第5話 上陸!!

この世界には、稀に化け物のような人間が生まれる事がある。


トンビが鷹を生むと言う諺を聞いたことがあるだろうか?


実際は、トンビが竜を産むことだってあるのだ。


大陸にもそういった理由で化け物のように強い人間が生まれる事がある。


そういった人間が聖騎士やら伝説の冒険者やら果には勇者などと呼ばれるようになるのだ。


そして、この俺、大鉈のレナードこと、聖騎士レナード・フラーフェンベルフもまた、自分自身が竜であることを自覚している。


ああ、この竜ってのは比喩表現でな、低位の竜ならなんとかなるかもだが、本物の竜と比べたらあれだよ、秒で灰にされるね。


ん?ヴァルハ族?


ありゃあ暴竜か何かの群れだろ?知り合いに一人ヴァルハ族がいるんだが…、ていうのは今はいいとしてだ。


聖騎士はその力故、様々な任務をあてがわれる。各地にいきなり現れるとんでもなく強い魔物を倒すためだ。


その為、聖騎士には一種の特権が与えられている。自由に国々を行き来することができる特権だ。


この特権ができたのは約5年前、魔物の南下、そして活発化により、ミスガル帝国やその周辺国家が混乱に陥ったことからだ。


このままではあらゆる国家が滅亡する危機であると、国々は結託し、とある連盟を作った。


人類共闘連盟だ。


読んで字の如く、みんなで協力してこの災禍を乗り越えようねって話だ。


この人類共闘連盟により、聖騎士という、フットワークの軽い特記戦力を作ることが可能となったのだ。


そして、この人類共闘連盟には鎖国していた極東の島国や、極西に住んでいると言われていた魔族達も加盟しているらしい。


魔族ってのはゴブリンやらオークやらとは違って、魔物には分類されてないそうだ。


俺も良くは知らないが、角が生えていて、暗い青色の肌、そして腕が四本生えているらしい。


…………ゴブリンやオークより魔物っぽいけどな、


口に出したら多分、すっごく怒られるから言わないけど……


聞いた話では、ヴァルハ族達も加盟したとか………、彼らに俺達の助けが必要だとは思わないけどな……、ああ、そうか!!逆だな、何か起きた時に、友好の為とかそんな建前を掲げて遊びに来る腹づもりだろう。



つまるところ、聖騎士とは人類共闘連盟加盟国の人民を、強大な魔物などの脅威から守る為に存在しているということだ。


まあ、そんな感じで加盟している各国に任務で赴き、働き詰めの限界聖騎士、それが俺、レナード・フラーフェンベルフだ。


今回は、ミスガル帝国のお姫様の護衛任務だった。なんでも、第二王女様が聖なる光の魔法に目覚められたらしく、民草を守るために騎士を目指すそうだ。


そのため、再編を始めた騎士学校に入学をするつもりらしい。しかし、その騎士学校は、各国との摩擦が緩和し、友好の証として、各国が推薦した特別留学生を取り、各加盟国から優秀な人材を集めて新たな聖騎士を育成する事が目的の学校だと。


そんな所に、姫様は入学するそうだ。


ご苦労な事だ。城の中でのんびりと本でも読んで過ごしてれば楽に生きられたものを………、


しかも、そんな姉を心配して、第三王女のレナ様まで帝都を離れてミスガル帝国北方に再編された騎士学校のある街、ミミールまでついてくると言い出したのだ。なんでも、回復魔法などの支援魔法ならできる為、軍医部門に入学するつもりらしい。


