たびにっき。8~酷暑の砂浜で大火傷!? ねぇ水母ってお盆過ぎじゃないの?~
霜月サジ太
灼熱の砂浜と熱中症の脅威
決行は8月の頭。
日程確定は一週間前! すごくない!? 出発まで超余裕だ!
そう思ったのは落とし穴。
水着を買い替えCはウキウキ
髪の毛染めて、Vゾーンムダ毛処理して
いつ行くの?と期待大。
剃毛で大きく消耗する霜月(韻踏んでんじゃねぇ
連日の35℃overでもうヘロヘロ(4日前まで帰省組がいて人手不足
いっつも荷造り手間取るため、荷物の準備の前に荷物リスト作り直し。
ちまちま荷造り、本格的にやったのは前日!
0時過ぎ、荷造り完了! やっとこ寝られる!
スーパー害虫こと黒光りのアイツ登場!からの退治。
いや2匹目出るとか聞いてないし!(そりゃそうだ
怖くて寝れねぇ!(寝たけど
結局2時就寝、6時半起床不安のため寝る前にコーヒーをあおってカフェイン摂取(もう依存症やね
知れたら興奮して寝なくなるため、旅行があること知らないCは夕食から食べたくないと早々にベッドに入ったものの、前日爆睡したためプラスおそらく新月の影響で眠らず。
横になったままトイレ」「喉乾いた」繰り返す。
うっさいわー!
だから荷造りも気が散って遅くなったんじゃー!
目覚ましで無事起床。
同時にCも「起きる」と言い出す。
身支度、朝食。
日によって食欲がまちまちなCも、旅行と知ったため「食べる」と。
現金な人だこと。
朝食は、前日にBとGよりおすそ分けで貰った夏祭り屋台のソバ入りお好み焼きと焼き鳥。
美味しいと、意外に食べるC。
食べて顔洗って水着着込んで着替えてメイクして荷物できた頃、迎えに行くとBからメール。
玄関に出るとすぐGとBが車で到着。
いつも遅れがちな霜月のために9時発の予定だけど
8時半発のつもりで支度せよ、のお達し通りに行い無事に準備完了。
30分前行動は霜月にちょうどいい。
なのに、「ゴミお願い」と車内のごみ捨てのため締めたはずの玄関に逆戻り!
意味ないやん!
気を取り直して乗り込み出発。
Cのアガる曲でも~……「iPadと連携できません」
テザリング失敗。死。
Bがおべんと作ってきた!
Cはまだお腹空かない、とパス。
霜月はCが残したお好み焼き食べてるけれど、無限の胃袋でおべんとペロリ。
足りない。けれど足りないとは言わない。
日曜午前は道路空いてて、目的地までスルスルっと1時間半で到着。
手持無沙汰の霜月は浮き輪膨らませ係に。一人一つ行き渡るように膨らませ……おかしい。5つある……。
ま、いいか!(実は5人目がいる、とかいうホラーでは無いですw
とゆーわけで到着! 某御用邸の近くにある海岸!
宿泊施設には、どうやらチェックイン前でも車を停められる⁉
BとGが聞き込みしてくれて無事OK!
それぞれに身支度……とはいえ霜月とCは事前に水着を着こんでいるので脱ぐだけOK。
あ、そう着てるのね。じゃあ準備しようと助手席で着替えだすB。
うわぁめっちゃ既視感。
この人、見えなければいいからと人前で普通に着替えだすんだ心臓に悪い。
見えないことは分かってるのにどきどきしちゃう人の
Gもいつの間にやら(おそらく一服がてらに)着替えており、分担して必要なものを持っていざ海へ。
情報によると海まで徒歩1分。
ちょっと急な勾配を、車椅子を後ろ向きにそろりそろりと下りてゆく。
砂浜の手前で車椅子を停め、とりあえずCは放置して荷物運搬。
砂浜熱い! 火傷する! ビーサンの中に入ってくる!
砂の熱さに耐えつつテント張り、レジャーシート敷いて準備OK。
そして本番、Cの運搬。
今回のために用意した新兵器、担架!
いわゆる救急隊的なアレでは無くて、厚手のナイロン製で四隅とまん中の6か所持ち手がある厚手レジャーシート的なもの(もっと頑丈です(伝わってお願い←伝わるように書かんかい
3人がかりでえっちらおっちら。
熱い、重い!
