ヤクザ君と強強ちゃんⅡ
《次の日》
「お父さん、おはよ」
「ご飯が冷める前に食べちゃって」
いつものように、ご飯を用意し準備をすませ
「行ってきます」
と言い、鍵をかけて家を出る
いつもの通学路…と思ったのも束の間
昨日見た男が学校に入ろうとしてるんだが…
というかうちの学ランと言うことは?
マサカとは思うけど同級生!?
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※説明しよう
うちの学校は自分達の次の代から
制服や校則がリニューアルしたのである
悲しい事実だけど私たちの方が
全体的に安いのでありがたく思ってるよ学校✨
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「あ!強強ちゃーん」
と言って、こっちに向かってくるのだが…
「!!!先生助けてください、知らない不良が…」
うちの担任で生徒指導のエキスパートに声をかける
「(・・?あー、雪じゃないか。停学処分終ったんだな」
「そうッスよ、先生」
「だか、金髪と刺青は感心しないぞ」
「すいません、親父が煩くて」
「事情は分かるが、せめて髪を隠せ」
「へい、サーセン」
「今回は多めに見ておくか
おい、京子職員室にこいつ連れていってくれ
HRは遅れても良いから」
「…へ?分かりました」
と言うわけで、教室に戻る
どうにか平穏が戻ってきた
のだが…
「おーい、お前ら歓迎しろ二年の時に停学処分
噛ましてた奴が帰ってきたぞ」
「久しぶり、刹那雪です
見た目が家庭環境のせいでこれだが
仲良くしてくれると助かる」
そうして陽キャには
「ねぇ~雪君、今までどこで何してたの?」
「適当に生きてた」
「え~、何それオモロ」
「お前さ運動好きか?」
「応、好きだぞ」
「ならさ、放課後ランニング付き合わね?」
「良いのか?やり~、上がるわ」
「そう言えば、何で京子さんと職員室いったの?」
「そうそう、他の人も周りに居たのにね」
「あー、それは俺が指名したから」
「え?」
「あいつは恩人で大事な奴だからさ」
「じゃあ付き合うの?」
「分からねぇ」
と、友人が出来たそう
私は、ソンナコトも知らずバイトに熱中してました
担任の家にて
「先生~」
「ここでは若俺は部下なんだから」
「分かったよ、女を好きになった」
「あいつか?どうして?」
「前に俺を助けてくれた」
「ほう?それで?」
「あいつは家に問題がある助けたい」
「分かってたよ、ヤングケアラーの
特色が色濃く出てるもんな
だから、あいつの母親は組で落とし前を
つけさせて貰いました」
「そうか…、父親の方は?」
「そちらは、我々が学校の間に」
「ご苦労だ」
京子の家
「ただいま~」
「お帰りなさい京子」
「お父さん!?」
「今まですまなかった」
「どうしちゃったの?」
「もう大丈夫になった」
「よかったよ」
書類を見つけるまでは…
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