そのため、護衛対象は二人、帝都からなら、運河を通って北側の海を進むほうが早く着くために、海路を通ることにしたのだが、


何ということか、海竜の一種、シーサーペントに襲われてしまったのだよ


帝国の騎士達と何とか護衛艦に引き寄せて、姫様方の乗っている船を逃がせたのは良いが……


竜族相手だ、何とか頑張って死人を出さずに撒くことができたが、足の骨を折っちまった。


竜相手に戦ったんだ、死人はいなくても死にかけだらけだ。


いやー、痛いなー、こりゃあもう戦えないなー、まずったなー。この仕事終わったら休まないとなー。


なんてウキウキで思いつつ、姫様方の乗っている船を追ってミミールに向かっていたのだが………、


「なんでギデールがいるんだよ」


暴竜が姫様方の船に乗ってやがった……、しかも、2匹も






✦✦✦





俺とアリシアは護衛艦が近づいてきたタイミングで船に戻る事にした。クラーケンを倒した事を船員達に告げていると、護衛艦がすぐそこまで近づいてきた。


護衛艦の方を見ると、何人かの人物がこちらを見ている。その人達の内の一人は俺達の…、とくにギデールさんの顔を見て苦い顔をした。


護衛艦はアリシアの船まで橋を伸ばし、その苦い顔をした人物がこちらの船に上がってくる。


その人物は赤茶色の癖っ毛な髪を肩まで伸ばし、顎には軽く髭を生やしてある。


格好は緑でボロボロなコートのような物を着ており、足を痛めているのか松葉杖をついている。


とてもこんなに立派な護衛艦で働いている人とは思えない出で立ちだな。


「おおー!!レナードじゃないか!!相変わらず辛気臭そうな顔してるなあー!!」


ギデールさんはその人物、レナードとか言う人に手を振りながら話しかけた。


どうやらギデールさんの知り合いらしい。


「誰が辛気臭そうな顔だ………、そんで、なんで一商人でしかないアンタが姫様の船に乗ってんだ?」


レナードという男はギデールさんに指をさして詰め寄る。


「いやー、クラーケンに襲われてたからさあ」

「あぁ?クラーケン?」

「ほら!そこ」


ギデールさんは海を指差し、レナードはそれを見る。レナードは顔を思いっきり歪め、そして力なく質問する


「それで、あれを倒したのが、アンタとそこのゴリマッチョか?」


それに対して、俺はすかさず訂正を挟む。


「いいや、トドメを刺したのはこのアリシアだ!」


それを聞いたレナードは真顔で固まる。


「……………」

「あれ?どうしたの?レナード?」


ギデールさんが、おいおーいとレナードの前で手をハタハタさせるが反応がない……、かと思いきや


「姫様に何やらせてんだー!!!」


何やら怒り出してしまった。


……………


姫様?


