託された思い～宇宙の平和をかけて～

第19話 基地捜索 再々度

　王城の執務室に戻ると、面談は終わっていたので、国王に、裏切り者を引き渡して、キリアキアの暗殺者達を始末してきたと伝えた。そして、すぐに艦に戻ると、

「面談終わったよ!出発準備どれくらいかかりそう？」

と訊くと、

「1時間くらい!!」

と言われたので、

「じゃぁ、1時間後この船に集合ってことで!!」

と言って、ショッピングモールに向かって走り出した。ショッピングモールに着くと、その足でレーザーライフル販売所に行った。すると、

「英雄様じゃねぇか!!もう地球から戻ってたのか。早いな。今日は何の用事だ？」

と訊かれたので、

「あぁ、弾倉の購入だよ。念のために予備を買っておこうと思ってね。2個くらいお願い。」

「了解。2000Gだ。」

「はい、2000Gタブレットで払うよ。」

「了解。入金確認。弾倉2個。毎度あり。」

「じゃぁ、また。食品売り場に行ってくるよ。」

「おう!!またな!!」

と言って、食品売り場に向かった。携帯食と調理前の野菜、肉を買い、そのまま艦に戻ったのだった。

　ショッピングモールから帰ると、

「あ、アイロース、戻ってきたんだ。もう準備出来てるよ〜」

「了解！じゃぁ、出発しよう‼︎」

と言って、コックピットに向かった。そして、宇宙港に、

『アイロース、クリロン号、発進します。』

と言って、

『アイロース、クリロン号、発進オーライです。』

という返答を聞きながら加速して、発進したのだった。

　宇宙に出ると、地上の建物のスキャンをかけながらか、すぐに右へ向かった。そして、武装し建物があったため、収束中性子砲で1射した。すると、シールドを張ってきたが、貫通して破壊したのだった。

　スキャンしながら赤道上を移動していると、もう一つ、武装を中に隠した建物を発見したので、収束中性子砲を撃つ準備を始めると、急にその目標の建物が武装を展開してこちらに向けてビームを撃ってきたので、キリアキアの基地だと断定し、とりあえずその砲撃を避けながら、収束中性子砲を準備をして撃ったのだった。すると、シールドを展開してきたが、やはりまたビーム拡散膜だったので、そのシールドによる防御を貫通して、建物も同時に破壊し尽くしたのだった。

　破壊が終わると、惑星全体のスキャンを行うため、惑星表面近くまで下降した。そして、機器操作専用マイクに、

「惑星スキャン、開始」

というと、モニターに、

-----------------------

惑星表面付近に到着していますか？

Yes / No

-----------------------

と出たので、Yesを押した。そして、5分ほどして、

『惑星全体のスキャンが完了しました。立体映像を投影します。』

と言って、ホログラムが後ろから投影された。すると、南極に、内部に兵装を持った異質な建物があったので、すぐに浮上して、収束中性子砲を準備してから最高戦闘速度でそこに向かったのだった。そして、到着と同時に収束中性子砲を撃ち、その破壊を見届けてから直ぐに宇宙港に戻り、着艦申請をして着艦したのだった。