神様のうっかりミスでチートスキルを手に入れた俺はSランクの暗殺者になり無双する!

紫葉瀬塚紀

ショート&ショート 1話完結

 俺は凄腕S級暗殺者のマカトニ。今日のターゲットは悪い政治家だ。俺はステルス機を操縦して、悪い政治家が沢山居る建物の上空に飛来した。

「暗殺開始!」

 俺はミサイルを乱射し、建物を木っ端微塵に粉砕した。序でに有りっ丈の爆弾も投下してやった。

 建物の周囲はAENBIENの地獄と化し老若男女無数の死体で埋め尽くされた。

「暗殺完了!」

 俺はステルス機を飛ばし、悠然とその場を去った。


 俺は元凄腕のサラリーマンだった。有能な俺は妬まれ爪弾きにされたので、来る日も部屋に閉じ籠もりゲームに明け暮れた。夢中になりすぎて部屋に侵入したスズメバチに気付かず、アッサリと一刺しされ昇天した。

 死んだ俺は神様に召喚され、見所があると言ってチートスキルを付与された。本当はチョット(の)スキルだったらしいが神様が老眼の為間違えたらしい。そのまま数十年後に飛ばされた。


 俺はチートスキルを活かす為に暗殺者になった。最初は低額で仕事を受けていたが、今では依頼者が殺到し、毎日押すな押すなの大盛況だ。今日も美人で巨乳の依頼者が訪れて来た。


「私の元夫のツーフロアー氏がチャニスという女と不倫しているのでを是非殺して!お金は無いけど体で払うわ!」

「あっおくさんいけないこんなところでそんならんぼうなあああああ」

 俺は全身を銃弾防着で固め、何丁もの銃と手榴弾を用意するとツーフロアー氏の自宅に大型トラックで突っ込んだ。

「暗殺開始!」

 俺はショットガン、マシンガン、ロケットランチャーとあらゆる飛び道具を乱射し、手榴弾を投げ捲って片っ端から破壊した。奴の姿は見えないが多分死んでるでしょ。

「暗殺完了!」

 俺は通報を受け駆け付けた警察関係者の方々を皆殺しにすると、手掛かりを残さぬ様注意深くその場を去った。


 次の依頼は某ハゲの独裁者(事実上)だ。俺はチートスキルを使い光の巨人に変身すると、奴の本拠地である真紅の広い場所まで飛び、そこをぐちゃぐちゃに踏んづけて粉砕し、有りっ丈の必殺ビームを放って手当たり次第殺し捲った。

「暗殺完了!」

 帰る途中で太陽エネルギーが切れ、オホーツク海に落下したがそれはご愛嬌。


 次の依頼は豚し…おっとそれ以上はいけない。俺は暗殺遂行の為、魔法学園に入学した。能力試験会場で絡んで来たチンピラを半殺しにしていると美人で巨乳の幼なじみがいきなり抱き付き行為をした。後は知らん。入学場面は親の顔程見てきたのに卒業する場面はちっとも記憶に無いのよね。まぁ、いいや。色々あった後、俺は核ミサイルを豚の国にブチ込んで種族ごと消し去ってやった。

「暗殺完了!」


 その後俺は更に八面六臂の大活躍をしたが、いつの間にか尻すぼみとなり、気付けば他のチートスキル能力者に活躍の場を奪われていた。ふざけんなよ。でも一応活躍は続いているという事だから、まぁ、いいや。


 俺達の真の暗殺はこれからだ!


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