夢を題材にしたホラーが好きな人におすすめです

文章を書くのが苦手なので箇条書きで好きなところを4話分けて書きました。

1
・女が後ろ姿しか見せないという、変に脅かしてこないのが不気味さを際立ててて好きです。
・背中で睨みつけている、というのがむしろ顔をこっちへ向けているよりも怖くてよかったです。
・後ずさっていってぶつかった時の背筋凍る感じがこちらにも伝わってきてドキドキしました、ヒリヒリさせる描写が上手すぎます。
・ホラーの認識阻害オチ好きなので「姉なんて居なかったんだ」という締めめっちゃ好きです。
・ホラー以外の点でも、怖い話に対しての友達のリアクションやズレた感想なども面白かったです。

2
・脅かした相手が死んでしまうというのが、シンプルに鬱展開すぎて好きです
・現実を侵食して怪異が襲ってくるのが好きなので母親とかテレビ放送が変化するの好きです
・最後の写真の男たちが一斉に喋るシーン、文がずらっと並ぶ演出込みで怖くてよかったです。
・「まぁ確かに殺さなくてもいいとは思うけどよ、そもそも覚史君が殺したわけじゃないし、そこんとこ誤解があるよな」ここのコメントおもろくて好きです

3
・ただ象の耳と鼻を切ったというだけならスプラッタ的な怖さだけだと思うのですが、それを「記号を剥ぐ」と表してるのが表現としての怖さ、ピエロのオリジナリティと異質さが際立ってて好きです。
・最後の二つの棺が並べられてるシーンの一気に緊張感出る感じと、その棺を開けずに話を締めるのがめちゃくちゃ好きです。

4
・1人が他の人の夢の内容を順々に喋っていたっていう展開が不気味すぎて良いです。
・認識阻害が好きなので覚史君が本当はいなかったという展開好きです。
・最後の覚史君と僕が同時に喋るシーンの演出凄すぎます。
・「そこで僕は目を覚ました」で締めるのあまりにも綺麗すぎて好きです。

全編通して、雰囲気作りがとてつもなく上手いと思いました。また、認識阻害や最後のどんでん返しなど読者側も登場人物と同じように驚き、恐怖できたのでよかったです。