最終章

卒業まで時間が無い。鈴木真莉はまだ来ない。卒業まで残り3日となった。


キーンコーンカーンコーン


朝のチャイムがなる


ガラガラ


扉の開く音


鈴木真莉が来た。


「おはよ」


みんな驚いた様子だった鈴木真莉がみんなの前に行き


「ごめんなさい」


と深深と頭を下げた。


みんなは驚いていて何があったのか把握しきれなかった。


「ど、どうしたの?」


みんなの代表として森本が聞いた

鈴木真莉は全ての経緯を話した。


「要さんは自殺じゃない。屋上から突き落とされた。突き落としたのは、榎本瑠衣さん。」


みんなが榎本を見た。


「ふざけるな。」


榎本が言った。

追いちをかけるように星乃ひめが言った


「もう逃げられないね笑親友だったのにね」


榎本は逃げるように教室を出ようとしたその時


バンッ


扉が空いた


「せ、せんせい?」


みんなが驚いた様子で先生が目の前に立っていた。


「お前の負けだ。」


そう先生が答えた。なぜ要サクラと親友の榎本が殺したのかそれを先生は聞きたかった。


静かな空間が流れた。数分後榎本が答えた。


「全部、あいつに、壊されたから。」


みんなが真剣に榎本の話を聞いている。


榎本は要サクラと確かに仲が良かった。だけど榎本が得意としていた絵を書いても要サクラのが上手かった。成績も、そんな中要サクラが告白をされたと聞いた。


「私は全部こいつに負けるのか?」


全部全部取られた。私の全てあいつに全部取られた。そしてちょうどいい所に鈴木真莉が要サクラをいじめた。それに1人混じるよう榎本もいじめた。だがそれでも笑顔でいる要サクラが気に入らなかった。放課後廊下を歩いているところに要サクラと先生が話しているのを見つけ耳を傾けた。


「やばい。先生に私がいじめていることをバレたらもう取り返しがつかない」


焦った榎本は屋上に要サクラを呼んだ。


「そっかまぁ仕方ないね」


みんなが同情するなら星乃ひめは答えた


榎本が怒り星乃ひめを殴ろうとしたその時


「確かに君は才能があったかもしれないけど、要サクラとは桁違いの努力の差が生まれたんだ」


それを聞いた榎本は崩れ落ちた


確かに榎本以上に要サクラは努力をしていた。全てに全力で全部頑張っていた。

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31人の殺人犯 る。 @rurulu__x

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