126.四ツ腕
エマは四ツ腕の鬼が黒い珠を飲み込み、瘴気の風が結界内に充満した時に何もできないでいた。
レンとアーキル、重蔵、イザベラ、他数名は何かしようとしていた。
しかしそれもできずに領域は完成した。
瘴気がエマの体内の魔力を乱す。
四ツ腕は強力な結界を張り、空中に玉座があるように座って右上腕を振った。
四ツ腕を見た瞬間、恐怖に襲われた。勝てない。死ぬかもしれない。自身だけでなく大事な家族もだ。
すると四ツ腕を守るように立っていた牛頭馬頭と2体の巨大な蜘蛛が動き出した。
「王の真似事のつもりか?」
レンが呟いたのが聞こえ、レンの方を向いてしまった時、イザベラに背中を叩かれた。
『何をぼうっとしているんだい。今は戦いの最中なんだ。死ぬよ』
ハッと気付いた。そうだ。ここは戦場だ。
大切な家族であるイザベラもエアリスも居る。友人である水琴や葵も、そしてレンや世話になっている蒼牙や黒縄のメンバーも居るのだ。
そしてこの戦いで誰かが死ぬかもしれない。それはエマかもしれないのだ。勝てないかもしれないからと言って戦わない理由はないし、ぼうっとしている暇などない。
エアリスを見るとすでに魔力を練っている。妹はエマよりも覚悟が決まっているのを見て小さなショックを受けた。イザベラに怒られたのがエマだけなのがその証左だ。
玖条家の面々もすでに臨戦態勢に入っている。
エマたちの元には巨大な蜘蛛の魔物が襲ってきている。
葵が土蜘蛛と言っていた。
(速い)
土蜘蛛は体高3m、体長8mほどもある。長い足を除いてだ。
そして四ツ腕の瘴気を受けて外骨格のような装甲が各所に生まれていた。
ガシャガシャとその8本の足で高速で玖条家の元へ襲いかかってくる。
大きな盾を持っていた蒼牙の隊員が2人、土蜘蛛の突進を止めようとして前足に吹き飛ばされた。
しかし効果はあった。土蜘蛛の突進は止まったのだ。
その瞬間、レンやアーキル、イザベラ、重蔵たちの魔法が土蜘蛛に殺到する。
土蜘蛛は術に晒されて前進が止まっている。
「ちっ、魔力耐性が高いな」
「固いですね」
レンが舌打ちをし、葵が答える。2人とも既に次の魔法の準備をしている。
エアリスは風魔法を放ったようだが土蜘蛛に小さな傷をつけた結果に終わってしまっていた。
しかしその魔法にはエアリス特製の魔法毒が含まれている。
土蜘蛛の動きが明らかに鈍った。
エマは瘴気に乱される魔力を集中し、巨大な水晶の槍を作り出した。
細長い螺旋の円錐形の槍はギュンギュンと回転し、土蜘蛛の顔面に向かって高速で射出される。
土蜘蛛は身体を少しよろめかせながらをそれを避けようとして、左前足の付け根あたりに水晶槍が突き刺さった。
(良かった、効いてる。なら戦える)
同時に右前足の付け根が凍りつく。葵の魔法だ。
しかし痛覚がないのか土蜘蛛は無理やりそのまま動き出す。
水琴が特攻しようとするが土蜘蛛が何か粘着質な物を吐き出し、水琴はそれを避けた。
縮地で即座に接近し、右前足の第一関節に刀を振り下ろす。
スパッとではなかったが、土蜘蛛の右前足の爪先が斬り落とされる。
蒼牙の面々も剣や槍を土蜘に突き立てるが装甲に邪魔されて大きな傷は与えられて居ない。銃は効果がないようだった。
『エマ、次の準備をしな。手加減している余裕なんてないよ』
『はいっ』
エマは剣や槍を持って土蜘蛛に攻撃している者たちを避けるように、土蜘蛛の背中部分に当たるように水晶槍を落としたが、装甲に跳ね返されてしまった。
「レンくん、アレの動きを少しの間止められるかしら」
「わかった」
水琴がレンに頼み、レンは即答する。
「かしこみもうす。かしこみもうす。我らが祭神たる武御雷神よ、その力の一端をお貸し給え」
水琴が簡易的な祝詞を唱えると、水琴の神気が一気に膨大な量になり、水琴の体が光りだし、その光は大蛇丸に収束した。
レンはその間に葵と共に土蜘蛛の足を土魔法や氷魔法で足止めしている。蒼牙たちも土蜘蛛の動きを釘付けにしようと動いている。
「はぁぁぁぁぁぁっ」
水琴は10m以上飛び上がり、大上段から刀を振りかぶった。
土蜘蛛はその大きな頭を上に向け、口を空けた瞬間、地面から生えたレンの土槍に開いた口を縫い留められた。
一刀両断。
水琴の光の刃がエマの水晶槍でも破れなかった装甲などなかったように土蜘蛛を左右に綺麗に分割した。