一度芝生みたいな草地帯にCを着陸し、再挑戦。
えっちらおっちら。テントまでなんとか到着。
レジャーシートに寝せたCに、熱中症予防のため塩分補給! と直接口にポイした塩分タブレットは、嚙めないからかしばらくモゴモゴした後に出す始末。
幸いシートの上だったので、落っこちたのか? ともう一度入れても、やっぱり出すのでああこれは要らないやつなんだな、と理解。
水分に切り替えて飲んでもらう。
三人がかりでCに日焼け止めを塗りたくり、波打ち際まで浮き輪を運び
さぁ海へ!
水の中まで突撃できると思いきや、砂浜ギリギリでCが準備運動と言い出しブレーキ。ここまできて据え膳!
立てた頃は念入りに体操やっていたけど、体重全部乗っかるような今はそんなに支えていられないので適当に。(真面目にやった方がいいですよね本当は。Cは動かないのに妙なところでしっかりしているんですねー。
海へざぶざぶ。
入って早々、離れたところからクラゲがいるー! っと聞こえて気が気じゃない霜月。
泳げない上に刺されたらたまったもんじゃない!
クラゲが出てるらしいと皆で話していると、お酢! お酢! と叫ぶC。
クラゲに刺されたらお酢をかけるといいという民間療法を信じきっていて毎年必ず言うやつ。
大丈夫、出るはずないと思ってきたから持ってきてない。瓶重いし。
しばらく浮いた後、一度上がり、車内で食べなかったCのお弁当タイム。
浮き輪やライフジャケットで背もたれ組んで、Cの姿勢を安定させる。
暑い上に朝がっつり食べてるからあんまり食欲なさそうなCだけど、ゆっくりゆっくり食べる。
いやぁ砂浜熱いんですけどね。
BとGは食べもの探し&偵察に海の家へ。
海自体は毎年恒例なのだけど。
去年まで利用していたホテルが潰れてしまったため、今回は新規開拓。
なので右も左もわからないままぶっつけ本番なわけで。
実はこの海水浴場自体は大昔にCは来ていたらしいけれど。
何か目印があるわけでもなし、思い出さないよう。
変にお気に入りの高級店とか思い出されても困るんですけどね。
さてお昼ご飯はというと。
Cがあんま食べなさそうなとうもろこしや枝豆のつぶつぶは、どんどん霜月がつまんでいき。
食べがゆっくりで手持無沙汰なので周りの人間観察。
すぐそばで砂遊びしている幼いきょうだい。おねーちゃんのほう小3床くらい? は、海の水をバケツに汲んできては、何度もお尻にかけている。
水着の中に砂が入ったのかねぇ。
いや、そんなにジロジロ見てるわけじゃないんですけどね、ちょうど目線の先に居るので不可抗力なんですっ。汗
海水浴客を眺めている感じ、おねーちゃんやらファミリーやら、老若男女幅広くいらっしゃる。
そうこうするうち、波がだんだん迫るようになってきて……。
あれ?やばくね? 身動き取れないCの、投げ出した脚に波がかかるように……。
もうちょっと波打ち際から引いた方がいいのかも??
浮き輪や食べ物にも水かかりそうになったものだから、奥へやりつつCを引っ張り上げていく。
10センチ動かしてもすぐ波が迫ってくるので(そりゃそうだ)、えんやこらーともう20センチ。
動かすと背もたれの浮き輪が崩れるため、その都度組み直し足たり。もたもた。
聞こえてきた放送によると今日は大潮。満潮は18時。
現在時刻は13時前。ははぁ、今はまさに波がどんどん迫ってくる時間帯なのね~~て感心してる場合じゃない!
やばいやばいと思ってるところにようやくBとGが戻ってきたので、Gと二人でCを引っ張りようやく安定。
えんやこらしてるそばから、ブルーハワイのかき氷をひたすらCの口に放り込むB。
GはCの体を安定させようとあれこれしてる霜月の口にポテトを放り込んでくる。
どんなプレイじゃい! 美味しいし塩分有難いけど!
Cの口周りと舌がどんどん青に染まっていき、これはもう青い血の生命体でしかない。
似合い過ぎでウケる。
ひと段落したのでBとGにCを任せ、霜月はひとりトイレへ。
色んな人達で賑わうビーチ。
目が行くのはやっぱ……
ビキニのおねーちゃんがいっぱいいるぅー!(そりゃそうだ
眼鏡を外しているためぼんやり気味だけど、色んな人がいるので人間観察には事欠かない
自分たちの拠点からトイレまでが遠く、ビーサン履いてても砂が熱い!