俺はチラリとアリシアの方を見る。彼女は申し訳なさそうに頷くのであった。


なるほど、戦士でも騎士でもなく姫様か………、


「………不敬罪で首が刎ねられなければ良いが……」

「ハハハ、大丈夫だよ、そんな事はしないさ………、レナード殿、クラーケンと戦うと言い出したのは私だ。彼らはその手助けをしてくれたんだ。あまり悪く言わないでくれ」

「……まあ、姫様が言うなら別に良いんですけどね……、」


そう言いつつもギデールさんにジトッとした目線を投げかけている。


それに対して、ギデールさんはいつも通りアッハッハッハと笑っているのであった。


「あ、そうだった。トーリン君、このレナードは君が目指している聖騎士の一人だよ」


何かを思い出すように笑いを止めたギデールさんはレナードに肩を組んで指を差し、そう言うのだった。


「あぁ?聖騎士目指してるって?そこのやつがか?」

「うん、そうだよ。彼はトーリン君、ヴァルハ族からの特別留学生さ」


それを聞いたレナードは、目を丸くして俺を見た。


「嘘だろ、これでまだガキなのかよ…」

「トーリン君はピチピチの15歳だよ」


と、驚くレナードの顔をペチペチ叩きながらギデールさんは言うのだった。


「同い年だったのか!?あっ、いや、よく見ればまだ顔に幼さがあるな……」


それを聞いていたアリシアは俺をマジマジと見てそう言った。


…………


「……そんなに俺は老けて見えるのか?」

「いや、デカいからガキに見えねぇだけだろ」


レナードはそうフォローを入れてくれた。この人は案外いい人なのかもしれない。


「そう言えば、シーサーペントに襲われてたみたいだね。倒してきたのかい?」

「まさかぁ、隙を見て逃げてきたよ、まあ、おかげさまで足がこれだ」


レナードはそう言って包帯を巻いている足を動かす。なるほど、シーサーペントを相手にして怪我したわけか。


それに、護衛艦側の活気をみる限り、疲弊はしているようだが落ち込んでいる者が一人もいない。


つまり、竜相手に死者を一人も出さずに逃げおおせたというわけだな。


この海という、海竜のテリトリーの中で。


このレナードという男、聖騎士なだけあって実力はありそうだな。そんな事を考えていると、ふと戦う前の事を思い出す。


「そう言えば、アリシア……さま?」


姫様であることが判明した為、念の為に敬称で呼ぼうとするが、アリシアは笑って


「アリシアでいい、特別留学生ならば、君もミミール騎士学校に入学するのだろう?ならば、私と君はただの学友だ。」


そう言うのだ。ならば


「……アリシアよ、クラーケンと戦う前に、俺がヴァルハ族だと言ったら、顔色を変えていたな……、ヴァルハ族だと、何か問題があるのか?」


俺がそうアリシアに尋ねる。レナードはその様子を自身の短い顎髭を撫でながら聞いている。ギデールさんもその話が気になったのか、レナードの頬をペチペチ叩くのを辞めている。


「いや、ヴァルハ族に問題があるというわけではない……、不快にさせたなら謝ろう……」


アリシアはそう言って頭を下げようとしたが、俺はそれを制する。


「いや、単純に疑問に思っただけだ」

「そうか、なら良かったのだが……、実は、最近ヴァルハ族らしき人物が大陸で事件を起こしているんだ」


その言葉に俺と、ギデールさんは驚いた。アリシアは話を続ける。


「大柄でウルフソードを二刀流にした男が、一人で東の砦を壊滅させたという報告が入っていてな。その魔法に頼らない純粋な戦闘能力の高さ、ヴァルハ族が使うという特殊な雄叫びを上げていたとも報告が入っている。

そして何よりも自身の事をヴァルハ族だと名乗っていたそうだ。それらの事から、この砦襲撃事件の犯人はヴァルハ族の男として捜索をされていてな。」


アリシアは真剣な目でその話をしていた。


ウルフソードは確かにヴァルハ族が好んで使う剣だ。特殊な雄叫びも恐らくはウォークライ……しかし、


「ギデールさん、ここ最近、アーガルズを出たヴァルハ族なんて俺達の他にいましたっけ?」

「いや、私の船にはここ数年は私とトーリン君以外のヴァルハ族は乗っていないよ………、そもそも、大陸へ向かうヴァルハ族自体数が少ないからね。

だが、確かにこの話は気になるね。私も、アーガルズに帰ったら他に大陸側へ船を出している村に話を聞いてくることにするよ」


ギデールさんは先程までの巫山戯ていた雰囲気とは変わり、真面目にそう話すのだった。しかし、


「人間相手に殺し合いをするヴァルハ族か……、もし本当にヴァルハ族ならば厄介な事になるだろうな」


俺は腕を組みながら、大陸での生活に少しだけ不安を覚えるのであった。


もし、事件の犯人がヴァルハ族ならば、恐らくは大人のヴァルハ族だろう。


アイスグリズリーなどよりは危険な存在だ。なによりも、敵対した時に、俺は同族を殺せるのだろうか……


ヴァルハ族は魔物との戦いは嬉々として行うが、人間同士で争うことは実は少ない。


流血沙汰の喧嘩くらいはあるが、誰かが誰かを殺したという話は、俺がアーガルズで生活してきた15年間で一度も聞いたことはない。


もし、そんな事をすれば他のヴァルハ族全てが敵になるというのも理由の一つだろう。


………もしや、それが狙いか?ならば何故アーガルズではなく、大陸で事を起こした?大陸の国と戦争でもするつもりなのか?分からんな……。


俺はそう思いながら空を見上げるのであった。








✦✦✦







アリシアの船はクラーケンとの戦いで使い物にならなくなり(何故だか、俺の足跡サイズの穴がたくさん空いていた)、船員を護衛艦とギデールさんの船に分けて行くことになった。


