第2話 女看守に依存させられたい

僕はただの平凡な学生


だけど僕の平凡な学生生活は終わりを告げた。


それは何故か…


僕は、捕まってしまったのである。


本当に何で??


何か犯人と僕の顔が酷似していたらしい。少年法はどうした?って感じなんだけど僕は刑務所に入れられてしまった。しかも独房…


ちなみに僕の囚人番号は666だ。


今こんなに現実逃避しているのには、訳がある。


絶賛拷問中だからだ。


男2人に鞭で打たれたり、尋問されたり、嫌な事etc


でも僕が耐えられてるのには意味がある。


それは母さんに会う事。女手一つで育ててくれた母さんに、僕はまだ恩を返せていない。だからこんな所で罪を認めてしまうなんて事は絶対にしないんだ。


そんなこんなで耐えていると今日の拷問は終わった。


今日で3日目、無罪を勝ち取る為に、僕は明日に備えて寝ようとしていると、


コツ..コツ..コツと階段を降りるヒールの音が聞こえた。


「あら、こんなに可愛らしい子がいるなんて聞いていないのだけれど。」


鈴を転がした様な綺麗な声が聞こえた。


「ねぇ僕?今日でもう3日目でしょう?そろそろ吐いちゃわない?」


「僕は冤罪なんです!母さんに会わなくちゃいけないんだ!こんな所で諦めていられますか?!」


「そう?強い子なのね。私そういう子好きよ。で、私が来た理由には訳があるの。拷問で疲れたあなたを癒してあげることね。」


僕はそれを聞いて理解した。この女は僕を籠絡しようとしているのだと。


「それは建前でしょう?!本当は僕を籠絡して罪を認めさせようとしているんだ!」


「あらあら、強情なのね..まあそう思うのはあなたの勝手なのだけれど。じゃあ私も勝手にさせてもらうわ。」


そう言って女は僕の牢の鍵を開けた。


そして部屋に備え付けられているベッドに座り、


「ほら、おいで膝枕してあげる。」


僕は久しぶりの人の温もりに耐えられず、ベッドに横になった。


さっきまで分からなかった良い匂いと柔らかさに心が少し安らいだ。


「こんなに傷をつけて、何が楽しいのでしょうね。あなたはよく頑張っているわ。本当よ?」


女は僕の髪を優しく撫でながらそう言った。


言葉が本当に傷に沁みて、僕は涙を流してしまった。


「あら、強情な子だと思ったけれど、やっぱり子供なのね。良いのよいっぱい泣いて。今くらい素直になりなさい。」


僕は泣き疲れてそのまま眠ってしまった。


その後も拷問の後は看守のお姉さんがやってきた。


毎回毎回繰り返される暴力に耐えたあとのご褒美はとても甘露だった。





今は..いつだ?何日?何週間?たったのか?

い..たい..いたい..痛い..痛..い


コツ..コツ..コツ..


あ..お姉さんだ..お姉さん..あぁ..お姉さん..


早く撫でてよ。優しくしてよ..もっと..もっと..


「お姉さん!お姉さん!!待ってたよ!!..早く入ってよ..何で入らないの??」


「ごめんなさい。私もうあなたの担当から降りることになったのよ。だから今日でおしまい。次は男の看守だそうよ。」


「嫌だ!そんなの嫌だ!!僕は..お姉さんが居ないと..僕は..」


「私だって嫌なのよ?でも上から言われたたら、ねぇ?」


「でも..でも..」


「強情なのは変わらないのね..ああ、そういえば、あなたが罪を認めたら私の家で特別監視だそうよ。」


「認める!認めるからぁ..僕を..僕を見ててよぉ..」


「あらそうなの?それだったら仕方ないわね。ほらおいで。」


お姉さんはそう言って腕を広げた。僕は無我夢中で飛び込んだ。


あぁ..あんしん..するなぁ..あし..たは..ごうもん..な..い..




女看守side


私は自分の胸の中で眠る男の子を撫でながら、昂る胸の高鳴りを感じていた。


長かった..ここまで..街中で一目惚れしてからここまで本当に長かった。


「強情だものね。でも、やっぱり安らぎには勝てないものね。あなたに冤罪をかけて


拷問させたのも私の作戦。それなのに、何も知らずに擦り寄って来るのだから本当に


可愛いわぁ..。あの五月蝿い母親も処分した事だし、明日からは天国だわぁ..。


あなたもそう思うわよね?まぁ返事は出来ないのだけれど。」


「どこにも行かせないわよ?だって私は看守で、あなたは罪人なのだから。」


私を惚れさせた大罪人さん♡






処女作だから許して..

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                       by 主




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ヤンデレ女子に生を実感する 稀有旅師-増田 @keuryosi-masuda

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