鉄板の上歩いてるようなもん。
問い合わせたり調べたりした海の家の前を通り、ああ、これなのかぁ、などと感慨深く。(問い合わせだけでもひと騒動あったもので
ようやく辿り着いてトイレ済ませると、また同じだけ灼熱地獄を歩く。
道中ポツポツと「クラゲ!」という声が聞こえる。
やっぱいるのか……。
やっとの思いで海の中の3人に合流。
どうもクラゲはいるらしいと報告すると、潮の満ち引きの影響かも?という話。
大潮だから流れに乗ってきてしまうのか。
とりあえず警戒しつつ、時間を確認するとまだ1時。
暑い盛り。
チェックイン4時。
ホテルのラウンジで休めるにしても。
その前に砂を落として着替えて、と考えて逆算してもまだ1時間あるぞ……?
道が空いていたために早く着いたのが仇となったか。
照り付ける日差しが強すぎて、そんなに体力持ちそうに無い。
じゃあ、時間潰しに「C埋めよう」とBの迷案。
Cが海から上がるというので浜に上がる。
日焼け止めをもう一度!というのでGが塗り塗り。
舞妓さんの
砂風呂だよ~とうそぶきながらCに砂をかけてゆく。
身動きとらないから埋めやすい。
これは後日談なのですが、この砂埋めが実はとても功を奏したんです。
砂浜でお弁当食べている時点ですごく日焼けをしており、砂埋めしないで砂浜にまた寝転がっていたら、おそらくCは全身やけど真っ赤っかレベルでした。
それが砂のおかげで陽射しをカバーできていたので、重症の日焼けは脚だけで済んでラッキーだった、という話。
でもってGが冗談でCの顔に日焼け止めを真っ白に塗ったために、剥き出しだった顔も赤くならず。
これは本当によかった。ただ、唇周りは塗れてなくて、たらこ唇になったのはご愛嬌。
殺人的な陽射しで恐ろしい。
さて、Cが埋まってる間にテントや荷物を片付け。
海の家から借りてきたお皿を返却しに霜月は再度灼熱地獄を歩く。
水着のおねーちゃんを違和感なく眺めるチャンスはこうでもしなきゃ無いわー!
などと邪な思いを抱きつつ霜月は熱される。いや、もう焼かれてる。
って……戻ってくると、埋まってるCを心配して、ライフセーバーのブーメランパンツな肉体美おにーさんが二名……。
あー! だいじょうぶですっ!
慌てて向かう。BとGは荷物運搬で気付いていない。
大潮を期待して波でCの砂を流されるのを期待していたけど、さっきに比べて海面上昇の速度が穏やかになり全然砂が落ちず。
足先が出るかどうか。
さっきはあんなに慌てたのに!
砂から救出したCを三度海へ。
波の力で砂を洗い流す。
水着の中の砂出してー! パンツの中ー!
騒ぐC。え。やだけど。
Gの見守りでCには海に浮いててもらってる間に、霜月はBと荷物運搬。
怖い怖いと言いながらCは3回も海入ってるんだから楽しいんじゃん。
そうそう、猛暑の影響か水温がだいぶ高くて。
冷たい水に入るのが怖い霜月も安心して遊べたんですね。
猛暑で唯一良かったことかもしれない。
さて、いい時間になったので浜に上がり、行きに使った担架にまたCを載せる。
3人がかりでCを運搬。ホント砂浜あっついわ!!
車椅子にCを乗せると、手分けして荷物を持ちつつ、帰りは急な上り坂を車椅子押して上ってく。
上がり切ったら道路向かいがホテルという最高立地。
駐車場脇にはビーチ客向けにシャワーあり。助かる助かる。
車椅子に乗ってるCは浴びようがないけど、顔の砂を落としたりうがいしたりなんかして、日陰で休んでいてもらう。
その間に自分たちは体を流し、着替え。
この時、脱いだ水着をそのまま車に放置してしまい座席が濡れたと翌日注意されてしまいました。
むぅ。しまった……。
ホテルのロビーに荷物を運びこんで待機。
やっと涼しい!
元々は保養所? だったようなところを改装してホテルとして運用していいるような小さなところ。
どうもスタッフがワンオペで運用してるっぽい!?
