自主企画について
ユウグレムシ
自主企画について
■自主企画に手作業で参加するのが面倒
ユーザー主催の企画に参加登録するとき、参加条件に自作品が合っているかどうかを、いちいち目で確認するのが面倒だ。
そこで、ユーザー企画システムにこんな新機能を追加したらいいと思う。
企画主催者が自主企画を立ち上げるとき、“参加可能タグ”を設定しなきゃいけないようにするのである。
カクヨム小説は、オリジナル小説、二次創作小説、異世界ファンタジー、現代ファンタジー……などなど、かならず何らかの公式ジャンルにカテゴライズされている。
例外はない。
だから、まず設定画面に、公式ジャンルの数だけチェックボックスを用意する。
そして、どのジャンルが参加可能かを、ANDとORの条件も含めて、企画主に設定させるのだ。
公式ジャンルのチェックボックスとは別に、レイティング用のチェックボックスと、ユーザー独自タグの自由記入欄も用意する。
システムは公式タグとレイティングと自由記入欄のタグをサーチし、条件に合う作品を、開催期間中、毎日決まった時刻に自動で拾ってきて(←ここ重要!)ユーザー企画に参加させる。
たとえば、“異世界ファンタジー”AND“恋愛”と設定すると、恋愛タグのない異世界ファンタジーや、異世界ファンタジータグのない恋愛ものは参加できなくなる。
(公式ジャンルだけでは異世界ファンタジー”と“恋愛”を同時に設定できないので、どちらかのタグが自由記入欄にあるものとする)
“異世界ファンタジー”OR“恋愛”と設定した場合、異世界ファンタジーも恋愛ものも自動で集まり、どちらのタグもない作品だけを企画から弾く。
“連載中”と“完結済み”のチェックボックス、そして参加作が企画用の書き下ろし作品かどうかを判別するため、または、古い作品だけを集めたいとき、新しめの作品だけを集めたいとき、などのため、募集する作品の投稿日時指定もできれば、なお良い。
この自動登録システムのほかに、従来どおり手作業で参加登録するシステムも残しておく。
■自動登録システムの問題点
説明文をよく読まない人というのは、どこにでもいる。
特に、自主企画を初めて主催するユーザーさんは、チェックボックスなど見ていないおそれがある。
また、ジャンルにこだわらず、どんな作品でも参加していいような企画を立てたい人もいるだろう。
そこで、なんでも参加できる企画を立ち上げたい場合には、いちいち公式ジャンルのチェックボックスを全部チェックしなきゃいけないようにしておく。
ひと手間かけさせることで、脳死企画の乱立をあるていど防げる。
また、参加可能作品が自動で集まるとなれば、休眠・放置アカウントからも作品が収集され、異世界ファンタジーや恋愛などの人気タグを参加可能とする企画の場合、参加総数が300や500ではきかなくなるおそれもある。
参加作品が集まりすぎるのを防ぐために、作品側のオプション画面にも設定項目を追加する。
「自主企画に自動参加する」というチェック項目を新たに用意し、デフォルトではOFFとしておく。
デフォルトOFFならば、作者が設定を切り替えない限り(つまり自発的な参加の意思を持たない限り)、休眠・放置アカウントの作品は自動収集されないことになる。
■まとめ ~自主企画とは何か~
ユーザーが主催する自主企画とは、つまり、読者の手間を省くシステムである。
自主企画とほぼ同じことが作品検索でもできるからだ。
しかし、作品検索機能が完璧ではないのと同じように、ユーザー企画にも限界がある。
たとえば、「ヒロインがメガネを着けている作品」や「恋愛関係にならない男女コンビが主役の作品」などとこだわっても、その条件に合わない作品を、検索結果や企画応募作から排除しきれはしない。
タグで嘘をつくことだってできる。
“ユーザー企画の概要欄を利用した星集め”問題の場合なら、概要欄にリンクを貼れない仕様にすれば、企画主催者の作品へ読者を誘導しにくくなるかもしれないが、URLやタイトルを記載するだけでも主催者の作品を読みに行く人はいるかもしれないし、そういった情報無しで「主催者の作品を読んでくれた人には優先的な見返りがあります」と言うだけでも、何とでも言葉の濁しようはある。
上のほうで「(脳死企画を防げるのは)“あるていど”だ」と書いたとおり、そもそも、他人のすることをコントロールできるなどと思わないほうがいい。
あきらめてしまえとは言わないが。
コントロールできもしないことに目くじらを立てたって、自分の胃袋が荒れるだけである。
自主企画について ユウグレムシ @U-gremushi
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