第4話 小学生2

今でも時々、自分がヒーローになって活躍する姿を想像することがある。


それを考えるたびに僕は悩む、別に恥ずかしいと思ってはいない。


むしろまだそんなことを考える余裕と少年の心を持っているのかと感心する。


悩むというのは、僕のその妄想にどれだけの現実世界の人が被害を被ったということである。


ここでは懺悔として、小学生時代の一つの出来事を紹介しよう。


「友達が万引きをした」この言葉を聞いたのは公園で野球をしてた時である。


何故そんな情報が流れてくるのかは、よくわからない。


しかし、僕がそれを聞いて思ったのは激しい「怒り」である


世の中は正しいことしかないと思っていたから、浮かんだのだろう


だから、自分の正義に乗っかって僕は先生に言った。


ヒーローになるために。


僕は友達が悪だったから正義を執行し気持ちよくなっていて、さらに周りの子から讃称の嵐が来ると思っていた。


しかし、みんなの反応は全く違った。来たのはなんとも言えない僕を見る目だった


そこで自分がしたことに気づくのがセオリーなんだろう、だが僕は気づかない


言うことによって様々な関係が徐々に崩れて行くことに、まだ気づかない。


だから僕は幸せ者だ。
















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僕が死ぬまで @chiharuuuu727

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