第4話 カウントダウンの恐怖

今でこそ、珍しいしくない 一桁、ゾロ目ナンバープレート。


一昔前は、登録順の為 比較的に目に係れない物でした。


ある日の通勤で

「一桁ナンバー 9。珍しい。」と少し得意気な気分 嬉しい。


次の日の帰り道で

「やった!今日は、8 見たぞ。」満足気。


次の日は、「7」、そして「6」、「5」「4」と来ました。


「立て続けに、一桁ナンバーにラッキー。明日は、3かな?。」嬉しそうな反面、何か変な違和感も 頭に、過る。


その翌日の通勤で、男は「3」を見た。

もう、嬉しくは無かった。何か、言い知れぬ恐怖感に苛まれていた。


「9から始まり、87654そして3、なんだか カウントダウンみたいで、1まで行ったら、どうなるんだ!俺は死ぬのか?」


男は、「明日1日、ナンバーを絶対見ないぞ。」と誓った。


次の日、運転に集中して、ナンバーから気を反らし、見ない事を心がけた。

「疲れた!家まで、後少し、がんばれ!」自分を励まして、近くの契約駐車場に入れた。

ホッと一息。


「コンビニで飲み物を買って帰ろう。」

コンビニの前に車が入った。何気なしに、ナンバーに目が行く。そこには、「2」が有った。


「怖い!明日仕事に行きたくない。家から、出たくない。だけど、明日は休め無い仕事がある。」

「でも、考えたら 幸せのカウントダウンかも。」少しでも、男は、自分に良いもんだと言い聞かせる様に 思いこんだ。


次の日は、更に集中して、会社へと向かう。

途中のカーブで、「キキキキィードシーン」

最後に見えた「1のナンバー」。

対向車線をはみ出した車に正面衝突。

男には、あとの記憶は無かった。

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