『宇宙台風250号』

やましん(テンパー)

『宇宙台風250号』


銀河気象予報官


 『宇宙台風第250号が、地球に向かっています。』



長官


 『地球? れいの、戦争ばかりやっている、やっかいな、発展途上惑星か?』



予報官

 

 『やっかい、は、気象用語にありませんが。』



長官


 『政治用語だ。地球に到達するのは初めてか?』



予報官


 『いえ、巨大生物がいた時代以来です。しかし、当時は、まだ、知られている範囲では、地球では気象観測は行われていませんでした。いまのいわゆる人類も、まだいませんでした。』



長官


 『ああ。たぶん、ジラはいたがな。』



予報官


 『なんだ、そりゃ。』



長官


 『気にするな。ぜひ、他の該当するお話しを見てやってください。🙇 さて、いまは、その人類とかがいる、わけだな。』



予報官


 『はい。原始的ながら、気象観測は行われているようです。いささか、自意識過剰みたいですがね。あ、これは、気象用語ではないです。知らせますか?』



長官


 『知らせて、どうする。宇宙台風については知っているのか?』



予報官


 『知らないでしょう。宇宙台風は、ダークマター嵐です。まだ、彼らは、直接観測できないでしょう。しかし、こいつは、間接的に大きな災害をもたらします。かつて、巨大生物が絶滅した原因でもあります。猛烈なダークマターの渦が、地球を直撃します。ま、なにも起こらないかもしれないし。しかし、彼らには、防御スクリーンを張るテクもない。でも、予報官には、知らせる義務があります。相手が受け取るかどうかは別としてですがね。』



長官


 『わたしは、政治家だ。まかせよう。よきにはからえ。』



予報官


 『あい、わかりました。』



 予報官は、異空間通信にて、地球に通報した。



       ➿



 荒川放水博士は、いわゆる、オカルト学者とされているが、本人は、極めて正統派と自認している。


 異空間通信の基礎をすでに見いだしていたし、宇宙台風についても見抜いていたのだ。ただし、相手にはされていなかった。1000年、早すぎたのだ。


 しかし、博士は、その通信を、見いだした。


 『なんだ、こりゃ。🐝🐛🐌🐞🐳🐙🐠🐡🐚🐦🐑😤🐷🐽🐮🐗🐾🐘🐴🐫🐸😷🐩🐣🐑🐣🐥🐤🐔🐙🐠🐝🛸🏃ー🐝🐛🐌🐑😪🐑🐑🐑🐑🦕🦖😭 ううん。わからんな。』


 地球は、まもなく、未曾有の災害に見舞われたのである。


 最新の、大量絶滅の、ピークが来た。


 

   😨😨😨😨😨  


 🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇




       











      🙏


 


 

 




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『宇宙台風250号』 やましん(テンパー) @yamashin-2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る