風花-桃籠

 私たちは、一年の時に同じクラスに成った

 私は演劇部とボランティア部

 彼は部活には入ってたが、席をおいているだけの幽霊部員だったような

 今となっては、どうでも良いことかもしれんが

 私は環境が苦手だ

 正確に言うと、これっぽっちのことだが心がポッキリ

折れた経験を一度したため、怖いんだ

 人がいる環境が

 そんな中でも、彼ともう一人の男子は私と仲良くしてくれた

 奇跡的に、その三人は後ろの端で固まった席が組まれてたからだ

 二年、三年に上がってクラス変更、ましてや文理分かれても仲良くして貰えて本当に嬉しかったよ

 ある日、私は極限にパンク寸前だった

 なぜなら、部活の残業が計り知れないからだ

 三年に成るまでやってきたが、役者に成って

輝くことは、今となっては夢物語

 彼の言う通り流されてればと今に成って後悔してる

 そうやって仕事をしているうちに、私達は20担った

 皆顔ぶれも変わらず…とはいえ垢抜けてるが、

兎に角にも近況が聞けることを楽しみにしていた私だ

 酒に酔いしれながら、いつもの三人でも話せたので

楽しかった

 あの話が上がるまでは

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