アリシアはこれから学友になるのだから親睦を深めようとギデールさんの船に乗ることにしたようだ。


すると、先程まで気絶していたアリシアの妹、レナもこちらの船に乗りたいと言い出し、姫様が乗るのなら私も乗ります!と俺が助けた騎士のような姿をした少年、アリシア達の幼馴染で現在騎士見習いのキースも乗ることになった。


話によれば、彼もまた、騎士学校に入学するつもりらしい。年も実は俺やアリシアと同じ15歳だとか……、なんでも、ただの騎士の学校ではなく、聖騎士や特務騎士?などになる資格が取れる学校が俺の行く学校らしい。


「いやー、その節はお世話になりました」


キースは後頭部を撫でながら俺にそう言った。彼は金髪の髪を短く切っており、真面目な印象を受ける人物だ。


「気にするな、ちょうどクラーケンと戦いたいと思ってた時だったからな」


キースは冗談だと思っているのか、アハハハと笑うのだが……、冗談ではないのだがな……


俺達は今、甲板に出て海を見ながら話をしている。大陸はすでに見えているから、永くせずに着くだろう。


「しかし、凄いですね、あのクラーケンを3人で倒してしまうなんて、レナは驚きです」


レナはすごくお淑やかな子なようだ。ヴァルハ族はみんな元気いっぱいな感じだから新鮮だな。彼女は俺達の行く騎士学校の軍医部門に入学するつもりらしい。まだ13歳だが、頭が良く、攻撃には使えないが聖なる魔法を多く宿しているらしい。


「ああ、しかし、あれはトーリンやギデール殿の助けがなければ倒せない相手だった。改めて礼を言わせてくれ」


アリシアはそう言った。


「うん、まあ、受け取ろう」


俺としては、クラーケンと戦う機会をくれた事に感謝したいくらいだが……、まあ、アリシア達からするとクラーケンに襲撃されたことは悲劇でしかないのだから、この気持ちは心にしまっておくことにした。


「そう言えば、トーリンさんってアーガルズの出身なんですよね?危険な魔物が沢山いると聞いているんですけど、向こうではどんな生活をしてたんですか?」


そんな事を考えていると、キースが俺に質問をしてきた。うーん、日本人だった俺の価値観がドン引きされるぞと言っているのだが


「それは私も気になるな」

「レナも気になります!!」


二人からもそう言われる。まあ、話しても大丈夫だろう


「まずは…、俺が5歳の時の話からしよう………、あれはよく雪の降っていた時だった………………」


そこから、大陸につくまでアーガルズでの話をしていたのだが、キースは冗談っすよね?と引いており、アリシアは流石トーリンだな、と称賛し、レナは凄い方なんですね!!とすごく眩しい笑顔で言ってくれた。







✦✦✦






「それじゃあ、私達はここまでだ。レナード、アリシアちゃんとレナちゃん、トーリン君にキース君を頼んだよ。」

「はぁ…、まあ、送るまでが任務だからな……、ヴァルハ族のガキはついでだ。」


レナードは別れを告げるギデールにため息をつきながら答えた。


「ギデールさん、例のヴァルハ族の事が分かったら教えてくれ」


トーリンは別れ際にそう言った。やはり、大陸で人を殺しまくっている同族について、思うところがあるのだろう。


「うん、分かってるよ。トーリン君も、そっちで何かしら調べてくれると嬉しいな。それと、学校楽しんで来てね」


ギデールは笑顔でトーリンにそう言った。その後、レナード率いるトーリン一行はギデールやギデールの船の船員達、護衛艦やアリシアの船の船員達と別れを告げ、港街から牛車で半日ほどの距離にある、ミミール騎士学校へと向かうのであったが……


