第6話Part 2: Melancholy/Frightened
“Keeping it hidden then wait until it would tear down more victims.”
もう何日が経ってか分からなくて、日々が変えていくのは早すぎる。他人はもうどこまで辿り着いたか、それも分からないままに、自分だけが動けやしないようだ。
激励の言葉は山ほどあり、沢山の人々から与えられても、本当の自分は結局あの日のまま。彼らは多分私がどれほど劣っているのも知らずに、段々超えていく中、まだ私の方が優れていると思っているそうだ。
何れも気づかれるでしょう。今更、人と合えば、仮面をつけるように、劣等感を隠しながら強さだけを見せることもできなくなる。情けないほどに、変える気を失ってしまった。
こんな気持ちなど、全然好きじゃないんだ。何も知らずに、毎日毎日どれほど頑張ってみても、きっと邪魔する何かに逃げる。
ならば、他の誰かに吐き出せばいいと思っても、やるための勇気と信じられる人がいないんだ。信用できるものなら、自分には金がないんだ。ただで相談できるものなら、行列がいつも長すぎる。
勇気だって、金だって、行列だって、自分が動いてみればできるはずだけど、それでも、結局できないんだ。なんでできないと、それを毎日ほど自問自答しているだけ。
過去、現在、未来、そんなもんを思う度、頭が痛くなる。何も考えずに生きたいんだ。人の心を知らずに、人の思いを構わずに、人に見られずに。だから、ここは一番いいって、誰にも来られないはず。それなのに、なんで来る人がいるんだよ!!
「——消えろおおお!!!!」
狭い廊下の間に、最初は安全なところと思われる周囲にも、突然屍者たちが現れていく。そのため、歩美と俊博が一旦部屋を探すのを止めることにする。
形が変えた、奴らの姿は前とは完全に異なっている。適応するもの何のかと、そうであれば、奴らを指揮するものがいる可能性がある。
……効かないって、強くなってきて、それでもこの手が鈍くなるのか?愚かに自分が迷い込む中、大変なことを見逃した。強くなってきた奴らは、坂本さんを倒してできた。
もちろん瞬間的だったし、彼は弱者じゃないから、すぐに立って、また戦っている。そうでありながら、私の攻撃がだんだん効かなくなり、避けたりすることにしてばっかりだ。
環境を利用して、奴らを倒そうと思っても、被害が大きすぎるから取り消した。同時に、坂本さんは奴らを潰すことができて、数匹を倒したのに、突きがあったら退けている。
暗い部屋に入って、何故だと聞いたら、彼はただ「頭を貸してくれ」と言った。説明せずに、やむを得ずと思うから、ちょっと寄り添う。
「自分の技だが、言葉にすれば、人に情報を与えるとも言える。当事者に関する今まで知っている情報をあなたに与えて、その後、すぐに橋詰紫織を探して。」
詳細と原因を知りえるには、こそこそしなきゃいけないことにして仕方なかった。誰にも隠されて、バレるはずのないものでも、書かれたから知られてしまった。
自由って、流動的なものである。強制されずに自分で選んだからこそ、それが自由と呼ばれているけど、そもそもあることを選ぶ理由は自由から生まれたものなのか?
