【AI怪談 四話目〈女子高〉 一葉】

町外れのとある女子校。


昔、その場所は墓地でした。


だから真夜中にその学校を訪れると必ず怖い事が起こるそうです。


廊下を歩いていると自分以外の足音が聞こえて来たり、トイレから啜り泣く声が聞こえて来たり。


ついこの間まで委託されていた警備会社の人の話しによると、その学校は月に何度も夜中に不法侵入の警報が鳴るそうです。


ですが駆けつけて調べて見ても不審者が入った形跡は見当たらず、防犯カメラにも何も映ってないらしいのです。


警報が鳴るのは決まってちょうど深夜二時。


今日もちょうど深夜二時にその警報が鳴りました。


警報を鳴らしているのは誰なのでしょう。


もしかしたら成仏できないでいる墓地に埋まっていた人達の幽霊なのでしょうか。


それとも先日亡くなった、この話しをしてくれた警備員の幽霊なのでしょうか。


真相は分かりません。

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