第3話
理想の友達過ぎた。
好きになったのも初めてだったし
人との会話がこんなにも楽しくて幸せな瞬間
と気付けたのもらんのお陰だと俺は思う。
らんが亡くなって何も無い俺を変えてくれた
それだけのきっかけで俺も前に進みたい
そう確信した日だった。
大学をちゃんと卒業した後
社会人になり、今はやりたい仕事に向かって
勉強を頑張っている。
かい「あいつ、変わったよな」
母親「かいも変わりなさい??」
かい「俺は元から変わってるよ」
母親「そういう所が変わり者の特徴」
かい「は!?どゆこと??」
母親「んふふ。」
双子の兄のかいは
頭がいいからそのまま大学院生になりました。
違う道に進む事は間違いでは無いと教わった。
双子の弟、ゆうとしてではなく
ありのままのゆうとして生きる事にした。
俺のやりたい事。
医者になって沢山の患者さんを救える様な
立派な人間になります。
らんみたいな優しくていい子達を
自分の手で救えたらって思える様になりました。
職場の人達にも恵まれて
今はとても楽しい人生だと思います。
"才能"
俺がずっと引っかかっていた言葉。
才能がない人間なんて居ないし
むしろ才能があるからこそ人間って役立ってる
そう考えたらちょっとは面白いと思うよ。
色々な人を通して今の自分があるなら
今の自分をちょっと好きになってもいいかもね。
舞う鳥の様に 人間。 @nk__22
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