不思議物語。〜食わず彼女〜

猫野 尻尾

第1話:転入して来た少女。

いちページ読むのに時間がかからないよう短めにしてます〜。(=^x^=)


僕の高校に、ひとりの少女が転入してきた。

なんでも兵庫県から引っ越して来たらしい。

新しい制服が間に合わなかったのか、どこかよその高校の制服を着ていた。

 

僕には分かるんだけど、その子はただならぬ妖気をまとっていたんだ。  


担任がその子をクラスのみんなに紹介した。


その子の名前は「夢道ゆめみち 寝寝子」さん・・・変わった名前・・・

そして「寝寝子さん」は印象的な牛乳瓶の底みたいな「めがね」をかけていた。

髪は黒髪のおかっぱ、今ならショートボブ?

メガネをマイナスポントに見たとしても彼女は可愛いかった。

        

彼女をデフォルメしてアニメのキャラにしても可愛いと思った。


あ、僕の名前は「古里 畦道ふるさと あぜみち」17歳・高校二年生。


その日から僕は「夢道ゆめみち」さんのことが気になりはじめた。

まぎれもなく僕のタイプだったからだ。

だいたい僕自身変わっていて、人間じゃない生き物や魑魅魍魎に妖怪たちが大好き。

だから妖怪は今もいるって思ってる。

夢道さんを好きになる理由はそれで充分。


だからって夢道・・・寝寝子ちゃんが妖怪って言ってるんじゃない・・・けど人間とは違った雰囲気を醸し出してることに僕は魅力を感じた。


ぜひとも仲良くなりたい。


だから僕は迷惑もかえりみず、夢道さんに積極的に話しかけた。

おかげで、寝寝子ちゃんが僕と付き合ってくれることになった。


付き合ってるうちに牛乳瓶の底みたいな「めがね」も寝寝子ちゃんに、よく似合ってるって思うようになってきた。


で、仲良くルンルン気分で寝寝子ちゃんと一緒に学校から帰ることになった。


づずく。


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