第3話会社1

この会社では、徹底的にイジメられ、暴力、モラハラ、パワハラを最大限に受けて来たので何話か分ける。

先ずはイジメその1。


その日も現場仕事をしていたら、急に会社から電話があった。

僕は船舶課に所属していたが、調整課の人間が足らずに困っていると言う。

現場で作業していた時の電話。

急に、今夜は夜勤しろ!と課長が言う。

他にも若い衆はいたのに、僕だけ。

「今夜は、予定があるので急に夜勤しろと言われても、出来ません」

と、答えると、

「じゃあ、お前は調整課の課長を泣かすのか?」

と、返してきた。

僕は嫌われていることを知っていたので、急きょ夜勤になった。

この会社の夜勤は、夕方出勤ではない。

朝の6時半には出勤して、日勤帯の仕事を終わらせてから、ちょっと準備をして夜勤をするのだ。

貿易の書類屋だ。


船に乗り込み、数を数え、確認して書類を作る。

荷役会社への指示もする。

基本的には荷役会社の仕事の数を数える仕事。


皆んな5時半頃日勤を終えて帰って行くのに、僕はカバンを持って、夜の船に向かう。

ある若い衆が言った。

「僕は、羽弦君を見てると可哀想に思えてくる」

と。

じゃあ、お前が夜勤しろよ。お前が上司に夜勤はしないと食ってかかったから、大人しい僕ばかり夜勤が回ってくるのだ。


夜勤開け。

朝の出勤をする人間は夜勤を終えた僕を見て、お疲れ様とか絶対に言わない。代わりにこう言う。

「今から、帰りかぁ〜。良いな、オレラも帰りたいよ」

だと。

夜勤開けの人間にそんな事を言う会社の連中だった。

火曜日と木曜日は夜勤と決まっていた。

そして、他の課の応援での夜勤もあるので残業代が凄い事になるのだが、それがまた、ピンハネされて。

とりあえず、この会社の連中はクソだと言う紹介から。

あぁ〜、実名を書きたい!

でもね、大人だからそこは勘弁してやるが。

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