ワンオペ仲間や~と妙な親近感(なんだそれ)
4時チェックインでまだ30分以上時間がある。
じゃあ今のうちに買い出し行っちゃおうか、とBとGが出ていく。
疲れてないんか。元気すぎるやろ。
Bより着信。
「どのくらい食べたい? 大、中、小で言うと」大でお願いします!!
待ってる間に霜月は小腹が空いたのでCに水分補給してもらいつつお菓子ぼりぼり。
この煎餅湿気ってるなぁ。
湿気ってるならもう誰も食べたがらないだろうから食べちゃえ。
一袋全部食べる。
ただ待つのが苦手なCは「どこ行った?」「まだ?」「早く入ろう」「買い物長い」と文句だらだら。
4時になり、「お待たせしました、どうぞ~」となっても二人が帰って来ないことにはチェックインできないのでひたすら待つ始末。
買い出しだからね。素泊まりだから買ってこないと何も無いんだよ~とCをなだめて待つ。
二人戻ってきたのでチェックインし、いざ部屋へ。エレベーターが無いようなので
10段ほどの階段を3人がかりでCごと車椅子を持ち上げほいさっさ。
開けてびっくり。
部屋ぁ広い!
ビジホだったり安いところだと車椅子の方向転換だったり身動きが難しいことがちょいちょいあるけど、ここは広い!(Cの車椅子デカいんすわ)
うれしい!
早速、外でシャワーを浴びれなかったCをお風呂場へ。
今日はとっておき、バラの香り入浴剤。
ネットで調べた時点ではアメニティ無いですよって話だったけど、シャンプーリンスボディーソープあり。
シャワーだけって話も、ユニットバスだった。
BとGにお風呂任せ、僕は外で荷物整理。
湯船から出てきたCはベッドに寝てもらい、持ってきた浴衣を着てもらい……たかったけど寝たままでうまく着れなく、一度起こして着せて水分補給。だけどなんだか浴衣の丈が足りない。
幾つもあるうちの、普段着ないやつ持ってきたから間違えたのかな? と思いつつ、できないので諦め、そのまま疲れたデショー、と再びベッドへ移動し休んでもらう。
霜月は! 空腹なので! 買い出しで届いた天ぷらうどん弁当食す。
「寝たらー? 寝たらー?」
「うっさい、腹減っとんじゃい!」
言いつつ食べ終えたらすぐ霜月もバタンキュー。
……。
…………。
…………………?
はっ!?
薄暗い!
時計がない!
携帯見る。
18時前。
寝すぎたっ!
Bからメールあり
すんません寝てました! と即連絡。
いいよいいよ。あとで花火ね~
Cを起こして、買い出しで届いたお寿司をぱくり。
2口くらいのところでBとGが浴衣で登場。
花火いくよー?
なんとも悪いタイミング。
ごめん食べるの後でいい?
許可するC。花火のが大事。
って、なんじゃその浴衣~~!! とブチギレB。
この人浴衣にうるさいから......とGもBに着付けてもらったよう。
なんか変、なんか変と言いながら直すB。小さくなるしかない霜月。
着付け直し終え、さぁ出ようかとなったところで、玄関までの階段どうするか。
ベランダからすぐ出られるよ?
と偵察済みのようで、外履きを持ってくるG。窓のヘリさえ乗り越えればすぐ庭。
やっちゃだめですよー? チクっちゃやですよー?
ワンオペホテルの1階だからできるような裏技......。
昼間に行った砂浜へ再び。
辺りはもう真っ暗。
ライター常備のGを点火係に置き花火。
・・・点火して秒で終わり。でも音はすごい。
車椅子で砂浜に入れない都合上、砂浜のごく手前でやるしかなくて、若干の近所迷惑感。
すんませーん。(何も言われてないです
置き花火が無くなったら手持ち花火をいくつか。
ものの10分くらいで終わったささやかなものだったけれど、自分で持ってやれないCも眺めてて笑顔だったのでコレは結構アリだなぁと感じました。
いつも近場でやる打ち上げ花火を公園とかで見切れで観るくらいだからねー。
花火はお開き、またベランダから入り。(内緒ね!
食事再開。
TV点けるも、地上波しか映らないので、まぁ。
霜月も一緒に夕食を……え?さっき食べてただろって?
腹が減るんですっ!!
食べて歯を磨いて薬飲んでCはおやすみ!
