第2話 恋
「ハッ!」
目を覚まし、そして携帯をそっと開いた。
「よかった。返信が来てた。」
そう。今日は出会い系で知り合った子と会う日だ。陰キャだからこういう事はもちろん初めて。ましてや
俺は
「よしっ…。準備準備っと。」
お昼近くになり集合場所である駅を目指す。
ここからバスで1時間。音楽を
「遠い。長い。でも楽しみだな。」
ボソッと
1時間後、バスは止まり少し経ったあとまた進み始めた。
「暑い溶ける死んじゃう。」
ボソボソと呟きながら足を進める。
「集合場所はここか…?」
集合場所らしき所に着いた俺は、返信を進めた。
そして、不安で曇っていた
不安で緊張した少し
「か、可愛いな。」
つい心の声がこぼれた。
そして君は笑顔でこう返す。
「え〜!うれしい!初めまして!真也くんだよね?よかった〜!会えて!」
初めて聞いた、耳をくすぐる明るい
「じゃあ行こっか!」
彼女は突然、俺の指を
「ど、どこに!?」
自分の心には嘘をつけず、ただひたすらと彼女の後ろ姿を眺め…俺はこう思った。
でも、出会い系で知り合った人なんてみんなこんな感じなんだろうな。
少しモヤモヤする心と
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます