第2話

108:名無しの冒険者

うお、意外とちかいな!


109:名無しの冒険者

やったー!!

安価だー!!

ワァ───ヽ(*゜∀゜*)ノ───イ


110:109

じゃあねーじゃあねー!

旅先で食べた美味しい物の話!!


111:名無しの冒険者

たしかに、食べ物は気になるな

国ごと、つーか地域性によって味覚とかって異なるし

美味しい物、珍しい食べ物、逆に口に合わなかったなって食べ物の話は聞きたい


112:名無しの冒険者

砂漠の国や鉄器の国についても知りたいんだよなぁ


113:名無しの冒険者

王女様から見た、勇者やほかの仲間達の話も聞きたい!


114:名無しの冒険者

空の宝島の話聞きたい!


115:名無しの冒険者

>>114

雲の王国の話か


116:名無しの冒険者

無人島での海賊とのお宝争奪戦の話

王女様視点での話が聞きたい


117:名無しの冒険者

エルフの国へ行った話とか


118:名無しの冒険者

勇者や仲間が死んで、冥府に王女様が迎えに行った話も聞きたい


119:名無しの冒険者

色んな王女様の視点の話が聞きたいな

魔法使いとも友人関係らしいけど

今も交友が続いてるらしいし

あ!王女様が食べた、魔法使いの手作りご飯で何が一番美味しかったかとかも聞きたい


120:名無しの冒険者

勇者が沢山の女性を引き連れるようになっていったけど、それについての王女様の見解を聞きたい

勇者といえど、身分は庶民だったわけで

そんな庶民が、王族や貴族と同じように女性を囲うことについてどう思ってたのか知りたい


121:名無しの冒険者

女戦士だけの島、アマゾネス島の話を聞きたい


122:名無しの冒険者

魔族、魔王軍幹部との戦闘の話がいいな


123:名無しの冒険者

勇者専用の伝説の武器を集めた時の話がいい


124:名無しの冒険者

砂漠の国と鉄器の国の話かなぁ

聞きたいのは


125:名無しの冒険者

やっぱり旅のはじまりから聞きたいな

王女様と勇者の出会いからさ


126:名無しの冒険者

お、決まったか


127:名無しの冒険者

安価なら、って、決まったな


128:スレ主

了解しました

では、私と彼――勇者との出会いを話しましょう


129:名無しの冒険者

ワクワク


130:スレ主

すでに他の方の回顧録等で知っていることも含まれるでしょうがご容赦ください


131:名無しの冒険者

王女様との出会いは、勇者しか書いてなかったはず


132:名無しの冒険者

たしか、勇者は別の世界から来たんだよね?

じゃなかった、来たんですよね?


133:スレ主

>>132

>勇者は別の世界から来た

えぇ、そうですね

その通りです

あと、そう畏まらないでください

他の方のように、書き込みしやすい言葉でいいですよ


134:スレ主

では、勇者召喚について語りましょう

正確には大神官達が、魔王の侵略について神託を受け

私たちが今住む、この世界とは異なる世界

異世界から勇者を召喚したのです


135:スレ主

と、敬称を着けた方がよいですね

勇者さ……あ、はい、はい

わかりました


136:スレ主

助言により、敬称は略させて頂きます

勇者と私の出会いは、その召喚の儀式が行われた場所でした

その名の通り、儀式の間、と呼ばれる部屋です

ご存知の通り王宮内にあります

魔王討伐後、ここは見学可能となりましたので

興味があれば、王宮に足を運んでみてくださいね


137:名無しの冒険者

王女様も立ち会ってたって、本当だったんだ

見学行った時、説明に書いてあった


138:名無しの冒険者

王女様は勇者に一目惚れしなかったの??


139:スレ主

?????( ˙꒳˙ )?????

なぜ、私が彼に一目惚れしないといけないのでしょうか??

恋仲だという、噂からそういった質問やご指摘がきているのでしょうか??


