王女様、追放トラブルになったんだってよ
第9話
362:スレ主
そうですねぇ
どう話せばいいでしょうか
363:スレ主
あのですね、私、パーティを追い出されかけたことがあるんですよ
364:名無しの冒険者
え、え?
365:名無しの冒険者
聖女を追い出そうとした??
366:名無しの冒険者
なんで??
367:名無しの冒険者
つまり、追放されかけた、と
368:スレ主
その時のことは、本に書かれているのかどうか知りませんが
本当ですよ
369:名無しの冒険者
その追放されかけた話しが、戦士が家でメイドを雇っていないことにどう繋がるんだろ??
370:渡航者
とりあえず、さーっと戦士と勇者の書いた本を読了したけど
王女様の追放云々は書かれてなかった
371:名無しの冒険者
誰かー、他の魔物使いか魔法使いの本の内容知ってる人いるか?
もしくは手元にある人
372:名無しの冒険者
ハイハイ(・ω・)ノシ
私どっちも持ってるよー
初版で揃えたくて、わざわざ予約して買ったんだ
(`・∀・´)エッヘン!!
373:名無しの冒険者
初版で揃えたくて、ってことは読むのが目的じゃなくて
集めるのが目的の人か
374:372
まぁねー
んーと、王女様追放関連の内容があるかちょっと目を通して見ようかな
375:372
目次目次
あ、あった
魔物使いの本のなかにそれっぽいタイトルがある
376:名無しの冒険者
魔物使いのって、他の人の本と違って
インタビュー形式になってたよな、たしか
立ち読みしたから覚えてる
買わなかったけど
377:スレ主
それっぽいタイトル、ですか
378:迷探偵
そういえば、王女様って魔法使いの本以外は持ってるけど読んでないんだよね?
なんで??
379:名無しの冒険者
>>378
おい
380:名無しの冒険者
>>378
聞いてやるなよ
381:名無しの冒険者
>>378
ここまで暴露してきた内容からして察せられるだろ
382:迷探偵
うん、察してるし
顔も見たくないって断言してるから不思議なんだよね
普通さ、それだけ手痛い目に合わせてきた人の本、持っておきたいと思う?
だって、顔も見たくないんだよ?
私だったら、買わないな
なにかしらの理由で手に入ったとしても燃やすと思う
383:スレ主
たしかに、そうですね
まぁ、知的好奇心から矛盾した行動に出た
というのが理由の一つです
これは、彼らの本に目を通そうとしたことです
もう一つ、私が彼らの本を手に出来てしまった理由があります
384:迷探偵
その理由とは?
385:スレ主
献本が送られてきたんですよ
出版社名義で
一応、中身の確認もした上で私の元まで届きました
386:名無しの冒険者
下手に検閲して、これは見せられないとはならなかったかー
387:迷探偵
なるほど(´・ω・`)
話の流れをぶった切ってすんません
続けてください
388:372
目次でのタイトルは
【あわや、聖女追放?!】
だな
これだろ??
389:名無しの冒険者
ゴシップ記事のタイトルみたい
390:372
中身は……
あー、うん、笑い話みたいな感じでまとめられてる
391:スレ主
笑い話、笑い話ですか
そーですか、アレが笑い話
ふふ(*´艸`)
392:スレ主
うふふふふふふ
フフフ(´^∀^`)フフフ…
393:スレ主
>>390
自分で読む、という手もありますが
生憎、ここに本を持ってきておりませんので
引用して頂けませんか?
394:372
あ、はい
395:372
【引用】
それで、一番大きな仲違いとはなんだったんですか?
魔物使い(以下魔物表記)
「いえいえ、大したことではないですよ。
ほんのちょっとした、こう、なんていうか行き違いがありまして。
聖女に対してちょっした疑いが生じたんです」
疑い、ですか?
魔物「えぇ、疑いです」
どんな疑いだったのですか?
魔物「旅の資金、まぁ路銀ですね。
それを私的流用しているのではないか、という」
え?!それは本当ですか??
魔物「もちろん、そんな事実はありませんでした」
しかし、なんでまたそんな話に??
396:372
魔物「彼女が帳簿をつけ、お金を管理していたのは周知の事実でした。
でも、ある時勇者が行ったんです。
支給されてる金額に対して、我々が使える金額が少ないんじゃないか、と」
ははぁ、それで私的流用が疑われたわけですね
魔物「結局は誤解だったんですけど。聖女の方もやっていないことを立証することが出来なかったんです。
それで、一時的に彼女からパーティを外れて貰おうというところまで話しが進みました」
失礼ですが、相手は聖女である前に王女殿下です
告発する気が萎えることは無かったんでしょうか?
魔物「疑いはありましたが、それでも信じていましたから。彼女は僕たちの仲間です。
仲間のことを信じずに、最後まであの旅を続けることは不可能だったでしょう。
そして、信じた甲斐があり、彼女の無実は結果的に証明されました」
なるほど
しかし、どうして無実だとわかったんですか?