「神」に定められた運命なんだとか言われても、恐らく正確なのは前人に決められた未来である。即ち、老人のこと、親のこと。
親子が愛し合うのは義務より大切なものと考えられても、そういうのが恵みのように、人は皆経験できるものじゃないんだ。
恋愛よりも家族の方がガラスみたいだ。もちろん、離婚は全ての家族に訪れるものじゃなくても、時には家族を保つ中、喧嘩ばかりの毎日が促されてしまう。
被害者は誰だと言われたら、もちろん弱者の誰かだ。よく夫が加害者になると言われても、妻もできる。けれど、その惨劇では、産まれて仕方なかった子供が傷だけを受ける。
周りに判断されないように、不倫で子供が生まれてしまった幸せな恋人が結婚し、新しい生活を送ってみた。
全てが順調のままで、子供が七歳になった。でも、その幸せの時が、ある周りの人の心には憎しみの種を生えていた。
二人が問題のないままに結婚してできても、親族全員がそう思っていなかった。最初はまだ我慢していたが、その頃にある宗に参加して、極保守的な宗だった。
そんな子供の生れ方も罪深いと見られて、してしまった繰り返せないことであっても、事実を受け入れない親族が家族の崩壊を企んでいた。
二人目の子供の妊娠中、穏やかな日々の中、妻があるメール取ってニュースを見れば、浮気をした夫が見知らぬ女と一緒に死亡と見つけられた。
裏と本当の原因を知らずに、妻が怒って落ち込んで、鬱病の果て、流産になった。耐えられずに辛すぎて、生けつけていたが、あの日から全てが変わった。
男の子の子供は俊秀、同年生に追いつけないほどの成績を持っている優等生であった。そうなれる理由は優しい家族だったが、そうなれなくなる理由は崩壊した家族だった。
その時から、家に帰られたくないほどに母を避けたかったが、結局できなかった。親の優しさはお金と食事、残りはただ残酷な母であった。
普通も虐待を受けて、体中に傷だらけであった。意識があるままに、女性化、強姦。その行為はアルコールがあれば悪化した。
休憩の時もなし、成績だけじゃなく、態度も悪くなってきた。そのため、虐められていた。居場所を失くして、他人、特に母が悪魔みたいに見られていた。
隠れ場は家の中の使われない押し入れだった。そこで隠し始めた頃から、日々を日記に書き、絵を描いていた。
一人で狂おしく笑ったり、一人で堪えようとしながら泣いたり、一人で輝く日々を想像したり、そんな風で日々を過ごしていた。
前は辛かった体験がやがて虚しく感じられてしまった。また虐待されたある日、仮面をつけた男たちが乱入した。
想像しなかった背景を見ていた。それが、悪魔が目の前に強姦されたこと。けれど、頭の中には別のことを望んでいた。
いきなり走っていて、知らない男たちをナイフで刺し、速すぎて掴まれないほどに。仮面が剥いだら、悪魔がショックした。
復讐のように、倒れた悪魔を引きずって、檻に閉じ込めた。動物のように見下ろして、容赦なく悪魔を虐待していたが、最後には何故か心が痛くなっただけと気づいた。そのため、契約もできた。
その後、二人は離れたが、母が子供にお金を与えなければならなかった。母の辛さを問わずに、毎月それを取り立てた。
数年が経って、結局前と同じく心が痛くなっただけ。“正常”な生き方を過ごした彼は、母を許し始めていた。トラウマより生まれた願望であるとともに、その願望は新しい人生を迎えるためであった。過去の男を捨てて、女として生まれ変わった。
生まれ変わった人は私の前、近づいてみたら、すぐに距離を取ろうとしている。顔は感情を隠そうとしているものの、はっきりと怖がっていると見えている。
「橋詰——紫織ちゃんだよね?ここでは一人だね。ちょっと、雑談してみよう?」
凍り付くように動いていないけど、視線がこっちに向かわない。罪悪感があると仮定できても、まだ確認しなきゃことがある。それでも、その顔や態度があの時によくあるものとそっくりだ。
立つままでは見下ろしているようと見られるから、下がってみて近づいて、床も触れるほどに——怖がっているまま、胸が熱くて痛くてなると思ったら、心臓が……撃たれた。
あそこには何かが起こったみたいが、確認できるのは化け物たちが段々強くなることだ。強さが彼女に伴ったら、河嶋がうまくやれないみたいだ。