140:名無しの冒険者

んー、勇者の肖像画をみたけど

普通に格好良かったから

恋するかなって思って


141:名無しの冒険者

勇者×王女、もしくは、騎士×王女のカップリングは王道だからな


142:名無しの冒険者

>>141

だから相手は本物のお姫様なんだから

そういう俗な話題は振るなよ


143:スレ主

あぁ、なるほど

要するに物語としては王道なので、現実もそういった王道な展開があったのではないか

とそういうわけですか


144:141

(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ


145:スレ主

期待に添えず申し訳ありませんが、無かったですね


146:スレ主

そもそも、ゆるやかではありましたが人類存亡の危機なのに

私としては、色恋に現を抜かしている時間は無かったんですよ


147:名無しの冒険者

ド正論


148:名無しの冒険者

ド正論で草


149:スレ主

私たちの路銀も、一部は国民の皆様からの税金が使われていました

この辺の決済報告書は提出してあるので、気になる方は王宮に問い合わせるとご覧いただけますよ


150:名無しの冒険者

あ、そうなんだ


151:名無しの冒険者

初めて知った


152:スレ主

皆様から集めた大切なお金です

そのようなお金を、目的以外で使うことは、少なくとも私は許されることではないと考えていました

それこそ、私と勇者が仮に恋仲であったとして

その交際費に魔王討伐の為の費用が使われていたとなったら、どう感じますか?


153:名無しの冒険者

ふざけんなって思う


154:名無しの冒険者

税金返せって、暴動起こす


155:名無しの冒険者

俺たちの金でなにやってんだってなる


156:スレ主

そうでしょう?

それほど大切なお金を使って旅をするのです

目的以外のことでは使えません

帳簿ではなるべくミスがないよう気をつけました


157:名無しの冒険者

なるほど


158:名無しの冒険者

つまり、王女様が財布握ってたのか


159:スレ主

話を戻しますね

儀式の間で、大神官達が勇者を召喚しました

その時の彼は、学生であったため

学生服姿で召喚された彼は、何が起こったのか最初はよく理解出来ておらず

呆然としていました


160:スレ主

そんな彼に、大神官が話しかけました

この時のことは、勇者も自伝や回顧録等に書いているのでご存知でしょう


161:名無しの冒険者

あぁ、あの、


「よくぞ来た、勇者よ」


のとこか


162:名無しの冒険者

有名だよねー


163:名無しの冒険者

この世界を救ってほしい、ってお願いするとこだよね


164:名無しの冒険者

舞台でも演じられてる人気な場面だよな


165:名無しの冒険者

(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ

で、王女様が


「この国は、世界は、今滅びに瀕しています。

どうか、魔王の手から私たちをお救いください」


って、頼む場面でもあったんだよね


166:スレ主

...( = = ) トオイメ


167:スレ主

(。´-д-)ハァ-


168:名無しの冒険者

ん?


169:名無しの冒険者

王女様の反応が、なんか思ってたのと違う?


170:名無しの冒険者

あ、実際は違ったのかな?

この出会い


171:スレ主

まぁ、なんて言うのでしょう

多少の誇張や捏造、創作は仕方ないな、とは考えていますし

そもそも、訂正の場を用意できませんでしたから

否定も出来なかったんですよ


172:名無しの冒険者

ん?

まさかwww


173:名無しの冒険者

ということは??


174:名無しの冒険者

あの、勇者のこと悪くいうつもりは無いけど

この場面、もしや嘘が含まれてる??

こんな王道な場面なのに??


175:スレ主

えぇ、はい

嘘がありますね

娯楽性を高めるための、ついてもいい嘘ではあるので許容範囲内ですが


176:名無しの冒険者

どの辺が嘘なの??


177:スレ主

私のセリフ部分

有名になり、舞台でも演じられてる部分、全部でしょうか


178:名無しの冒険者

えwww


179:名無しの冒険者

マジかwww


180:スレ主

こんなお芝居がかったような感じではなかったですよ


181:スレ主

実際の流れはこうです

勇者召喚が成功して、そのことに大神官含めた神官達がホッと胸を撫で下ろしました

そして大神官が、


「よくぞ来た、異世界からの勇者よ」


そう声をかけました

そして、いざ説明となった時に勇者が妙な感動に打ち震え


「コレって異世界召喚じゃん!!いや、転生!?

