第21話 魔法使いもう産まれないから

「確かに有機生物でしたがそういう事もあるんですね…

あ、でしたら一族で魔王国こちらへ引っ越すのはどうでしょうか?私で良ければこちらの生活になれるまで支援しますし、こっちにそういう偏見はありませんよ」

魅力的な提案かもしれない

こっちなら王国にも見つからない

「いいかもなぁ…はー。つくづくなんなんだ。俺のやって来た事…」

「ハハハ、まぁ、えにしらしいから」

つきだし食べながら拗ねるアンドリダをなぐさめる

「何の縁だよ」

「アスラス様の」

はー。と盛大なため息を吐いてからアンドリダが唐突にスマホを取り出す

「うわ。電波バリバリに入ってる。魔王国なのにっ

………」

「はい。」

あ。電話してる。いいのかな?ここ。ってか誰に?

「おい。プリモ!来いよ」

「は!?どこに!?」

そりゃそうだ

「おおくの者が飲む酒場っ」

「多くの者!?どこ!?」

おいおい…

「はー。迎えに行ってくるから大人しくしてろよ。アンドリダ」

「唐揚げ頼んでいい?」

「いーから!」

覚悟が行ってすぐにカタンが来た。スウェットで。

「覚悟から相談うけたから来た」

カタン様だ!カタン様!

ちっ。人気だな

「魔法使いの件は私も賛成だ。ラインありがとう。来たよ」

え、なんか派手な人…うわ!?え、アスラス神!?神様じゃねぇか!!?

アスラス神様!アスラス様!

アスラス様も魔物から人気だな!なんでだ

あとラインアカウントあるんか!神様

2人並んで前に座る

なんだこれ!威圧感すげぇ

「あ、はじめましてアンドリダ。カタンの兄です」

「兄!?」

「正確にはちょっと違うけどまぁいいや」

待て。諦めるなカタンっ


「魔法使いの一族はこっちへ来ていただくとして、人々には一族の事は忘れていただいて

プリモの出自はウヤムヤでいい?アスラス」

「まー…そんなところかなぁ」

2人で、そんな話をしている

今まで殺されてきた子供も救えたんじゃないのか

なんで今なんだ

「勝手だな」

口をついて出る


「え、あ。ゴメン、プリモに聞いた方がいいか?」

わからないか。まぁわからないわな。

ほぼ不死身なんだろうし

「何様だって言いたい所だけど。まぁ両方神様みたいなもんか…」

「アスラス神と兄弟とか…カタンは、何者なんだ。」

「あぁそうか、アンドリダとプリモには話してないね。プリモきたら一緒に説明するよ」

炎熱と禿は知ってるのか…






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る