プロローグ 続き&SIDE 国王

早速だけど、過去の話。すんません。

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私が転生したての頃は、隣国のルビネック帝国とこの国が戦争寸前だった。

でも、そこに英雄が現れて私達の国を助けてくれた。

まぁ私のスキルがあったら楽勝だったけど。

ンなことがあったらからなのか知らないけど、お姉ちゃんがその英雄に嫁いだから、

私が第1王子(女子でも王族から離脱するまでは王子)に繰り上がった。

「おい」

「なんで弟なのにそんなに偉そうなの?」

「知ったこっちゃない」

「知らなきゃいけないの!あなたは、私の生まれた3年後に生まれたの」

姉弟間はいつもこんな感じだ。ほんっっっっっっっっっっっとにうんざりする。

弟のくせに生意気で、自分の思い通りにならないとすぐ泣き出す。

だからと言って弟言う通りにしたらそれはそれでつけあがってもっと五月蝿くなる。

誰か私のことを呪っているんじゃないかと時々思ってしまう。

この弟は何が目的なんだろう?。まさか私と同じ転生者?そんなわけがない。

そしたらもうちょっと空気を読めるはずだ。そんなこと毎日続けていた。

でもそんな生活が長く続くとは限らない。まさかあんなことになるなんて…。

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ここから下は読み飛ばしても可。この物語の主人公が住んでいる国の政治の話。

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ラリューシャ王国、王都にある城の一角にて…


俺の名前はゼノ。このラリューシャ王国の一応国王だ。一応だぞ。一応。

俺が一応な理由。それは先代の王様がルビネック帝国と戦争しているときに人質として奪われた。だから、一応王様。精密に言ったら王様代理。

あの戦争から20年以上、帝国と何度交渉しても、なかなか取り合ってくれない。

そもそも、こうなったのは前の帝王と今の帝王が変わったからだった。

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