休日朝

(((s


! 目覚ましのアラーム


「ん、んん」


! 衣擦れの音


! 目覚ましを止める音


「うぅ、むぅ、んぅ?あさぁ?」


「はぁい、おはよぉう」


「はだけてるってぇ、だいじょうぶよぉ。あなたにしか、みせないんだからさぁ」


「もうちょっとぉ、ねたいぃ。えぇ?せっせいぃ?やーよぉ」


「いや。おきるのはいやぁよ。もう、そんなにいうなら。ん。」


「え?じゃなくて、ほら。ん!」


「だから、おこして」


「ぎゅっとして起こしてくれなきゃ起きないの!」


「赤ん坊じゃないもん、れでぃーだもん!」


「あ、ちょっとぉ。行っちゃうの?コーヒー?それは飲むけど」


! 開き戸が開く音


「早く起きてこいも何も、持ってきてくれて良いのよ?あ、行くな、行かないで!」


! 開き戸が閉まる音


! 床を歩く音


% ヒロインの音源は壁越し、遠ざかりつつ


「もう、何よ。意地悪、抱っこぐらいして、して、え、私、今?」


^ ヒロインがベッドから落ちる


^ 声にならない悲鳴を押し殺しつつ枕を叩くヒロイン


)))


! 開き戸を開けて閉める音


% ヒロインの音源オフ


! テレビを付ける音


! コマーシャル(任意)


! 調理音: コーヒー、トースト


! トースターでパンが焼き上がる音


! 開き戸が開く音


1t… おはようございます」


! 開き戸が閉まる音


「その、今朝は大変お見苦しいものをお目にかけまして。叶うならば、放念していただければと思うのですが」


「やだ、ってそんな短く否定しないでよ。ああもう、小っ恥ずかしい」


「ええ、そうよ。私は朝が弱いんですよだ。知ってるなら忘れてくれたっていいじゃないのよ」


「あれはあれで好きって言われてもね、私が自分で好きじゃないの!」


「末代までの恥だわ。良いの?私の末代はあなたの末代なんですからね」


「これは被っても良い恥って、恥に被って良いも悪いもないわよ、まったく」


「それもこれも、昨日寝るのが遅くなったからだわ。眠気覚ましに、浴びるようにコーヒーを飲んでやる」


! テレビが消される音


^ ヒロインがダイニングの椅子に座る


! トーストの乗った皿が置かれる音


「ありがとう、ってあなたトースト1枚あたりバター1個って、せめて半分にしなさいよ。ほら、今日は私もバター付けて食べたげるから半分渡しなさい」


「こら、人の話を聞いて、あらら、塗り込めちゃった。もう、二十年後が怖いわよ?病院にはついて行ってあげませんからね」


! コーヒーポッドが置かれる音


「はい、ありがとうね。それでは、いただきます」


! 食事音


「そういえば、結局昨日はなんで遅くなったのよ」


「諸事情って、いつもそれなんだから」


dwあ仕事のことなら言えないことも多いのかもしれないけどさ、もうちょっとこう、具体性をとか。そういうのを付け足してくれたってねえ?良さそうなものだけれど」


「具体的なことはそのうちって、何かまた変なことでも企んでるんじゃないでしょうね」


dし他所の女とどうこうって話なら」


「まあそうよね。そんなことないって、私も信じてるわよ。 w3じてるから」

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