし、ぎりぎり避けられ、音響反応魚雷を撃ってきたので、その魚雷に向けて中性子砲を撃ち、ついでに接近して音響反応魚雷を撃った。そして、潜水艦は反応出来ずに直撃して撃沈したので宇宙港に戻ったのだった。
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