魔物「彼女が付けていた帳簿と、支給されていた資金を税理士にみてもらったんです。
もちろん、彼女が依頼していた税理士ではなく全く新しい人に頼みました」
なるほど、それで王女様は信頼を取り戻せたと
魔物「いやぁ、良かったですよ。彼女の無実がわかって。そうでなければ最終決戦で僕たちは負けていたかもしれない」
あわや追放、ですもんね
397:372
まぁ、こんなところだ
398:スレ主
あ、王女様
一番強い酒注文しだした
店員に止められてる
399:名無しの冒険者
これは、飲まずには語れないだろ
400:スレ主
あ、飲めないなら、ってことで
この場にいる全員に酒とご飯振る舞うってなって
なんか盛り上がってきた
401:名無しの冒険者
王女様、キレてんなぁ
402:名無しの冒険者
キレていいだろ、これ
403:名無しの冒険者
キレ方がなぁ
404:名無しの冒険者
支払い大丈夫なのかな?
405:スレ主
私にも褒賞が与えられましたから
これくらい大丈夫です
今なら王都の冒険者ギルドに来れば、夜10時まで飲み放題、食べ放題です
私の奢りなので遠慮せず、来れる方は来てください
406:名無しの冒険者
では、王女様
王女様視点で、この追放騒動はどんな感じだったんですか??
407:スレ主
王女様、強い酒が飲めないならってことで
めっちゃジャンキーなツマミと弱めの酒注文してる
408:スレ主
お待たせしました
少々喉に乾きを覚えたもので
語りのお供を注文してきました
あ、早い
もう来ました
409:スレ主
では語っていきましょう
410:スレ主
ある日、私が旅の資金を着服もしくは横領という行為をしている
という疑惑が立ち上がりました
411:スレ主
そんな疑惑が立ち上がった理由は、魔物使いの本にも書いてある通り
支給された金額と、実際使用してきた金額に大きな差がある、というものでした
412:名無しの冒険者
それで、実際はどうだったんですか??
413:スレ主
何度か書き込みをしていますが
私たちの旅の資金は、皆様の税金です
だから、大切に使うことを私は決めていましたし
不正もあってはならないと考えていました
なので、細かく帳簿をつけ信頼出来る税理士へとこまめにその写しを送り、チェックしてもらっていたんです
まさにそちら方面でも万全に近い準備をしていたのです
414:スレ主
しかし、それを彼らは知りませんでした
知ろうとすらしなかったんです
私がどんな思いで、経費を計算し
彼らの遊行費をカット、拒否し続けてきたか!!
(ノシ ´'ω')ノシ バンバン
415:スレ主
経費で落ちないと何度説明しても
娼館通いしたお金を経費として申請しようとしてくるし!!
416:スレ主
新しい奴隷を購入しては、解放させて
その奴隷の代金を無心してくるし!!
何度も何度も、何ッッッッ度も!!
それは経費では落ちないって説明したんですよ!!!!(´;ω;`)
417:名無しの冒険者
(´・ω・`)え...
418:スレ主
そのことに対して説明と抗議、そして拒否と却下を繰り返すたびに、父様の政治が悪いんだと責められ
たしかに奴隷制度には私も思うところはあります
女性の人権という意味でも娼館と娼婦の存在について考え、改めて行かなくてならないことも事実です
419:名無しの冒険者
王族相手に、お前の家族のせいだ
って責められたのか
で、だからこそ金を出せ、と??
420:名無しの冒険者
キッツ
421:名無しの冒険者
でもさ、それ話の主旨がすり替えられてるよな
その時問題になったのは、あくまで経費とその内容
あとお金の使い込みがあったかどうかで、政治の話はまた別だろ
422:スレ主
>>421
あなたのような方がパーティにいたら
もう少し、普通の議論ができたんでしょうけど
(´Д`)ハァ…
423:名無しの冒険者
議論どころじゃないもんな
424:名無しの冒険者
今までの暴露話から察するに
聖女がお金とった!!聖女が悪い!!
なんなら聖女の家族も悪い!!
ふじこふじこふじこ!!
まぁ、こういうことだもんな
旅の時点で悪いやつがいるとするなら、魔王なんだけどな
425:名無しの冒険者
魔物使いが本に載せた追放話も、結局王女様が悪いって言ってるようなもんだしな
426:名無しの冒険者
魔王「俺の立場」
427:名無しの冒険者
魔王「え、聖女が悪者?」
428:名無しの冒険者
魔王「(´・ω・`)」
429:名無しの冒険者
魔王「聖女が魔王だった??
それじゃあ、今ここにこうして存在してる俺は、いったい??」
430:名無しの冒険者
>>426 >>427 >>428 >>429
茶番乙
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