やったぁぁぁぁあ!!」


って拳を作り、天に突き上げました

説明する暇が中々掴めませんでした


182:名無しの冒険者

いわゆる、ガッツポーズしたわけね、勇者は


183:スレ主

反応が反応だったので

私も大神官達も、ポカーンとなりました

正直、これで私の彼への心象は良くないものになりましたね


184:名無しの冒険者

かたや世界の危機、人類存亡の危機でかなり真面目なのに

かたや勇者の方は、なんかこう遊びに来た感があるもんな


185:スレ主

それでも、大神官がなんとか彼に説明をしました


186:名無しの冒険者

この辺、王女様から説明があった、みたいに書かれてるけど

ここも違うのか


187:スレ主

違いますねぇ

まず、大神官から一通りの説明をしてもらい、それから私を紹介する、という流れでした

大神官の説明を、ちゃんと聞いているのかいないのかよく分からない態度だったのも印象が悪かったです


188:名無しの冒険者

よく分からない態度?


189:名無しの冒険者

どんな態度だったの??


190:スレ主

大神官の話にしっかり耳を傾けず

注意散漫、なんなら私のことをチラチラ見てきて

はっきり言うと、気持ち悪かったです


191:名無しの冒険者

あ~

それは


192:名無しの冒険者

許してあげてください

年頃の男の子なんてそんなもんです

可愛い女の子に目がないんです


193:名無しの冒険者

逆になんか勇者像が崩れて親近感わく


194:名無しの冒険者

それでも、後に良き友人となるんだから

わからないよな


195:スレ主

旅の間、険悪になると色々大変かなと考えて

気を使ってたんですよ


196:名無しの冒険者

王族に気を使わせてるとか

勇者ヤベェ


197:スレ主

魔法使いが加入してくれて

逆に彼女が私のことを気づかって色々サポートしてくれたので助かりました

彼女の加入までは、なんていうか胃痛が酷かったので


198:名無しの冒険者

oh(´・ω・`)...


199:名無しの冒険者

なんというか、お疲れ様でした


200:スレ主

とりあえず、私と彼の出会いについては、こんな感じでしたね


201:名無しの冒険者

なんか、思ってたのと違いすぎて草


202:名無しの冒険者

勇者の下心が、最初から見えてて塩っぱい気持ちになった


203:名無しの冒険者

まぁ、下心がないと

女性を何人も囲ったりしないよな


204:スレ主

彼女たちへの教育も大変でした

気づくと勇者と仲睦まじく過ごそうとするので

せめて時と場所を考えてほしい、と注意したりもしました

お陰で、私は勇者にも嫌われて行きましたけど


205:名無しの冒険者

嫌われていったけど

最終的にはお互い友人同士になってるんだから

わからないもんだよな


206:名無しの冒険者

これ、旅の物語ってより

暴露話だろ


207:スレ主

あら、そうでしょうか?

(*ゝω・)てへぺろ☆


208:名無しの冒険者

あ、わかってやってらっしゃるのね


209:名無しの冒険者

なんだ、この王女様おもしろいぞ


210:スレ主

さて、それでは次は何について語りましょうか?

とりあえず安価をしますね

>>222


211:名無しの冒険者

おっと、ゾロ目だ!


212:名無しの冒険者

って、めちゃくちゃ近い!!

えっとえっと

最初の街の話がききたい!!


213:名無しの冒険者

そういや、最初に訪れた町に魔族が潜伏してたんだよな


214:名無しの冒険者

そこでパーティに戦士が加入したんじゃなかったか??


215:名無しの冒険者

戦士の出した回顧録にもあるし

たしかに、最初の街の話は気になるな


216:名無しの冒険者

じゃあ、最初に訪れた町の話で!!


217:名無しの冒険者

俺も最初の町の話が聞きたい!


218:名無しの冒険者

戦士の回顧録出してこよ


219:名無しの冒険者

戦士との出会いってのも、王女様視点で聞いてみたいな


220:名無しの冒険者

安価なら↑


221:名無しの冒険者

安価なら>>212のやつで


222:名無しの冒険者

俺も最初に訪れた町でのアレコレ聞きたいな


223:名無しの冒険者

決まったー!


224:名無しの冒険者

今回は意見が一致したな


225:スレ主

了解しました

では、次は旅立った私と勇者が、最初に訪れた町でのことをお話しましょう



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る