『クラシック音楽の反乱!』 13
侍『国王は、また、やっかいなところに興味を持たれたな。』
侍従長は、暗がりのなかで、顔のわからない相手と話をしていた。
? 『好奇心が旺盛なのは、良いことだ。』
侍 『その、地下鉄道といいますものは、まことですか?』
? 『しかり。まことなり。22世紀に作られしものなり。現代の飛行機の10倍以上の早さである。』
侍 『はあ〰️〰️〰️。そんなもん、動くのですか。』
? 『さよう。人工機械により、万全の保守を、されているのだ。』
侍 『やっかいな。しかし、王の身になにかあってはならん。わらしが、下検分をしなければならない。』
? 『それは、可能だと思うが、よけいに、料金が発生する。』
侍 『料金? 国王が乗るのに、料金がいるのか? 我々はジャヤコガニュアン貨幣を使うが、それでよいのか?』
? 『うむ。前例がない。相手のコンピューターに確認を行う必要がある。やったことがないので、しばらく時間を頂きたい。非常に高価になろう。考えてみたまえ。ムンダーナ行きの飛行機代金がいくらかかるか。』
侍 『たしかに。しかし、金はある。承知した。といっても、国王はあす出掛けると言っておる。』
? 『そこは、なんとかしたまえ。きみの仕事である。』
侍 『やっかいなことだ。やっかいなことだ。』
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