なんだ!?これって……正しい……じゃないの?最初から、訪れられなんか欲しくないよ、だから彼女のせいだ。
「お前のせいだよ!!」
怖いよ、あの顔を見るだけで、怖すぎるんだ。なんで来て、近づいてみたまで。しなかったら、こうならないの。なんで、なんで急に撃ったんだ……。
訳が知らないけど、さっきの攻撃って幻覚?伏せているけど、怪我はなし。それより、今彼女は項垂れながら泣いている。やっぱり、そっくりである。
柔らかい言葉だけを選び、口にして、傷つけないように。涙が少しずつ止めていく、視線がもう一度こっちに見ている。その時、手が震えはしていない。
読みにくいけど、読みにくいこそ注意しなきゃいけないんだ。声もなし、表情だけで話しているみたいだ。
説得は目的であっても、言い方は強制や脅迫を少しでも表してしまったら、もう終わり。前は戦うようになるために使われていたけど、今回は完全に違うものだ。どうしても、あの時の過ちが繰り返されないように。
「こうなら圧迫感が凄いよね。ことを口にするタイプじゃないし、それなら、ここに言いたいことを書いてちょうだい?」
見られるままには書けないから、ちょっとだけ周りを見にしている。五感の判断、この部屋が長い間に片付けられぬ、彼女もシャワーを浴びない。
無茶苦茶で、何もかも散らかしている。有機物がまだ廃棄されるけど、他はそのまま部屋で置いている。
複数のコレクションが並んで、おもちゃ、ぬいぐるみ、フィギュア、ゲームも。よく使われているものだろう。他とは違って、こういうだけがきちんと整っている。
コレクションなら触り禁止でありそうだったけど、それよりももっと大変なことを気付いた。撃たれたのは本当だったし、蘇ったみたいだったけど、今なら肋が出ているの。何故かこうならば生きている。
恐怖のまま、彼女は号泣しているけど、やかましくても、恨みか怒りなどもない。ものを壊して、お仕置きを嫌がっている子供のようだ。
また蘇るのかも分からずに、残っている力で、近寄せっていた彼女に囁いている。せめて彼女が自分を憎まないように、自分をゴミだと考えないように、それだけが欲しいんだ。
泣き声がただ大きくなるだけで、もっと身震いが強くなっている。止めるように、抱いてみて、動ける体で。
「もういいよ。ほら、もう元に戻ったんだ。誰も殺さないよ。」
「——死んだ……あの人死んだ!!」
今回は、何も考えなくなり、頭が空きだ。どうせ強くなってきて、坂本さんの強さを超越したほどに。ならば、私の力じゃ……。
とったん、目に見たことのない形で屍者が現れて、数匹もある。傷跡が残り、戦いの証である。震えながら、立とうとしている。
ドアに入らないほど、筋肉が大きくなり、足音も。怖いと、逃げたいと認めながらも、最後に戦って突破しようとしたいけど、彼女は引き留めている。
「大丈夫だよ、まだ戦えるから。そして、彼が死んでも……。」
「——申し訳ないが、まだ死んで出来ないみたいですね。」
強化した坂本さんが突然現れて、スムーズに屍者を倒している。確かに、援助できるもの。それでも、もっと優先すべきものがあるんだ。
絶望な顔がしている紫織を見て、その涙を拭いて髪を撫でる。あの顔から見て、今は何も、虚しい顔だ。だから、空虚な心を慰めている。諦めずに、生き続けるように。
「すぐに退場の準備を。もっと強くなったら、ハードルが大変。」
焦っていて仕方ないから、逃げ道を決めていた後、彼女を連れてここから出ることにした。だけど、力を放って策戦を始めかけた時には、何かが起こる。
「——ああああっ!!」
紫織の叫びと共に、屍者たちの体から光が出ていて、一匹一匹中から破壊されていく。確認してみたら、全ての屍者が同じく破壊された。
頭が痛いと紫織が言い続けているけど、もう悲しくないみたいだ。殺された学生は彼女のせいかもしれないけど、今なら休ませてほしい。
出る前に、私が最後のさよならを告げる。花束に飾られている部屋は、綺麗のままで、笑顔できらきらしている写真が部屋の灯りとなる。
「ごめん、ごめんなさい……みんな。」
“Sometimes, it’s alright to run and know that not everything could be faced on”
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