先刻は応援ありがとうございました。
私は遅筆なもので、まとめてこんなに投稿されてるの、凄いなぁって思っちゃいます。
しかも秀句揃い!
木洩日のベンチの黙や秋海棠
→人影のない静けさを、〈黙〉の2音で
まだまだ私の引き出しにない語法です
粗衣粗食書き詠む暮し草の花
→〈草の花〉質素さにぴったり
愉快なる臍をくぼませ花梨の実
→〈愉快なる臍〉楽しい表現です
明るい黄色が浮かんできます
かなかなや古き手帳に付箋あと
→儚い記憶のイメージのまとめ方が
決まってます!
雨の夜は星をかくまふ銀木犀
→素敵な星の雨宿り🌟
天地に育てられたる月一輪
→地平からゆっくり昇ってくる月でしょうか
ほほづきや閉ぢし心を鳴らしてよ
母はね、ほおづきを鳴らすのがうまかったの。
だけど今では何を考えてるのか、何を思ってるのか、わからないの。
こんなシーンが浮かびました。
今年の古墳は、ハンバーガー状態で、中のかたは大変だったでしょう。
🍔
作者からの返信
やましん(テンパー)さん、そうですね、少し標高が高いとはいえ。
ようやく涼しくなって、中のかたもほっとなさっているでしょうね。
編集済
>木洩日のベンチの黙や秋海棠
粗衣粗食書き詠む暮し草の花
秋海棠の咲く静かな公園で、散歩しながら歌を詠む。
粗衣粗食は、徒然草や清貧思想を思わせる。
だが、新自由主義経済の世の中では「意に反して粗衣粗食」の人も増えてくる。
その中にあって「歌を詠める自分は、まだ恵まれている」と、小さな幸せを噛み締めてみる。
>祈るのは安寧ひとつ天の川
天地に育てられたる月一輪
コロンビアが和平に向かえども、ウクライナ・ガザ・レバノン・イエメン・リビア・ベネズエラなどは、安寧と程遠い。
そんな世界であっても、地平線から昇った月は天に浮かび、世界中の人が見ている。
月に対する美意識は、形は違えど世界各国にあって。
天・地・人の3つによって、育まれてきたものだと思った。