第6話 VS魔王

「どうした〜?呼んだか?・・・おい!!どういう事だ!?なぜ魔王がいるんだよ!」

「そんなの俺も知らない」


「ハッハッハー!ここはお前たちの墓場だァ!」

「喰らえ!死球デスボール

 やっやばい。どうしたらいいんだ。

「って逃げるなァ!」

 ランドリー・ブルーが逃げようとしていた所を俺は捕まえた。

「こうなったら、うぉりゃ〜!」

「やっ、やめろー!‪」

 俺はランドリー・ブルーを死球デスボールに向かって思いっきり投げた。

「ハッハッハーなにをしているんだ。そんなことで俺の死球デスボールを止められるはずがない」

「あぁぁぁぁぁぁ死ぬ〜誰か助けて」

 ランドリー・ブルーと魔王の死球デスボールが正面から激突した。そこで俺は意外な光景を見た。それは、ランドリー・ブルーと激突した死球デスボールはランドリー・ブルーのスライムの弾力に弾かれ死球デスボールは魔王の方に飛んで行ってしまった。

「な、なんだと!?ぐわぁぁぁぁ覚えてろ、よ」

 魔王は塵となって消えていった。

「何だこの下っぱが言いそうな言葉。こいつ魔王だよな!?」

「おい!幸大!死ぬかと思ったじゃないか!」

「生きてるんだからいいじゃないか」

「そういう問題じゃない!」

「落ち着いて。今度洗濯のりあげるから」

「なんだって!な、ならー仕方ないね」

 ちょ、ちょろすぎる


「おーい!サマナー俺を元の世界に返してくれ〜」

「おお!幸大魔王を、倒したんだってな?さすが俺の見込んだ男だ」

「へへっありがと。そんなことより元の世界に返してくれ」

「あーその事なんだけどな」

 サマナーは気まづそうな顔をする。

「召喚の儀式は頑張れば普通の人でも出来るんだ。けれど、送り返すことは魔王にしか出来ないんだよ」

「なんだと!?ふざけるなァ!」

 俺の異世界生活はまだ終われないらしい。

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気づけば異世界にいた。 くまたに @kou415

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