土蜘蛛は瘴気に還り、モヤとなって死体も残らない。
(凄い威力。神の力を借りたとは言え私にアレほどの威力の魔法はないわ。そして私はあれほどレンを信じられるかしら)
水琴はあの一撃を当てるために防御を捨てていた。レンを信頼して任せたのだ。そしてレンもその信頼に応えた。
レンだけではない。イザベラとエアリス以外の人間に自身の命を天秤にのせた行動を預けられるか、否だ。
そしてそれが戦う者として間違っていることもわかっていた。
エマは自分が魔物と戦う心構えさえできていなかったことに気付いた。
(私は覚悟が足らないのね。でもまだ戦闘中よ、反省するのは後)
エマは自身に足らないものに気付いたが、今すぐどうにかなるものではない。
今は目の前の敵を倒し、自宅に家族みんなで帰ることを考えるべきだと心に決めた。
◇ ◇
「水琴、大丈夫か?」
「えぇ、なんとかね。でも少し休ませて欲しいわ。アレはまだ覚えたてで消耗が激しいの」
「いや、良い一撃だった。おかげでうちの戦力を温存できた。まだ戦いは終わっていないからね」
レンは獅子神家の者に言って水琴を下がらせた。
それほど消耗していたのだ。
だが水琴の一撃のおかげでアーキルの〈赫雷〉や重蔵の上級忍術などを使わずに済ませられた。
土蜘蛛はなかなかの強敵だった。蒼牙や獅子神家にも怪我人が何人かでている。
葵は後ろに下がって彼らの治癒をしているようだ。
如月家の方を見ると幾人か死人や怪我人が見えるが、牛頭はすでに倒され、馬頭と戦っている。
如月家の戦力は高く、賢三の指揮は的確なようだ。
レンは〈影蔦〉を走らせると後ろから馬頭の足を一瞬ぐらつかせる。
その瞬間を逃さず、如月家の剣士が馬頭の足首を切り落とした。
余計な手助けかと思ったがこれで馬頭との戦いは大丈夫だろう。
左翼を見ると未だ土蜘蛛との戦いが続いているが土蜘蛛は瀕死になっている。
怪我人は何人かでているようではあるが、距離が遠い。
それにレンは四ツ腕に対して危機感を抱いていた。
四ツ腕が同時に戦っていればもっと被害は拡大しただろう。
なぜ動かないのか。戦いを観察し楽しんでいるように見える。
かなり強力な結界を張っているし、如月家と近隣の退魔士たちはまだ戦っているので勝手に手を出すわけにもいかない。
「レン、俺がアレをやろうか? アレはちょっとまずいぜ。死人が出る」
「わかってる。でも李偉は待機していてくれ。李偉に倒して貰うのも手の1つだがそれだと玖条家に強力な仙人が居ることがバレる。それはちょっとまずいんだ」
「そうか、わかった。面倒だよな」
李偉がこっそりと助力を提案してくれたがレンはそれを断った。そして断った理由も李偉はすぐに理解してくれたようだ。
(戦いだけに専念できれば良いんだけどね)
如月家の前で李偉を見せる。それは悪手だ。
水琴とエマとエアリス。その3人を守るにはレンだけでは手が足りないかも知れない。だから李偉を連れてきた。もちろんカルラやクローシュの分体を彼女たちにはつけている。
李偉の存在は決して四ツ腕や妖魔に対処して貰う為ではないのだ。
もちろん四ツ腕がどうにもならない化け物だった場合は李偉の手を借りることもあるかもしれない。
だがそれは今ではない。
むしろ今李偉が四ツ腕を倒したらなぜ最初から李偉を投入しなかったのかと死人も出ている如月家に責められるだろう。
李偉ならば牛頭馬頭も土蜘蛛も四ツ腕も本気になれば単体で倒すことができてしまうのだ。
これはどちらかというとレンの嫌いな政治的な問題だ。
如月家に玖条家の戦力をどこまで見せるか。
蒼牙や黒縄はいくつかの家に傭兵として貸し出しているが切り札は使わないように言いつけてある。
それでも見ればその戦力の高さや練度はある程度予測される。
如月家は近隣の大家だ。情報を収集していることは間違いがない。
(いや、ココは僕個人の戦力を見せつけて置いたほうが良いかもしれないな)
「あっちも終わったようだ。動くぜ」
「あぁ、わかってる。これからが本番だ」
レンが少し考えているとアーキルが横に来て話しかけてきた。重蔵は後ろに控えている。
土蜘蛛が2体、牛頭鬼と馬頭鬼も倒され、残る妖魔は四ツ腕だけになっている。
そして戦闘を楽しそうに見ていた四ツ腕は立ち上がり、地面に降りてきた。
◇ ◇
(やっぱり強いわね。玖条家。それにチェコの魔法使いたち、あんなに強かったの?)