さすがに疲れたのか、すぐに静かに。
霜月は風呂に入り、海水浴と酷暑の日光を浴びた疲労は半端なく即寝。
......。
「踵が痛い踵が痛い!」
騒ぐC。
「揉んで揉んで!」
仕方なく揉む。揉みながら……
「付け根が痛い!」
えぇー
まじすか。
「踵が痛い!」どっちの?「左!」
「付け根が痛い!」どっちの?「両方!」
えぇー
むり……。
手は二本しかありませーん。
付け根とは脚の付け根のことで。鼠径部ってやつですね。
Cは昔から痛がる場所で。多分疲労のせいなのだろうと。
付け根と踵と揉みながら、寝落ち……
気付いたらベッドに顔を突っ伏してまして。冷房効かせすぎて寒さで目覚め。
布団にもぐる。風邪ひきそ......。
朝起きて珈琲淹れてご飯食べて着替えてメイクして。
早々に出発。
そうそう、食べても食べなくてもいいように、と買い出しで買ってきてあった中に謎肉で作ったウナギ丼というのがありまして。
Cが事あるごとに「ウナギ?」と言うからなんですが、
半信半疑で食べたけれど目ぇ
さすがにCの下は誤魔化せませんでしたけれど。
さぁこのまま帰るかどうしようかというところで、Cから早速「どっか行く?」発言。
今来てるでしょーが!
「どっかで食べる?」でました。
通り道になる某繫華街のデパートで某有名絵本作家さんの展覧会かもしれないものが開催されているようで、向かうことに。
もともとBが個人的に行きたかったものらしいけど、そのためにわざわざ出かけるのもねー、と前にこぼしてたやつでした。
もしかしたらCも気に入るかもしれない、と期待しつつ。到着。
展覧会場入る前にお手洗いに、、、と霜月とBが行って戻ると、あれ? CがGがいない??
いない?? どこいった??
あれ!? 中にいる??
入場料は?
タダだって。
え? 本人だけじゃなくて?
全員いいらしいよ? しれっというG。
本人と付き添い1名は無料とネットに案内あったけど、どういうわけか全員無料に。
一応案内の人に聞いたけど、どうぞ~と。
謎。
まぁよかったということで。
しかーし。
独特の世界観であり、ひねりの効いた文面(しかも大半の展示は小さいしうす~いメモ書き)なので
直感的なタイプのCにはちんぷんかんぷん。
早々に「まだぁー?」「はやくはやく」と飽きてしまう。
Gはいつの間にかいなくなり......一人で色々見て回るよう。
Bはじっくり見てはねぇこれこれと霜月に吹っ掛けてくる。
霜月はありすぎて見てられなくて、図録で見るからいいやとすぐ諦めました。
会場に描いてあった、見に来ている人を観察するモードに切り替わり。
面白いと思って写真撮ってるけどさぁ、だいたい見返さないよね~など思ったり(毒舌(心の中だからセーフ。
展示を見終えた後にはお楽しみ、あなたの未来の姿が描かれているかもしれないというくじ引きみたいなの。
ひいてみました、じゃん!
「世界的トライアングル奏者」
なんやねんそれ~~~!
でも妙に納得。
グッズを買い、コラボしているカフェで食事......行きたいと言い出したのはCだけれど、
やっぱり疲れには勝てないらしく、あまり食べず。
それでもせっかくだからと食べてもらって(じゃないと家帰ってから食べると言い出しかねないから)ようやく帰路へ。
は~無事に帰れてよかった~。
と、いつもならこれで終わるんですが……。
酷暑の浜辺に滞在した本当の怖さはここからでした。
真っ赤に染まり、水膨れさえできる日焼け。(本当に焼けただれた火傷ですこれ
僕は腰あたり、Cは脚が特に重症で、体質もあるのでしょうが、Cの脚は1週間以上赤みが引きませんでした。あまりに引かなさ過ぎてすごく不安になってきましたね。
体中が熱を持ってしまい放熱しきれず取れないダルさと永遠に続く眠気。
食欲の減退。
滅多に無いヒドさの具合悪さが続いたので、浜辺にいた人たちの多くが同じ体験をするのかと思うと戦慄しました。
皆なんで生きていられるの……?
たびにっき。8~酷暑の砂浜で大火傷!? ねぇ水母ってお盆過ぎじゃないの?~ 霜月サジ太 @SIMOTSUKI-SAGITTA
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます