私貴-私の日常

生徒がガヤガヤと話している。

「雪サン」

と私に声をかけてくる厄介な人が今日も来た。

「何ですか」

と私は淡々と返事をする。

なにも難しいことではない。

呼吸をするだけ。

「今日の日誌やっておいてくれない」

と彼女は自分の利益のために押し付けてくるものだから。

「・・・・」

無音の圧でも駄目そうなので

「やってくれるよね」

「無理、図書室で用があるから」

「そっか」

と最悪な空気

「・・・・」

あー、換気したい

「マタネ」

「それじゃあ」

と私はその場を後にした

「ドウシタラ、いやドウシヨウカナ」

彼女がどこかに連絡をかけることを私は知るよしもなかった。

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