『クラシック音楽の反逆!』 14


 『?』 の人物は、非常に動きが早い。すぐに、返事がきたのだ。



? 『先方と話が付いた。予約も取れた。あす、朝、5時に出発する。最高速度で走り、ムンダーナ到着後、ステーションから見学して、帰ってくる。午後3時半に帰郷。国王には、1日待ってもらいなさい。ムンダーナな都合もあろう。予約はいつでも取れる。他に乗客はいないのだから。ステーションまでの道案内は、この、メーミがする。』


 そこには、身長130センチほどの人物が立っていた。


 きちんと、赤いスーツに、緑のネクタイを絞めている。


メーミ『はあい。まかせなさい。ぼくは、地下人類種族の、メーミです。あなたがたが知らない沢山の知識がある。』


侍『ふうん。話に聴いたことはあるがな。まあ、たしかに。わらしも、出発式の準備がある。王には説明をしよう。順番に話せば、分かるのではないか。たぶん。』



 侍従長は、それから、いやがる国王を説得した。


 2時間くらい寝ただけで、ムンダーナに向かって旅立をすることとしたのである。


 侍従長以外には、このようなことは出来ないのだ。


 部下の話しを聴かないのは、独裁者、ジャヤコガニュアン三世の良くないところのひとつに過ぎない。


 

    

      🚃









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