承認欲求との共存

白鷺(楓賢)

本編

承認欲求というのは、私たちが何かを発信する際に常に影響を及ぼすものです。特にSNSなどで自分の考えや作品を共有すると、それに対する反応が気になり、承認欲求が刺激されることは避けられません。私は一度、SNSを辞めることで、この承認欲求をセーブしようと試みました。その結果、以前よりも気にしないようにはなりましたが、完全に消すことはできませんでした。


しかし、そこで私は考え方を変えました。承認欲求を消すことが不可能であるならば、それを無理に消そうとするのではなく、他の欲求、例えば「書きたい」という純粋な創作欲求を優先することで、承認欲求を小さくしていけば良いのではないかと。実際、私が感情日記やカクヨムでの小説執筆に取り組むときは、この「書きたい」という欲求が勝っており、他人の評価よりも「より良いものを作りたい」という意欲が前に出ます。


過去には、承認欲求を完全に消し去ろうと試みたこともありましたが、今ではそれは無理だと受け入れています。承認欲求が少しでも小さくなれば、それだけで自然と他人の反応が気にならなくなり、結果として、自分のやりたいことに集中できるのです。


今は、そのままの自分で、承認欲求があってもいい、それが小さくなっていくことで、結果的に楽になれればそれで良いじゃないかと思えるようになりました。書きたい時に、書きたいものを書き続けること。それが、私にとっての最良の道です。

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