第7話Part 3: Enrage/Opposite

“Meaningless by being meaningful.”


 どんなに強くなっても、戦うとは疲れるものだ。例え、その敵が弱くても、日々がただ繰り返すだろう。つまらなくて、つまらなくて、だから、その対処方法は……。


 ナムリョンが一週間ほど他の死人を探し始めようと言い返し続けても、今までまだしなかったそうだ。最近の行動は怪しくて、何かを隠しているみたいだ。


 間違いなく、数日から行動が怪しくなり、最初はテレビを見た後だった。新聞とチラシに夢中して、死人に関係するものと思って調べたら、買い物に関するものだった。いや、違うんだ。ものを買うなら、奴には金がないって……。


「当たったんだ!!これは絶対に当選番号、この退屈な地獄から俺のただ一つの抜け道……あっ!?」


 複数の打ち身を連れてロンドンに到着してできた。ツアーガイドなしで一日が自由放題だ。歩美を一人で残してもいいかなと思えば、それはいいだね。そもそも俺の勝ちだったし、彼女が戦場から逃げずに敵に囲まれて死ぬなんて、そんなのは不可能だ。


「ねえ、もし自分が抜け道を見つけずに死にかけたところ、そのことを予想した友が立ち去ってどこかで豪華旅行したら、ムカつくと思いませんか?」


「そうだが、何故急に問いかけた?」


「何も、何もないよ。」


 まあ、考えて心配しても彼女の思いなんかここから変えるわけもないから、彼女が現実というものを受け止めるまでほっとしておいていいんだね。それこそが天才な考え方である。


 ところで、テレビなどからよく見られていたロンドンとは違うな。こっちは、まるで死都みたいだ。屍者が現れた以来、東京も静かになってもこれほどじゃないね。あまり人見ていない。だからこそ、違和感がある。


 村山さんによれば、世界中で死人がいるはず。本当であれば、人気なロンドンではいないわけがないんだ。いなければ、理由があるなら、あれか?


 思い通り、死力源オマ(死人など力の源)を少しでも出してみたら、屍者たちが急に襲いかける。場所によって姿が変える。こっちなら、もっと寒い空気に適当な姿だろう。


 日本にいるものに比べたら、もっと速くあり、体が鎧のようなものがあっても、暴力が劣っている。ビルなどを壊す力じゃ持たないけど、人間にはもっと危険なものでありそうだ。


 他は同じままで、今の自分には同じく匹敵しない。槍を使わずに、拳だけでも倒すことが出来ている。速くても、攻撃が読みやすい。


 それとも、奴らは往生際が悪い。どれほど仲間を簡単に倒し続けても、段々来ているだけ。状況がもっと見られ、視界を広がるようにビルの上に登る。


 数が多すぎて、見ても吐きたいほどである。力を尽くし始めて、最初にしたことを逆にする。それなら消えるはず。


 当然で、死力源を圧した瞬間、屍者たちが即座に姿を消していた。直後、人間の姿が現れ始め、屍者の遺体を調べているみたいだ。


 非常に人間が増えていて、その原因を探しているそう。即ち、俺を探しているんだ。それを構わずに、休みたいから近くのバーを探しに行く。


 中に入って足を踏んだら、バーの中の客みんなは俺を睨んでいる。わけも分からないままに、軽やかにビールを注文する。


 ビールの先に、バーテンは俺が「化け物」を殺したものかと問いかけた。真実を隠し、嘘をついたら、バーテンと客の表情が変わった。さっきの睨みもなくなる。


 観光客の俺が情報を調べてみる。死人が「ナイトス」と呼ばれ、口にしたらみんな憎み始める。その理由を教えずにバーテンだけじゃなく、周りの人も怒っている。


 嫌悪の根源を知るように、ナイトスを守らないような言葉でもっと質問を出している。憎みが共通だからか、以外とみんなは全てを語らえる。


 まずは、何故みんなの態度が同じくある理由は、ここへ来る客は同じ人であるから。その加え、毎日ほども死人と屍者のことを語り合っていた。


 ロンドン人は屍者の出現以来、親しい人々を失い続けて、政府がロックダウンを実施したため、市民が家や避難所で隠している。


 バーテンは家族を失い、殺人された頃の写真を持って、失くした左手が屍者と対抗した証である。辛い人生であっても、彼はもう慣れてきたそうだ。


 それに限れず、次々と客たちが自分の経験を語って、その証拠までも見せることに。言葉にすれば、みんなは自分にとって大切な人を失っていた。


 同じ苦しみを感じているから、よくバーに集合して、色褪せない日々を過ごすには、新しいことを語り合いながら、一緒に戦って、一緒に祈っている。


 だけれど、血まみれの戦いの中、一つのことを気付き始めた。化け物はナイトスがいないと現れない。それを確認できたからこそ、みんなは死人を憎んでいる。


 それを聞くだけで迷っているね。死人を憎むとは、信じられないことだけど、確かにみんなは辛い生活を送らせてしまった。死人を殺すためのチャントを唱えるほど、そんなの憎しみが募ってしまった。多分、ここの死人が違うかな。


