第4話 初めてのスキルチェック! 2
まずは、<個人情報>
個人情報:ステータス所有者の基本情報
名前、種族、年齢、レアリティ、職業、賞罰が該当する。この内、レアリティのみ非表示項目となる。
(コメント)個人情報保護法はないから、基本丸見えだよ! でもレアリティはセンシティブなんで隠しておいたよ。それ以上にセンシティブな項目はアウトだよ!!
「それ以上にセンシティブな項目ってなんだ……」
思い当たるものはあるけど、割愛。
基礎ステータス:ステータス所有者の能力詳細。
各項目は他者へのステータス開示に際して、開示可否設定が可能。
(コメント)
「各項目の横に〇×があるのが、開示可否設定ってヤツかな」
とりあえずは一旦放置して確認を進める。
LV:ステータス所有者の総合的能力値。
生命体を一定数討伐する事で経験値を得て、上限に達した場合数値が上昇する。
また数値が上昇した際、各種ステータスも連動して上昇する場合がある。
またLVの上限値はステータス所有者のレアリティに依存する。
(コメント)LVはなるべく早くにあげておいてね。最初は小型モンスターをやっつけるのがオススメ!
HP:ステータス所有者の体力。
疲労度とは関係なく純粋な生命力の値。
1時間で全体量の10%が自動回復する。
この数値が0になった場合、死亡状態になる。
死亡状態になってから1時間以内に自動回復以外の手段でHPを回復した場合、蘇生が可能。しかし、その場合LVが1減少する。
(コメント)Vtuberの効果で死亡しても即リスポーンだから、デメリットは無し! ガンガン行こう。でもリスポーン地点は早めに設定してね。
SP:このステータス所有者のスキルポイント。
各種スキル・魔法を使用する際に消費する。
1時間で全体量の10%が自動回復する。
この数値が0になった場合、行動不能状態になる。
行動不能状態になってから、1時間以内に自動回復以外の手段でSPを回復した場合、行動不能状態の解除が可能。その場合、SPの最大量が1増加する。
(コメント)SPはHPと違って使い切ってから、回復するのが大事! SP回復材は高いけど、用意して仲間に使ってもらおう。
筋力:ステータス所有者の物理攻撃力。
物理スキルを使用する場合、スキルの補正倍率がかかる。
抵抗値は体力。
(コメント)この世界はアル〇リオス計算式で成り立ってるよ!
つまり物理を上げて殴れば最強!!
体力:ステータス所有者の物理防御力。
筋力に対する抵抗値。
また、HPの最大値にも影響する。
(コメント)物理スキルの補正倍率は結構高いから、体力が高くてもダメージが貫通することが多いよ。でも無いよりマシ!
「体力は防御目的よりHP確保だな、コレ」
アル〇リオス計算式に倍率がかかると、防御なんて紙屑同然だったりするのだ。
ダメージはHPで受け止めろ。コレ、常識。
技量:ステータス所有者の器用さ。
遠距離スキルを使用する場合、スキルの補正倍率がかかる。
また、物理スキルの命中率・魔法スキルの詠唱速度にも影響を与える。
抵抗値は敏捷。
(コメント)技量は攻撃力だけじゃなくて、普段の器用さにも影響したり、魔法詠唱の速さにも影響する重要ステータスだよ! 頑張って伸ばそう!
敏捷:ステータス所有者の素早さ。
また、物理スキルの回避率にも影響を与える。
技量に対する抵抗値。
(コメント)敏捷は素早さだね! ちなみに、相手より4段階素早くなったら2回攻撃ができるよ!
「また、微妙に、スパ〇ボ要素……。あっちは技量だけど」
なんだろう、イシュタルさんはスパ〇ボプレイヤーなんだろうか?
知力:ステータス所有者の賢さ。
魔法スキルを使用する場合、スキルの補正倍率がかかる。
抵抗値は運勢
また、SPの最大値にも影響する。
(コメント)魔法は基本必中! でも運勢の前には無力だから気を付けてね。
運勢:このステータス所有者の幸運値。
知力に対する抵抗値
(コメント)実は運勢は色々なところに影響するよ。
運勢が高い日は小銭を拾う確率も各段にUP!
「高くなっても小銭拾う確率上がるだけなんか……」
運勢の恩恵が地味すぎる気がする。
私は知力・運勢が他ステータスより高いので、魔法型なんだろう。
必中毒魔法を当てて逃げ回れば、格上相手もワンチャンいけそうな感じもする。
「さて、次は期待できない装備欄か。……絶対に大した事は書いていない気がする」
装備:ステータス所有者の装備品。
各種ステータスに影響を与える。
各装備の名称は他者へのステータス開示に際して、開示可否設定が可能。
(コメント)装備は大事。でもメガネは本体だからもっと大事! 装備の効果は他人へ開示されないから、本体がメガネだとはバレないよ!