トーリンはその港街の様子に衝撃を受けていた。


石レンガで舗装された道には様々な露店が並び、ヴァルハ族の村の家とは違い、青色やオレンジ色の瓦を使われた2階3階建ての家が建ち並んでいる。


大通りを外れ、入り組んだ小道のある家々の隙間は、内なる少年が冒険心を誘う。潮の匂いと人々の喧騒に包まれた空間は、血と雪と森の香りしかしないアーガルズとは大違いだ。


アーガルズは、15年間住み、すっかりとヴァルハ族になったトーリンにとっては随分と住心地の良いところだったが、穏やかに暮らすのならばアーガルズよりも大陸の方が、何倍も住みやすい所だろうとトーリンは思うのだった。


トーリンはただでさえも大柄で、背中には大きな戦斧を担いでいるため目立つのに、しきりに周りを見渡し、田舎者丸出しの態度で注目を集める。


しかし、トーリンは全く気にせず初めての大陸を存分に楽しんでいる様子だ。


「なあ、なんだあれは!!」


トーリンは少し緑っぽい串焼き肉を指さして尋ねる。


トーリンは初めての街に浮かれていた。それはそれは浮かれていた。まるで遊園地に来た子供のようにあらゆる物に興味を持つ。それもそのはず、彼はファンタジーなこの世界を知ることは戦うことと同じくらい好きなのだから。


「あれは、ジャイアントフロッグの串焼きだな」

「ならばあれは?」


次は明らかに哺乳類の肉ではない物を焼いている肉を指差す


「あれはダイオウヤンマの蒲焼だ」

「凄いな!!見たことないものだらけだ!!」


大興奮なトーリンに律儀に答えるのはアリシアである。レナードはその様子にデカくてもガキはガキだなと思い、レナは可愛らしい方なんですね、と思い、キースは船の時とのギャップに戸惑いを隠せずにいる。


「はあ、もうすぐ牛車との合流地点だ、はしゃぐのはそこまでにしろ」


レナードは流石聖騎士と言ったところだろうか、松葉杖で移動しているのにも関わらずトーリン達の歩速に合わせている。


レナードにそう言われたトーリンは「ああ、少しはしゃぎすぎたな」と恥ずかしげもなく言い、気持ちを少し落ち着かせた。


牛車が到着し、それに乗り込んでいく。


トーリンはまだ見ぬ学校へワクワクとした気持ちを胸に抱き、初めての牛車の旅を楽しむのであった。










その様子を街の陰から覗き見る者がいた。


空気穴とも、外を見る除き穴とも取れる無数の穴の空いた無機質な鉄仮面を被っており、その表情は読み取れない。


「あれは……、ヴァルハ族……」


彼女・・はそう言い残し、その場に、ジャリン、という鎖のような音を立てて去るのだった




      ❖❖❖あとがき❖❖❖

■レナード・フラーフェンベルフ(27歳)

限界聖騎士さん。ギデールとは面識があり、腐れ縁だと思っている。大鉈のレナードと呼ばれるように、自身よりも大きな大鉈を武器として扱う男である。


■ギデール

レナードの事は友達だと思っている。昔に色々やらかした事でレナードからは厄介事を連れてくる奴だと思われているが、気に止めていない。


■レナ・ミスガルド

13歳の少女で世間知らずなまさにお姫様。人一倍優しい心を持っており、回復や解毒の魔法を得意とする少女である。


■キース・トリスタン

真面目な性格の少年。騎士の家の出のため優秀ではある筈。神の力を持つアリシアや最強蛮族であるヴァルハ族のトーリンと比べるのは可哀想。


楽しんでいただければ幸いです。


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