 死力源の流れを集中し、飛び出しながら近くの死人の位置を探知してみる。まだよく使える技じゃないから、時間もかかるはずだ。


 屍者を避けながら、時間が経てば、段々死人の死力源も感じ始める。ここの死人は基地を作るようで、同じ場所で集めっている。


 辿り着いたら、処分場だ。地下基地と思って、槍でゴミを拭いた瞬間、眩しい白い灯りが視界をさした。それは爆発だ。


「かかった。今ならあの人を——何っ!?」


 煙が消えていく頃、向こうで見える姿は一人の男と一人の女である。無事の俺はただ無語で睨んでいる、次の行動を待ちながら。


 近寄せて、二人はナイトスとして紹介する。男がパニックしているそうだけど、女は無感情で話している。何かを見せると言って、俺をどこかへ案内している。


 目的地って、まあ、地下基地だけれども、想像よりも正直哀れだな。上の処分場の方がマシだけど、意気地がないみたいね。


 でも、その理由はすぐに気づくのだ。外は二人だけであった理由は、他は負傷中、残りの健康な一人が探知機を操作している。


 負傷は多分状態を説明できる言葉じゃないだ。死人の生存性が非常に高くあっても、それは弱点になるかもしれない。それは頭と胸だけの死人がここで生きている。


 障害者と言えば、みんな障害者だ。自由な3人に聞いて、さっきの男が怒り始めそうだったけど、女は説明役をする。


「そう、これは人間の故だ。それとともに、我儘な生存者に見えない屍者の所為も。」


 ここの屍者が何故速いと、その答えは奴らが暗殺者みたいであり、こっそりと人を殺すから。死人が外にいたら、群れとして一緒に攻撃する。状況を分からない人間がそれを誤解して、死人の存在は屍者の存在の理由と思ってしまった。


 それでも、これは人間には知識がないことだから。これは双方と対話するから得られるものだ。それぞれの苦しみがある、それぞれの憎しみがある。こうなってしまったら、説得なども効かないだろう。


 その迷い込む時、今まで感じられない大量の死力源が突然遠くから感じられている。きっと、屍者たちが今どこかで集めっている。


「この位置は……あの位置だ……。」


「それは死人を嫌悪する人たちの場所だ。それでも、奴らを救いたいのか?」


 彼女は急に訪ねているけど、その調子が平たいでも、何故か俺を止めさせたいと脅迫するみたいである。それは簡単に理解できることだ。疲れ果てたはず。人を守り続けていても、命を捧げても、結局同じ人間に殺させるだけ。同じ場合なら、俺もそうするよ。


「行くよ、俺。人を守りたいだけだと決めたから。でも、お前らが嫌ならそれもいい。間違いとも言わないよ。でも、俺なら行く。それだけだ。」


「——何を言ってたんだ!!?まるで俺らの苦しみを知ってる言い方でも、何も知ってねえだろうが!そう簡単に言いやがって、何を……。」


「いいんだ。行きたいなら、行け。ただそれは俺たちの関係の行方を決着するものだけだ。」


 犠牲が多くなる前に、死力源を強く出して、屍者全部を俺に釣る。飢えている屍者が地面に集まって、着地する俺を待っている。


 数え切れない屍者と戦い、終わりなく殺し続けている。乱舞のときめきは生き生きと感じていても、その楽しみが怒りに覆われている。


 十匹か百匹か千匹までも殺してできたかどうか分からずに、この体は今本能で動いている。考えなくても、戦い続けている。でも、そのため、眠くなるそうね。


 目が疲れて閉じかけた時、強い爆発が短い眠りから起こされる。屍者の遺体が飛んで、今の数が数えるみたいだ。上を見て、ビルの上にいる姿はさっきの女だ。


「助けてくれると思わなかったね。」


「勘違いするな。お前の大きすぎる愚かさに引き連れられただけだ。それはそうと、俺の名前はアシュリー・バレットだ。」


 全匹を殺すまでは二人だから時間もかからなかった。俺の愚かさなんては知らないけど、もう来てくれてよかった。まあ、あの男は嫌だったも。


「——基地が!速く戻ろう!!」


 片付けば、何故か急に、そこにいる連中の存在が段々消えていて、同時に探知できていも、強さが計らないものが現れたんだ。


 数匹の屍者が邪魔して、現れるほどに心臓の鼓動が段々不安になるだけ。焦っている二人は、頼りない技を使って、基地へ駆けている。


 ……来たら、もう遅かった。


「あ……悪魔が……襲ったんだ……。」


「何故……何が、一体何が起こったんだ!!?」


“Who should be sacrificed for I could reach our noble dream.”

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