「ほらぁぁぁっ! 超どうでもいいぃぃぃぃぃ!」
そして、イシュタルさんメガネキャラに対して理解しすぎ問題。
ま、まぁ本命はこの後の所持スキルだし。
所持スキル:このステータス所有者の保有スキル
各スキルは他者へのステータス開示に際して、開示不可。
詳細は個別参照。
(コメント)スキルは他者にステータスを見せてもバレないよ。
「スキルバレはしない設計なのか……。それはありがたいかも」
おそらくだけど、私のスキルは規格外な物が多かったりするんだろうし。
「よし、スキル詳細を見ていくか~」
新人:職業 冒険者ランクGを得る
冒険者ランクはG~Sまで存在し、冒険者ギルドに登録した時点で職業:冒険者ランクGが与えられる。
冒険者ランクは冒険者ギルドに一定以上の貢献をすると上昇する。
さらに、冒険者ランクC以上は熟練冒険者とみなされ、各種制限の緩和を受けることができる。
(コメント)冒険者ランクがCになると、各国間の移動が簡単手続きになるよ。その代わり、指名依頼とか強制依頼とかも入るから注意!
低コスト:スキル使用時のSP消費が半分になる
半分になった消費SPは小数点以下も計算される。
(コメント)SP消費半減は装備アイテムとかと重複するよ! 低燃費最高だね!
Vtuber:仮想生命体。肉体が死亡状態または、本体が喪失した場合、リスポーン地点で再度復活する。経験値等は引き継ぐ。
リスポーン地点は屋内・屋外を問わず、自身が定めたポイントになる。
リスポーン地点は「ここをキャンプ地とする」と宣言した設定できる。
リスポーン地点の指定は1か所のみ可能。
(コメント)夜は寒いから、ちゃんと宿を取ろう! メシより宿!
「水〇うかよ!!」
北の民には馴染みの深い名言(迷言)だが、イシュタルさん日本文化大好きすぎじゃない?
稀:レアリティがURとなる
レアリティは個人毎に設定され、特殊なアイテムを用いて上昇する事ができる。
レアリティは
レベル上限は
(コメント)一般人は多くが
「ふーん、
極稀堕 紫愛って名前だったら
凄くどうでもいい事である。が、現状で最大レベルは80、更に特殊アイテムがあれば上限が20上がる余地がある。そして、現状でも達人クラスまでの伸びしろはあるという情報は有用だろう。
堕:任意に種族 堕天使に変化できる
種族:堕天使に変化した場合、各種ステータスに2段階の補正が加わる。
また、光属性魔法および闇属性魔法適正を得る。
使用可能な光属性魔法および闇属性魔法は自身のレベルによって増加する。
飛行可能。
(コメント)堕天使は魔法寄りのバランス種族! 生息数も少ないから目立つ事間違いなし!
「いや、目立つんかい!!」
毒属性に加えて光・闇属性が使えて飛行できるのはいいけど、やっぱり目立つというのがデメリットすぎる気がする。
紫:毒属性魔法適正を得る
現在のレベルで使用可能な魔法は以下。
ポイズンタッチ:接触した対象を毒状態にする。
消費SP5
成功確率は自身の知力および相手の運勢に依存する。
毒状態:10秒毎に相手HPの1%のダメージを与える。300秒間継続。
毒状態によりHPが0になった場合、死亡状態になる。
(コメント)毒属性魔法は実は色々できるよ! LVを上げて研究してみよう!
「毒状態にすれば5分で30%ダメージか。今のLVだと2回しか使えないからアレだけど、1時間で10%しかHPが回復しないんなら、これもかなり優秀だよな」
ポイズンタッチを継続できれば、最短17分弱で相手を死亡状態にできる訳だ。
しかも、まだまだ可能性を秘めているらしい。優秀。
愛:その戦闘中、一定時間『気合』『加速』『幸運』『熱血』『必中』『閃き』『努力』を得る。消費SP60。
気合:自身の体力を2段階上昇させる。120秒継続
加速:自身の敏捷を2段階上昇させる。120秒継続
幸運:自身の運勢を2段階上昇させる。120秒継続
熱血:自身の筋力を4段階上昇させる。1回の攻撃のみ有効
必中:自身の技量を4段階上昇させる。1回の攻撃のみ有効
閃き:自身の敏捷を4段階上昇させる。1回の回避のみ有効
努力:今回の戦闘で得る経験値を2倍にする。1回の戦闘のみ有効
(コメント)スキル山盛り盛り沢山。 愛は世界を救うんだよ!!
コメントの通り、 熱血・必中・閃きは一撃勝負、気合・加速・幸運は防御系ステータスを2段階上げてくれるというのは破格なんだとは思う。が、
「知力上がらないのかぁ……」
魔法型っぽいステータスの私にとっては、これは少し微妙に感じる。
やっぱり保留だな。いずれ筋力依存のスキルとか覚えるかもだし。
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