麻耶は玖条家の戦いを後ろで観戦しながら呆れていた。
同じ土蜘蛛を相手したというのに玖条家には怪我人がほとんど出ていない。
獅子神家には数人出ているがそれらも軽傷だ。
左翼に集まっていた他家の者たちは如月家が幾人か指名し、頼み込んだ高位の術者たちだ。
即席の部隊なので連携はともかく近隣では名のある者たちばかりである。
しかしその名のある者たちの集団よりも、玖条家は土蜘蛛を早く倒してしまった。怪我人も少ない。
水琴が切り札を切ったとは言え、戦闘は危なげないものだった。少なくとも如月家が戦った牛頭馬頭との争いよりは。
(暗部や上層部が危険視するのはわかるわ。レンくんもどこであんなに術を覚えたのかしら。日本の術式とは違うわよね)
レンの使う魔法は西欧の魔法使いたちが使う物に近い。ただそれらとも質が違うように麻耶は感じた。
しかもまだ覚醒して3年も経っていないのである。
霊力も最初に会った時と比べて遥かに上昇しているのは見ているだけでわかる。あれだけの魔法を使いながらまだ息切れすらしていない。
チェコの魔法使いがいる。イスラムの術士もいる。斑目家の忍者から忍術を習ったというのもわからなくはない。
だがどんな修行をすればこれほどの短期間で強くなれるのか、麻耶は理解が及ばなかった。
(もし如月家でレンくんを確保できていたら……)
今見たレンの実力だけでも如月家の戦闘部隊の中核を担えてしまうだろう。
だがレンは覚醒したばかりだと言うのに如月家の捜索を躱した。どのように躱したのかは未だわかっていない。
レンを如月家に取り込めていたら、もしくは玖条家を如月家の傘下に入れられればと思う。
ここ数年妖魔や怨霊の被害が増大している。戦力はいくらあっても足らないのだ。
しかしそんな仮定はありえない。ついとりとめのないことを考えてしまった。
四ツ腕が立ち上がり、麻耶は考え事をやめた。
ここは戦場なのだ。麻耶はまだ死にたくなかった。
◇ ◇
四ツ腕が地面に降り、自身に張っていた結界を解く。
右上腕が左下腕の大太刀に手を添えた時、レンは首筋が寒くなった。
「結界を張れ。獅子神家は後ろに下がれっ」
レンに言われずともレンと共にアーキルと重蔵、イザベラが3重に結界を張る。
それほど四ツ腕の持つ雰囲気は危険だったのだ。
蒼牙と黒縄の幾人かが獅子神家の者たちを玖条家の後方に無理やりでも連れて行く。障壁を張っている者たちもいた。
抜刀。
黒い刃が大きな半円を描く。
即席で張った結界はスパリと破られ、レンはその感触から既に張ってある結界では間に合わないことを感じ、剣閃に合わせて3重の障壁を張る。
更にレンは魔力を練り、十文字槍を地面に落とし、小茜丸に魔力を込めて斬撃を合わせるように飛ばした。
3重の障壁を破ったが勢いをなくした四ツ腕の斬撃とレンの斬撃がぶつかり合い、相殺される。
後ろに居た葵と水琴はともかく、エマとエアリスは反応できていなかった。
止められなければ蒼牙や黒縄、獅子神家を含め何人死んでいたかわからない。
それほど四ツ腕の斬撃は速く、鋭く、強かった。
李偉の気配が近くにある。レンが止められなかったならば止めてくれていたのだろう。頼りになるヤツだとレンは思った。
ハッと気付き、中央と左翼を見る。
如月家は20人ほど死人が出てしまったようだった。生きていても重傷者も出ている。
賢三も四ツ腕の斬撃に危機感を抱き、結界を張らせたようだったが如月家の結界では止めきれなかったのだ。
左翼ではレンも知っている強力な結界士が斬撃を止めたようだが、幾人か胴体が泣き別れになっている術士たちがいる。
(甘かったか? いや、今は後悔している余裕はない)
李偉の力を見せつけてでも四ツ腕を排除していればこれほどの死人はでなかった。
レンの失策と言える。
だがレンは如月家にいくら死人が出ようとも気にする立場ではない。
自分たちの身を守りきれなかった如月家が悪いのだ。
(如月家はもう使えないか?)
