彼らは失敗した殺し屋の後始末をしていた。
肉を愛した殺し屋、通称"人喰い"。
敬意を示し、通称に則って彼はミンチにされた。
どこかで戦隊ごっこでもしているのか、子どもの声が聞こえてくる──。
日常と非日常の混在する冒頭描写、かれらはまだ自分たちに降りかかる運命を知らない。
短いのに、殺し屋の通称やセリフ選びが秀逸なので彼らの人柄が伝わって来ます。
時代がかった言葉を使う女の子も印象的で、少ない描写なのにキャラクターが映えるっ!
緊迫してるのにのんびりと会話してるんですが、大人の汚さと信念が同居してる感じで良いのです~。
裏稼業のお仕事ででろくなことにならないお話なのですが、キャラクターが魅力的なのでなんだかオシャレでスタイリッシュなお話です!!