第弐話 スキルチェック
スキルチェッカーについて、鴨田に教えてもらうことになった。
鴨田は話し始める。
「スキルチェッカーってのは、スキルを確認できるアイテムだ」
俺は一つ引っかかるところがあったので一つ、質問をすることにした。
「 『スキルを確認できる』ってことはステータスは確認できないってことか?」
「一応、スキルもステータスの一つだけど‥まぁ、そうだな、スキルだけしか見えない。そういうのは鑑定スキルを持った鑑定士しか見えないんだ。」
「自分のも?」
「自分のも。」
「『ステータスオープン!!!!』ってできないの?」
「出来ない。」
「ただし、鑑定士はスキルを使った時、人にステータスを見せるかどうか選択できるから、自分のステータスがどれくらいかとかなら見ることができるがな。」
「ふーん」
「後、余談だがスキルチェッカーは日本で生まれたらしい。少子高齢化の煽りを受けて鑑定士が少なくなっていった結果、人員が足りなくなり、鑑定士を使わずに自分達でスキルだけでも確認して、
魔窟省ってのはダンジョン専門の国家機関のことだ。
「へぇ。」
「こんな感じだが、分かったか?」
「すんげぇ分かりやすかった。」
「おう、そりゃ良かった。」
「あと一つだけ、これは毎年、中1から高3までやるから、中2になっても覚えておけよ。」
「ああ。」
「よし、もうすぐ授業始まるぞ」
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あれから、帰りのホームルームで「スキルチェッカー」が配られ、家に帰ってきた。
使う方法は
①スキルチェッカーに魔力をほんの少し込める
②スキルが見えるようになる。(10分間)
③出たスキルを自分でこの集計用紙に書き取る。
だけである。
『自分で集計用紙に書くという性質上、いくらでもスキルを偽る事が出来る』のではないかと思ったが、特殊な細工がしてあるらしく、スキルを偽れば、一瞬で分かるらしい。
凄い。
まずは魔力を少しこの「スキルチェッカー」に込めるんだよな。
〜〜〜〜〜〜あ~っじわじわ手から魔力が放出されていくのを感じる〜〜〜〜〜
別にこれに快感を覚えてるわけではないけど、なんかクセになるんだよなぁ。
そして、「スキルチェック!!!」
と大声で叫ぶ。
別に叫ぶ必要はないが、こういうのはテンションが上がる。
なんか叫んでしまった。
恥ずっ。
そんな感じで、拍子抜けにはなってしまったが、スキルを確認することにした。
俺はスキルを確認すると、とてつもない衝撃に襲われてしまい、放心状態になってしまった。
なんでかって?見てもらえばわかるよ。
俺が見た自分のスキルは、以下の通りだ。
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【神崎斗真スキル一覧】
[Sランク相当スキル]
身体強化:S Level1
〈
神級魔法: LevelMAX〈
我流刀術「アブソリュート」
このスキルは統合スキルです。内包されているスキルは以下の通りです。
刀:刀術 LevelMAX
刀:技術 LevelMAX
刀:力 LevelMAX
刀:機敏 LevelMAX
刀:抜刀術 LevelMAX
刀:新たなる流派の形成
刀:さらなる成長
刀:我流刀術 アブソリュート LevelMAX
:LevelMAX〈
[Bランク相当スキル]
我流護身術「
このスキルは統合スキルです。内包されているスキルは以下の通りです。
空手:S Level87
柔道:S Level85
カンフー:A Level84
ボクシング:A Level50
:Level54〈
[固有スキル:相当ランク 不明]
心身共鳴〈
一時顕現〈
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なんか筆が乗ってるのでもう一話書くかも?
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