同様の斬撃を幾度も繰り返されれば死人はどんどんと増える。
そう思って如月家の方を向くと如月家の術士たちの目は死んでいなかった。
怪我人を運び出しながら術者は四ツ腕に対して術式を放つ。
そしてその後ろでは賢三が明らかに特別とわかる錫杖を持ち、印を結んでいるのが見えた。
(如月家にも切り札くらいはあるか。あの一撃が予想以上だったのはあっちにとっても同じか)
如月家から放たれた術式は四ツ腕にいくらか命中したがそれほどの傷は与えられなかった。やはり即席の術では威力が足らない。纏っている瘴気の鎧で減衰してしまうのだ。
アーキルが普段よりも気合の入れた〈赫雷〉を放った。
その赤い一撃は四ツ腕の左上腕を盾ごと焼いた。
しかし盾に軌道を逸らされ、胴体部分や頭には当たらなかった。
イザベラも渾身の魔法を放ったが黒い大太刀に斬られてしまった。
チッとアーキルの舌打ちが聞こえた。イザベラも苦い顔をしている。
エアリスは魔法を放ちたそうにしていたが、四ツ腕は彼女の魔法の射程外だ。だからと言って近づくわけにもいかない。
アーキルの〈赫雷〉の威力はレンも十分知っている。それを腕一本で済ませた四ツ腕の防御力の高さに、レンは四ツ腕の戦闘力の評価を1つ上げた。
召喚が終わったのか賢三の横に3mほどの体高を持つ青い炎を纏った虎が現れた。青虎の式神は一気に100m以上の距離を詰め四ツ腕に迫る。
ゴオと青い炎を吐き、四ツ腕はそれを大太刀で防いだ。
左翼からも片翼2mの翼を持つ鵺が現れた。誰かの式神なのだろう。
レンも幾枚も式符を懐から取り出し、烏の式神に特攻させる。
青虎の戦いの邪魔をせず、後背や脇から突撃させ爆発させるのだ。
青虎は牙と爪と炎で、四ツ腕は大太刀と矛でほぼ互角に戦っているように見える。
四ツ腕の右手から鵺が攻撃をし、左手側からレンの烏が特攻し、青虎に優勢な状況を作ろうとする。
四ツ腕の纏う瘴気はあの一撃でかなり薄れた。そして今また戦いで消費されていっている。
邪魔になるので魔法などで援護もできない。それほど四ツ腕と青虎、鵺の戦いは激しい。
しかし数分の戦いの後、青虎と四ツ腕の戦いは四ツ腕の勝利に終わった。青虎には瘴気の大太刀が胴体を貫き、鵺も地面に落とされ、足で頭を潰されてしまった。四ツ腕もいくつも大きな傷を負っているが、健在だ。
賢三が悔しそうな表情をしているのが見えた。
如月家の士気が一気に下がったのがわかった。
「仕方ないか」
如月家はもう使い物にならない。他家の術者もあの青虎や鵺以上の式神は出てこないだろう。
かと言ってあの四ツ腕と接近戦をする気にもならない。
四ツ腕の瘴気はかなり消費されたが大太刀は未だ瘴気が溢れている。
フルーレやシルヴァ、アル・ルーカを出せるならば切り結んでも良いが小茜丸や十文字槍では少々不安が残る。
ココは四ツ腕の領域内でレンの魔力は乱れているし、瘴気に対しての対策も万全ではない。
玖条家全員で突撃すれば倒せるだろう。だが確実に何人かは死ぬ。それはレンの意に沿わない。
ならば切る手札はこれしかない。
(カルラ、頼めるかい)
(承知した)
レンは両手を上げ、魔力を高めた。そして体内の聖気も放出する。
これは別に必要な儀式ではない。単なるパフォーマンスだ。
30m級のカルラが現れ、四ツ腕もその存在に驚き振り向いた。
そしてカルラは素早く上昇し、即座に上空から四ツ腕に向かって突撃していく。
レンはこっそりと魔力毒を服用した。
体内の魔力が乱れに乱れ、ガクリと片膝が崩れ、片手で体を支える。体が熱くなり、汗が顔を伝って地面に落ちる。
「レン様っ」
葵がレンの元に駆け寄ってくる。
四ツ腕は大太刀を振るい、カルラに黒い斬撃を飛ばした。
黒い斬撃はカルラを切り裂き、四ツ腕はニヤリと笑った。しかし即座に断面がくっついてカルラの勢いは衰えない。
四ツ腕は驚いた表情のまま、大太刀をカルラに突き出した。しかしそれも意味はなく、カルラの大きな口に上半身ごと食われ、下半身だけ残った。
◇ ◇
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